アップサイクルとは・意味

アップサイクル(Upcycle)とは、古くなり不要になったものや廃棄物を、単なる素材の原料として再利用(リサイクル)するのではなく、そのもの本来の形状や特徴を活かしつつ、新しいアイデアやデザインを加え、オリジナルよりも高い価値のものへと生まれ変わらせることをいいます。

リサイクルは廃棄物を原料や素材に戻すために大きなエネルギーを消費しますが、アップサイクルでは製品をなるべくそのまま活かすので、リサイクルに比べ環境への負荷が低くなります。

例えば、廃材を使って家具を作る、擦り切れたタイヤを使いスタイリッシュなバッグを作る、古い和箪笥を現代のインテリアにマッチしたデザインに生まれ変わらせるなどの数多くの取り組みがあります。また最近では、ビールの醸造過程で使用される穀物の有効成分を植物性プロテインの機能性食品として活用する「アップサイクル食品」など、フード業界での事例も見られます。

アップサイクルはファッションから家具・雑貨、食料品にいたるまで、さまざまな業界で注目されているサステナブルな取り組みです。

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