世界で注目!アニマルフリーなヴィーガンダウンとは?日本で買えるブランドも紹介

ヴィーガンダウン

近年、世界では、動物由来の成分を使用しない「アニマルフリー」の製品が注目を集めています。アメリカ・カリフォルニア州では、「毛皮製品の販売と製造を禁止する法律」が2023年1月1日から施行され話題となりました。
参照:カリフォルニアが毛皮製品の製造・販売を禁止。アメリカの州で初 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD

今回の記事では、アニマルフリー製品の中でも冬に欠かせないダウンジャケットに焦点をあて、メリットやデメリット、選び方のポイントを解説します。日本で買えるおすすめアニマルフリーダウンブランドも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

世界で注目の「アニマルフリー」とは?ダウンは何が問題?


アニマルフリーとは「動物由来の成分を使用しないこと」を指します。食品や化粧品でだけでなく、ファッションの世界でも、毛皮、レザー、ダウン、カシミヤ、ウール、そして「シルク」など、動物性の素材を使用しない「ヴィーガンファッション」が注目を集めています。

冬に活躍するダウン製品は、通常アヒルやダチョウなど水鳥の羽毛を使用します。多くの場合、生きた状態の水鳥から毛をむしりとる方法(ライブハンドプラッキング)が採用されているなど、羽毛採取の方法が問題視されています。

こうしたながれを受け、消費者の間にも倫理的に羽毛を使ったダウン製品の着用を控えようという声が上がっています。また、いくつかの企業やブランドからは、アヒルやガチョウの羽毛ではなく代替素材を使ったアニマルフリーなアイテムが発表されています。

どんなダウンを選べばいい?認証マークを確認しよう

ヴィーガンダウン

アニマルフリーのダウンを選ぶ際に確認すべきポイントのひとつとしては、アニマルフリー製品であることを示す認証マークを取得しているかどうかです。

例えば、世界最大の動物愛護団体「PeTA」(People for the Ethical Treatment of Animals)の認証「PeTA-Approved Vegan」では、動物由来の素材(ファー、レザー、シルク、ダウン、ウール等)を使わず、ヴィーガン素材のみで作られている製品のみに認証が与えられます。PeTAの認証では、動物成分を使用しないことはもちろんのこと、動物実験を行っていないことも審査基準です。

PeTA approved

画像出典:PeTA公式

【参照サイト】the People for the Ethical Treatment of Animals Foundation(PeTA、米国)

また、イギリスのヴィーガン・ソサエティのヴィーガン認証もアニマルフリー製品であることを示すもの。この認証では開発や製造も含めてすべてのプロセスで動物由来素材とその派生素材を用いないことが基準となっています。認証取得後も毎年更新手続きが必要で、製造現場への監査も行われます。

The Vegan Society

画像出典:The Vegan Society公式

【参照サイト】Vegan Society(ヴィーガン・ソサエティ、英国)

アニマルフリーダウンのメリット・デメリットとは?

動物性の成分を使用せずに作られたアニマルフリーダウン。実際に購入を検討する上で気になるアニマルフリーダウンのメリットやデメリットを確認していきましょう。

メリット

アニマルフリーダウン製造時に使用されることの多い合成素材は水に強い点が特徴で、アウトドアにも重宝します。また、通常のダウンは水に弱く、クリーニングショップでの特別な手入れが必要なイメージがあるもの。アニマルフリーダウンは水に強いため自宅で洗濯できるものもあります。何よりも手入れが簡単な点も魅力です。

さらに、ダウンのように毛が抜けることがない点もメリットの一つ。代替繊維の場合は繊維が紐状だったりシート状に作られることが多いため羽根が抜ける心配がありません、

デメリット

一方で、ダウンの代替素材は、ダウンと比べると保温性が低い傾向があります。しかし、近年は代替素材の開発や研究が進んでおり、ダウンよりも保温性の高さを実現したものが増えており、一概にデメリットとはいえません。ただし、そうした高機能なヴィーガンダウンは、一般的なダウンジャケットと同等、もしくはそれ以上に価格が高いことも多いです。

