夏から秋におすすめ、2022年オープンのサステナブルなお出かけスポット5選! グランピングや体験型コンテンツも

コロナ禍の反動からか、アウトドアアクティビティがますます人気となっています。夏から秋のシーズンは、都会を離れ自然の中でリラックスして過ごしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。近年では人や動物、自然環境への負荷をおさえたサステナブルな宿泊施設も続々と登場しており、自然の中で楽しむアウトドアアクティビティとの相性の良さを活かし、地球環境について学び・考えるような体験型コンテンツも人気です。

そこで本記事では、2022年に新規開業、もしくは夏から秋の期間限定でオープンする、自然をの中でサステナビリティが体験できるおでかけスポットや宿泊施設を集めてみました。GOOD NEWS(グッド ニュース) グッドニュース

「グッドニュース」は、食を中心に社会問題の解決を目的とした企業「株式会社グッドニュース」が企画したサステナブル商業施設です。那須街道とりんどうラインをつなぐ約600mの一本道に、カフェや食品製造工場、アウトドアショップ、ローカルレストランなどが並ぶ、地域密着型エリアとなっています。

各店舗や工場は地域に多様な雇用を生み出し、飲食店では地元の食材を使うなど、那須の資源を活かした持続可能な街づくりの実現を目指した場所です。

街の中心には、スキムミルクをアップサイクルした大ヒット商品「バターのいとこ」カフェがあり、提供されるコーヒーは堆肥化を意識しています。工場では廃棄ホエイ(乳清)をアップサイクルした新しいチーズの開発にチャレンジするなど、それぞれの施設が循環社会に貢献するような取り組みを行っています。

  • 所在地:栃木県那須郡那須町
  • 敷地面積:約43,000㎡
  • 施設オープン日程:7月6日(水)※一部店舗のみ7月22日(金)予定

宿泊施設はありませんが、誰でも気軽に立ち寄れる巨大サステナブル施設となっており、年間来場者は100万人と予想されています。

【公式サイト】:グッドニュース

ザ ノマド 八ヶ岳

ザノマド八ヶ岳

「ザ ノマド 八ヶ岳」は、THE NOMAD HOTELS & OUTDOORS(ザ ノマド ホテルズ アンド アウトドアーズ)が手掛けるサステナブルグランピング施設です。

南アルプスを一望できる14,000㎡の広大な大自然に、基礎工事を必要としない、サステナブルなトレーラーハウス型宿泊施設「どこでもタイニーホテル」1棟と、英国を代表するグランピング・テントメーカー「Camping with Soul(キャンピング ウィズ ソウル)」社製のグランピングテント2棟のみを用意し、3組だけが泊まれるという贅沢な宿泊施設となっています。

「どこでもタイニーホテル」はアメリカ発祥の、無駄のないミニマルな暮らしを実現する小さな家「タイニーハウス」をヒントに設計された宿泊施設です。各施設にはルームウェアや歯ブラシ、スリッパ等、一部のアメニティがなく、環境に配慮したサービスとなっています。トイレやシャワールームは、専用のサニタリー棟に用意されているので安心です。

施設構成や宿泊料金は以下の通りです。

  • 所在地:山梨県北杜市大泉町谷戸8599
  • どこでもタイニーホテル:約22平米/定員4名/1泊税込37,400円〜(素泊まり・1室2名利用時)
  • グランピングテント:約20平米/定員4名(1棟あたり)/1泊税込26,400円〜(素泊まり・1室2名利用時)※宿泊料金は変動制

2022年6月30日まで予約時の事前決済を条件に、1人につき1,100円が割り引かれるキャンペーンを実施中です。4人で泊まれば1室あたり4,400円の割引となります。また連泊プランなどもあるので、興味のある人は公式サイトから詳細を確認してみましょう。

【公式サイト】:ザ ノマド

Hoko.Glamping(ホコ グランピング)

ホコグランピング

「ホコ グランピング」は、根の上高原保古の湖(岐阜県恵那市)にオープンした、焚き火をテーマとしたグランピング施設です。施設内にそれぞれコンセプトの異なる3箇所の焚き火エリア「国内最大級のオリジナルファイヤーピット」「湖で焚き火を楽しめるタキビバレー」「各キャビン専用の焚き火台」を設置。薪には東海エリアで育ったヒノキを使っています。ヒノキは森林活動の保全や、焚き火の煙で森もきれいになるようなサステナブルな側面も持っています。

