株式会社アミナコレクションは、同社が運営する世界各地の伝統的なモチーフや色使いを取り入れたファッション・雑貨を扱うブランド「チャイハネ」より、廃材を活用した着火剤「ファイヤースターター」を販売開始した。使われているのは捨てられるはずだったインド綿の糸くず。それらをロウで固めてできたサステナブルなアイテムだ。
コロナ禍の影響により、盛り上がりを見せているアウトドアアクティビティ。特にキャンプは、アニメやテレビドラマになった『ゆるキャン△』が話題になったり、週末にひとりで楽しむ「ソロキャンプ」スタイルが注目されたりと、その裾野は広がるばかりだ。
株式会社ソトレシピが全国20〜50代男女529人に実施した調査によると、全体の83.6%が「2021年に1回以上キャンプに行った」と回答。
「行った」と回答した人にキャンプ歴を聞いたところ、「1年未満〜3年」と答えた人はそれぞれ約15%(合計で約45%)と、半数近くにも上ることが判明した。
アンケートを実施したのが2022年3月だったことから、コロナ禍前後にキャンプを始めた人が非常に多いことがうかがえる。
ファイヤースターターは、そんなキャンプビギナーやこれからキャンプを始めてみたい人におすすめの着火剤だ。キャンプの定番、焚き火の火おこしやBBQなどでも活躍してくれるだろう。使い方は一般的な着火剤と同じく、燃料となる薪の下にセットし、ライターなどで着火する。
東洋工業株式会社が販売していた“おがくずを再利用してロウで固めた着火材”からヒントを得て、同じように廃棄となってしまうものから、何かワクワクするものを生み出せないかというところから企画がスタート。チャイハネらしい、カラフルで遊び心があるアウトドア用着火剤の開発に成功した。素材となる糸くずには、すべて廃棄予定のものを使っていて、こちらもインドのメーカーと協力し、直接輸入したものだ。
生産は日本国内、8個入りで価格は税込990円となっている。焚き火やBBQといったアウトドアだけではなく、薪ストーブの着火にも使用可能とのこと。着火剤単体の燃焼時間は約5〜7分。その間に風を送るなどして、うまく火を起こそう。
ファイヤスターターは、一つひとつ手作りで生産していて、使用する糸くずによって配色や形が異なる。開封後、そのまま使えるチャイハネオリジナルパッケージに封入されているため、人へのプレゼントにも最適だ。
特別な技術や素材を使ったものではないが、何気ない工夫とアイデア、行動力から生まれた環境に優しい着火剤をぜひ試してみてはどうだろう。
【参照サイト】ファイヤースターター(1VARIATION): 『チャイハネ』公式通販
【参照サイト】:ソトレシピ総研『キャンプトレンド調査2022』コロナ禍でさらに盛り上がるキャンプ熱!約8割の人がキャンプ飯を家で食べていることが判明
【関連ページ】:2022年も続々登場のキャンプギア。選ぶならサステナブルなアイテムを!
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斉藤雄二
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