国内外でカクテルバーを運営しているSG Groupは、ごみゼロの日である5月30日(月)に、カフェ&バー「æ(アッシュ)」をオープンした。注目は、店舗全体でゼロウェイストを実践し、世界トップレベルのコーヒーとコーヒーカクテルをサステナブルに提供している点だ。ごみゼロを目指し、メニューからオペレーションまで、細かなところにまでこだわっている。
![アッシュ](https://lifehugger.jp/wp-content/uploads/2022/07/main-e1657164202729.jpg)
コーヒーショップで最も多い廃棄物は、コーヒー豆のかすだ。近年、食器やアパレルとして再利用されるようになってきたコーヒーかすだが、æでは三浦半島の青木農園で肥料へとアップサイクルする試み行っている。農園で収穫した野菜をメニューでも採用することで循環を生み出している。
破損した食器やカップ、グラス類も、飲食店で多い廃棄物のひとつだろう。æでは、破損した食器を回収して肥料へとアップサイクルしている「BONEEARTH(ボナース)」と提携し、なるべくごみを減らすよう配慮している。
æのゼロウェイストな取り組みはまだまだある。メニューやショップカードはQRコードに置き換えることでペーパーレスを実現。テイクアウト用にはコーヒーハスク(コーヒーの実の外皮や殻)を原料とした、繰り返し使えるオリジナルなカップまで用意されている。
![ゼロウェイストなカフェ&バー「æ(アッシュ)」](https://lifehugger.jp/wp-content/uploads/2022/07/sub7-e1657164292452.jpg)
カクテルメニューのひとつ「Zero-Waste Classics(ゼロ ウェイスト クラシック)」は、SG Groupの各店舗でカクテルを仕込む際に出る食品ロスを再利用したオリジナルカクテルだ。抽出後のハーブやスパイス、果実といったこれまで廃棄されてきたものを再度見直して、新鮮なフレーバーを引き出している。
さらに、スタッフユニフォームは土に還る素材として注目されている、和紙由来の繊維を採用。店舗内壁面の鮮やかなブルーグレイは、廃棄デニムを使ったものだ。
![ゼロウェイストなカフェ&バー「æ(アッシュ)」](https://lifehugger.jp/wp-content/uploads/2022/07/sub9-e1657164343226.jpg)
記事内で紹介しきれないところも多数ある、細部までゼロウェイストにこだわったコーヒーショップとなっている。
その他の店舗情報は以下の通り。
- 店舗住所:東京都渋谷区神南1-5-2 川村ビル1F
- 営業時間:10時〜23時
- 定休日:火曜日
- 完全キャッシュレス会計
バリスタは、JAPAN BARISTA CHAMPIONSHIP(ジャパン バリスタ チャンピオンシップ)に過去2度優勝している石谷貴之氏、そしてバーテンダーは、SG Groupのファウンダーでもあり、世界で最も注目される後閑信吾氏だ。サステナブルな空間で最高級のコーヒーやコーヒーカクテルをぜひ一度味わいに行ってみよう。
【ウェブサイト】:SG Management Inc.
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斉藤雄二
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