また、SDGsへの取り組みとして地元団体とパートナシップを結んだツアー「Fun & Joy Day」も企画中です。近年社会課題となっている間伐に関する課題、野生動物による鳥獣被害に関する課題などをテーマとした内容となっており、宿泊した人は無料で参加できます。

  • 所在地:岐阜県恵那市東野2390−165
  • グランピングドームステイ宿泊費:大人1人/税込16,300円〜(ローシーズン)・最大4人・朝夕2食付

【公式サイト】:ホコ グランピング

Norikura Nature Dome(ノリクラ ネイチャー ドーム)

ノリクラ ネイチャー ドーム

「ノリクラ ネイチャー ドーム」は、長野県松本市で開催される体験型観光コンテンツです。長野県の大自然のど真ん中に設置した360°透明な半円ドーム内でディナーやヨガ、ブックカフェなど、さまざまアクティビティが体験できます。フレームレスの透明ドームは、パノラマ展望で自然をダイナミックに堪能できる施設。完全予約制でプライベートが保たれた空間です。

そんな非日常空間でオープンしている「乗鞍(のりくら)星と月のレストラン」では、地元の信州プレミアム牛を中心に、こだわりの食材を使ったスペシャルメニューが味わえます。18時になると宿泊施設からドーム会場まで移動し、20時ごろまで夕食と夜空を鑑賞、21時に解散というコースです。朝や日中は、ヨガやピラティス、ブックカフェなどの開催も予定しています。

各プログラムで利用する調理器具や照明等の電力はすべて電気自動車から供給され、食器類もリユース可能なものを採用。CO2の排出を抑えた、静かでサステナブルな演出にこだわったコンテンツです。

  • 乗鞍高原 一の瀬園地どじょう池付近 ※予約は原則として乗鞍高原宿泊施設を利用予定の人限定、宿泊施設から移動
  • 開催期間(乗鞍 星と月のレストランでのディナー):6月1日(水)〜10月31日(月)
  • 時間:18時〜21時
  • 料金:アルコールとソフトドリンク飲み放題プラン 1人25,000円
        ソフトドリンク飲み放題プラン(ソフトドリンク飲み放題、またはアルコール1杯付)1人22,000円
    ※上記金額にはチャージ代・信州プレミアム牛すき焼きディナー・ソフトドリンク代・コンシェルジュサービス料・保険代が含まれます

ヨガやブックカフェといった日中のプログラムは公式サイト「信州未来づくりカンパニー」をご覧ください。

【公式サイト】:信州未来づくりカンパニー

かいづか いぶきヴィレッジ

かいずかいぶきヴィレッジ

「かいづか いぶきヴィレッジ」は、大阪府貝塚市にある巨大複合施設です。”ヴィレッジ”の名の通り、約12,000㎡の広大な敷地面積にはグランピング施設、フレンチレストラン、農園、キャンプ場、温泉、バーベキューサイト、農産物直売所などが点在しています。

「福祉と農業の力を借りる」を基本コンセプトとしており、施設の運営の大部分は障がいのある人たちの活躍を前提とした設計です。プロの支援員が在中し、就労支援や定着支援を行いつつ、多様性を受容するダイバーシティ経営を目指しています。レストランでは、敷地内で収穫された地元野菜を使ったメニューを、三ツ星レストランシェフが調理。地産地消のコースが楽しめます。

  • 所在地:大阪府貝塚市馬場3081
  • グランピング施設:17棟
  • バーベキューサイト:34区画
  • キャンプサイト:6区画
  • レストラン:55席

グランピング施設宿泊費などの詳細は、公式サイトからお問い合わせください。

【公式サイト】:かいづか いぶきヴィレッジ

どの施設も、そこでしかできない体験ができるようになっていて、お出かけ意欲をそそられますよね。自然を満喫できる施設で五感を刺激しながら、サステナビリティについて考えてみてはいかがでしょうか。

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斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。