新品と見分けがつかない!整備済みスマホ(リファービッシュ品)の購入ガイド

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近年では、さまざなジャンルの「中古品」や「リサイクル」、「ヴィンテージ」といった市場が盛り上がってきており、Life Huggerでも取り上げる機会が増えてきました。また、資源や環境保護といった観点から、新品の買い替えサイクルに疑問を持つ人が増えているようです。

当記事ではそんな中古市場の中から、毎日使うスマホやパソコンの「メーカー整備済品・リファービッシュ品」にスポットを当てて紹介します。記事の後半ではリファービッシュ品を扱うメーカーやショップも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

メーカー整備済品・リファービッシュ品とは

メーカー整備済品やリファービッシュ品とは、いったいどのようなものでしょうか。まずは、メーカー整備済品やリファービッシュ品の定義、メリット・デメリットを見ていきましょう。

メーカーが自社製品を引き取り整備して再販したもの

メーカー整備済品・リファービッシュ品とは、中古品や(初期)不良品などをメーカーが引き取り、修理や整備をし直して再出荷した製品のこと。“リファービッシュ”の語源は「磨き直す・一新する」という意味を持つ単語・refurbishです。「工場再生品」のほか、「修理再生品」と呼ばれることもあります。

メーカーや専門業者が依頼した技術者の手によって、検査・クリーニングをしっかりと実施するのが従来の中古品と大きく異なる点です。新品とほとんど変わらないところまで再生するため、メーカー保証が付いていたり、化粧箱や付属品が付け加えられていたりする場合もあります。

以前は高額で取引され、パーツを分解しやすいパソコンが中心に取り扱われていましたが、近年ではスマホやタブレット、家電など、さまざまなジャンルの製品がリファービッシュ品として販売されています。特に高品質でありながら買い替えサイクルが早いスマホのリファービッシュ市場は、毎年成長しています。

メリットやデメリットは?

リファービッシュ品はメーカーに一度手を加えられた製品であるため、市場では「中古品」と同様の扱いになります。そのため、新品よりも安く購入できる点がメリットです。製品や取り扱う店舗にもよりますが、20〜30%ほど安く購入できるところもあります。

製品のコンディションは非常に良く、経年劣化したパーツが換装されていたり、新品のバッテリーが搭載されていたりするなど、新品と遜色ない状態で販売されています。メーカーによる動作テストなども実施されるため、前述のようにメーカー保証や付属品がしっかりと揃っているケースが多いです。

デメリットは、どうしても多少の傷や使用感が残っている製品が存在する点です。あくまで中古品や不良品を改修したものであることを事前に理解しておきましょう。

また、在庫が流動的という点も利用しにくいポイントになっています。リファービッシュ品の在庫数は市場で発生した中古品や不良品に左右されるため、欲しいモデルがなかなか見つからないといったこともよくある話です。

サステナブルな観点からも注目されている

リファービッシュ品は中古品や不良品をメーカーが引き取って整備しているものであるため、サステナブルな観点からも注目を集めています。

「製品は作った企業が最後まで責任を持つ」という考えのもと、廃棄品の無料回収や環境に配慮した素材、製造工程の改善といった取り組みと同じく、自社製品をみずから手直しして再び活躍できる機会を生み出す活動にも注目していきたいですね。

リファービッシュ品を扱っているメーカー・ショップ3選

ここからは整備済品やリファービッシュ品を扱っているメーカーやショップを3つ紹介します。

Apple

画像は、appleから引用。

Appleは、「Apple整備済製品」として、iPadやMac、Apple Watchといったさまざまな端末のリファービッシュ品を販売しています。公式ストアページのサイト内検索に「整備済み」と入れて検索すると一覧がヒットするので、興味がある人はぜひ探してみましょう。

【ウェブサイト】Apple

カメラのキタムラ



株式会社キタムラが運営するカメラのキタムラも、「キタムラ リファービッシュ」と題した整備済品販売を積極的に行っています。独自の検査基準を設け、メーカー純正の交換パーツを使用。新品同様に整備、再生、点検、クリーニングを行ったものだけがキタムラ リファービッシュとして再販売されています。バッテリーは出荷時100%の新品と交換済です。

【ウェブサイト】カメラのキタムラ

Back Market(バックマーケット)

Back Marketは、リファービッシュ品や中古デバイスの専門ショップです。年々ライフサイクルが短命化するスマホなどを引き取り、自社で用意した専門家たちによるクリーニング、修理を実施。しっかりと動作テストを行い、リファービッシュ品として販売しています。

2022年末のブラックフライデーには、環境負荷の改善を訴えたキャンペーン「グリーンフライデー」を開催し、中古品や整備済品の魅力をアピールする取り組みも行っています。

【ウェブサイト】Back Market

リファービッシュ品は新品と中古品のいいとこどり

メーカー整備済品・リファービッシュ品について解説しました。リサイクル品や中古品への注目度が年々高まるなか、新品と遜色がないところまで整備したリファービッシュ品は”新品と中古品のいいところどり”とも言える商品です。「スマホのランニングコストを抑えたいけど、中古品は心配」という人は、ぜひリファービッシュ品も検討してみてはいかがでしょうか。

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斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。