涼し気な小樽硝子は夏にぴったり!廃車の窓をアップサイクルした再生グラスが誕生

小樽再生ガラス

北海道・小樽市は、札幌からのアクセスが良い観光地であると同時に、硝子(ガラス)の名産地としても知られている。そんな小樽市有幌町にあるガラス工場・株式会社深川硝子工芸が、東京都江東区亀戸にある創業1948年のガラス屋・富硝子株式会社とタッグを組んで、廃車の窓ガラスをアップサイクルしたグラスを販売した。

今回発売されたグラスに使われているのは、道内から石狩市の産業廃棄物処理業者のもとに集まった廃車の窓ガラス。車の窓ガラスは、グラスウールなどにリサイクルされたとしても、コストがかかり敬遠されがちだった。今回SDGsの視点で「再生ガラスを食卓に」と考え、企画された。

北一硝子

手と工具で窓ガラスだけを取り外し、それらを再融解し、小樽の硝子職人が息を吹いて厚さ約2mm以下の薄いグラスに仕立てている。製造過程では、廃熱や、雪解け水や雨水を作業水として使用しており、環境には徹底して配慮して作られているのも特徴だ。

クリームフロートグラス

資源を大切にする気持ちや職人の技がつまった小樽再生ガラスを使ったグラス。これからやってくる暑い夏の日、レモンサワーやソーダ―などを入れて喉を潤すことで、粋な味わいを楽しめるにちがいない。

【参照サイト】トミガラスオンラインショップ
【参照サイト】株式会社深川硝子工芸
【参照サイト】富硝子株式会社

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河端 麻紀

愛知県で働く30代のフリーランスライターです。旅行関連の記事を得意としています。SDGsについては現在勉強中で、働きがいも経済成長も感じられる社会を目指しているところです。休日は映画鑑賞とジョギングを楽しんでいます。