日本でも買えるアニマルフリーダウンブランド紹介

アニマルフリーダウンの多くは海外ブランドによって作られています。今回は、日本でも購入できるアニマルフリーダウンブランドを紹介していきます。

Save The Duck(セイブ・ザ・ダック)

savetheduck

画像出典:Save The Duck

セイブ・ザ・ダックは、イタリアのミラノ発のアウターブランドです。「ダックを救え!」といった意味をもつブランド名の通り、製品にはダウン素材を使用していません。

ダウンの代わりに軽量のリサイクルポリエステル「PLUMTECH(プラムテック)」が使用されています。プラムテックは、最新のテクノロジーで開発されており、保温性や通気性を兼ね備えている上に軽量な点が特徴です。

カラーバリエーションも豊富でファッション性も高い点から欧米で人気のあるブランドです。

【関連サイト】Save The Duck

KAPOK KNOT(カポックノット)

kapok not

画像出典:KAPOK KNOT

ヴィーガンファッションブランドは海外発信のものが多いなか、カポックノットは日本発のサステナブルファッションブランドです。日本人のスタイルに合い、性別問わず取り入れられるデザインで、プライベートからビジネスまで、着回しが利くアイテムが揃っています。

カポックは、木の実由来の繊維で植物性の素材。空気中の湿気を吸って暖かくなる吸湿発熱機能を持っているのが特徴です。たった500gでもダウンに匹敵する暖かさが実現できます。また、カポックノットは前述のPeTA認証も受けています。

カポックノットでは、ジャケットの暖かさはもちろん、サイズやカラーが自分に合うかどうか2週間試着できるサービスがある点も魅力的。安心してショッピングができますね。

さらに女優の二階堂ふみ氏とのコラボモデルのアイテムを購入すると、売り上げの収益の10%が「アニマルライツを追求する団体」に寄付されます。

Animal Free Down

左から順に、TRENCH/CHINA DRESS/SCARF(画像出典:KAPOK NOT)

【関連サイト】カポックノット

EcoAlf(エコアルフ)

EcoAlf

画像出典:EcoAlf

スペイン発のサステナブルファッションブランドのエコアルフ。ペットボトルやタイヤなどを再利用した素材で作られた製品をメインに販売しています。
ダウンのかわりに再生素材の「FELLEX(フェレックス)」を使用したシリーズが取り揃えられています。

【関連サイト】EcoAlf(エコアルフ)

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)

THE NORTH FACE

画像出典:THE NORTH FACE

大手アウトドアメーカーのノースフェイスでもアニマルフリーダウンが購入できます。
ノースフェイスでは、ダウンの代わりに化学繊維「THERMOBALL PRO(サーモボールプロ)」を使用。
保温性の高さと、かさばらずにコンパクトにまとまる点が特徴です。持ち運びに便利なため、アウトドアシーンで大活躍しそうですね!

【関連サイト】THE NORTH FACE

世界が注目するアニマルフリーダウンを取り入れてみよう

今回は多くのブランドが取り入れ始め、注目の高さがうかがえる「アニマルフリーダウン」について解説しました。最新技術を駆使して開発された機能的なダウン代替素材を使用した軽量で暖かいアニマルフリーダウン。

ダウン選びにもぜひエシカルな選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

【関連ページ】二階堂ふみ×KAPOK KNOT、アニマルフリーファッションの可能性を伝えるコラボレーションアウターを販売中!
【関連ページ】アニマルフリーダウンのSAVE THE DUCK!丸ビルのポップアップストアをレポート
【参照ページ】ヴィーガンファッションとは・意味 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOO

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飯田千聖

千葉県の海沿いの町で暮らすライター。ヨガ、アーユルヴェーダ、マインドフルネス、サステナブルなどに興味があり、それらを取り入れ、ゆったりとした暮らしをしています。 近々スリランカにアーユルヴェーダ修行に行く予定です!