高い蓄熱性能で温かさをキープ! 天然石の端材から生まれたアウトドア用プレートがMakuakeで販売開始

天然石の端材から生まれたアウトドア用コースターがクラファン開始

木材や布の切れ端、プラスチックの端材など、これまで不要なものとして廃棄処分されてきた素材は、ここ数年で新しい価値あるものとしてさまざまな製品にアップサイクルされており、Life Huggerでもその一部を紹介してきた。そんななかで、思いも寄らない身近なものが、商品化されようとしている。それが「石」だ。

石材加工や卸売業を営む株式会社冲セキは、天然石を活用したキャンプ用品ブランド「E.C.O GRANITE(イー シー オー グラニテ)」を立ち上げ、商品開発から販売までを行っている。

このたび、同社は墓石に使用される「花崗岩」「大理石」の高い蓄熱性と保温機能を活かしたアウトドアプレート「On the Rocks(オン ザ ロック)」の新製品を発表し、クラウドファンディングサイト・Makuakeにてプロジェクトをスタートさせた。

天然石の端材から生まれたアウトドア用コースターがクラファン開始

画像出典:Makuake

On the Rocksは、平たく加工した石のプレートだ。天然石が持つ優れた蓄熱性と、美しい質感・手触りを最大限に活かし、アウトドアシーンでのフタやコースターとして活躍できるアイテムとなっている。大きさの揃った粗粒が特徴的な花崗岩は、密度が高く耐久性にも優れており、磨き直すことで小気味良い光沢がすぐに蘇る。職人たちの手によって限りなく平らに加工された表面は、空気に触れる面積が少ないため冷めにくい。

天然石の端材から生まれたアウトドア用コースターがクラファン開始

画像出典:Makuake

室内温度25℃の屋内で実施した保温テストをみると、加熱直後70℃に暖まったプレートは、10分おきに約10℃ずつ温度が下がり、30分後でも約40℃の温度を保っていた。シェラカップやコッフェルなどの下に敷いたり、鍋と鍋敷きの間に挟んで保温したりといった使い方ができるだろう。花崗岩、大理石は最大で約570℃まで耐えられる。

天然石の端材から生まれたアウトドア用コースターがクラファン開始

冷たい状態も一定時間キープ可能。冷蔵庫に入れておき、アイスコーヒーグラスのコースターにしたり、アイスクリームの器に使ってみたりするのもよいだろう。

サイズは直径13cm、厚さ1cm、重さは約400〜450g、カラーは花崗岩がBLACK・NATURAL・RED、大理石がBLACK・WHITE、価格はMakuake超早割で1個4,888円(税込)から。プロジェクト期間は残り59日(※2022年10月31日現在)で、支援金は50%まで集まっている。

森林資源や石油由来資源を「いつまでもあるから」と大量生産、大量消費してきた結果が今日の環境破壊要因のひとつとされている。ありふれた石という素材も、市場価値が高いものはしっかりと手続きを踏み、重機などを使って採掘されたものであり、限られた天然資源であることにはかわりはない。石工職人たちが、丁寧に素材と向き合って生まれたアウトドアアイテム、興味がある人はぜひ支援してみてはいかがだろうか。

【参照サイト】:天然石の端材から生まれるサステナブルなものづくりで、アウトドアを心豊かに楽しむ。
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斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。