ヴィーガン(ビーガン)とは・意味

ヴィーガンとは?

ヴィーガンとは、「完全菜食主義者」や「ピュアベジタリアン」と言われ、ベジタリアンの中でも厳格に菜食主義を実践し、穀類や豆類、野菜、果物、ナッツ類といった植物性の食品のみを食べる人のことです。肉や魚介類をはじめ、乳製品や卵、卵を原料とする食品も口にしません。牛や豚の骨、皮を原料とするゼラチンやはちみつ、和食に使われるカツオや煮干しの出汁を避ける人もいます。

また、食生活だけでなく、革製品やファー、シルク、ウールなど動物由来の衣類や、キャンドルの材料として使われるミツロウ、化粧品の原料となるラノリン、動物実験された化粧品のほか、動物園や水族館、競馬、サーカスといった動物の娯楽利用を拒否する、より厳格な人たちもいます。

これは、ヴィーガンのベースであるヴィーガニズムが「人間は動物から搾取せず生きるべきである」と定義されているからです。

ヴィーガンの理由・目的

ヴィーガンになる理由や目的には次の3種類があります。

・ダイエタリー・ヴィーガン(健康):アレルギーや栄養学の観点から、食事の面で、動物に由来するものを避ける人です。健康への配慮や肉を好まないなどの理由から、肉や魚介類、乳製品、卵を口にしません。一方、食事以外については、例えば革製品を使う、動物実験をした医薬品を購入するかどうかなどは、人によって異なります。

・エシカル・ヴィーガン(動物):動物愛護や環境保護などの倫理的な理由でヴィーガニズムの定義に忠実であろうとする人です。肉や魚介類、乳製品、卵だけでなく、加工の過程で動物由来の材料を使っている食べ物も排除します。具体的には、カツオや煮干しの出汁や、製造工程で牛の骨(骨炭)を使用する白砂糖を避けるなどです。また、食生活だけでなく衣類や化粧品、娯楽など生活のすべてにおいて、できるだけ動物から搾取しない選択をします。

・エンバイロメンタル・ヴィーガン(環境):エシカルヴィーガンと同じく、倫理的な理由でヴィーガンを選択した人で、その中でも「気候変動による環境問題」への強い課題意識を持つ人です。

【参照ページ】ヴィーガンとは・意味|IDEAS FOR GOOD
【参照サイト】日本ベジタリアン協会
【参照サイト】Vegan.com
【参照サイト】Vegan Society

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