夏休みの自由研究に役立つ、親子でチャレンジ!おうちで楽しむ体験キット9選

昨今は新型コロナウイルスの感染拡大防止による外出自粛の影響で、休日を自宅で過ごす家庭が多いのではないでしょうか。これからの夏休みの時期、旅行やテーマパークには連れて行ってあげられなくとも、いつもの週末とは違う、何か思い出に残る過ごし方をさせてあげたい。特に小学生以下のお子さんがいらっしゃる家庭では、夏休みのおうち時間に頭を悩ませている人が少なくないかもしれません。

そこで今回、Life Hugger編集部では親子でおうち時間を楽しめる体験キットをセレクトしてみました。実際に見て、触って、手を動かしながら、親子で「衣・食・住」について学び、環境や健康について考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

布でつくる みつろうラップ

布でつくる みつろうラップ

「布でつくる みつろうラップ」は、​みつばちの巣から採れる「みつろう」をアイロンで溶かして、布に染み込ませて作るラップです。みつろうラップに初めてチャレンジする人でも、10分ほどで簡単にみつろうラップを作ることができます。作ったみつろうラップは、水洗いすれば繰り返し使うことができます。節約になり、プラスチックフリーなので環境にも優しいです。みつろうには、抗菌・保湿効果があり、食品の鮮度を保ちながら包むことができます。また、手のぬくもりで温めることにより、どんな形にもフィットします。

また、サイトからみつろうラップを通してプラスチックごみについて考えることができるワークシートがダウンロードできます。夏休みの自由研究や親子でプラスチックごみを減らす方法について考えるきっかけになりそうです。布でつくるみつろうラップは、2020年にGOOD DESIGN AWARDとホビー大賞の東京都産業労働局長賞を受賞しています。

【おすすめの年齢】小学1年生くらいから
布でつくる みつろうラップ

ホントの紙ねんどつくるキット

ホントの紙ねんどつくるキット

「ホントの紙ねんどつくるキット」は、紙専門店が作った、紙から紙ねんどを作れるキットです。市販されている紙ねんどは、パルプ原料(紙のもとになる植物繊維)に添加物を加えて作られており、ほとんど紙(パルプ)は使われていません。ホントの紙ねんどは、紙ねんどが何でできているのかを知り、クエン酸と重曹の化学反応で紙が溶けることを発見するなど、紙ねんどを作る工程を間近で見ることができます。紙ねんどが出来上がるまでの所要時間は30分から50分ほどです。

のりの量でねんどの仕上がりに違いが出るので使うときの感触の違いを楽しめます。また、市販の紙ねんどよりも紙の素材感がわかる風合いに仕上がるので、紙特有の優しい手触りの作品を作ることができます。第29回日本文具大賞2020機能部門でグランプリを受賞している商品です。

【おすすめの年齢】4歳くらいから
ホントの紙ねんどつくるキット

芽が出る鉛筆(スプラウトペンシル)

芽が出る鉛筆 (スプラウトペンシル)

「芽が出る鉛筆(スプラウト・ペンシル)」は、短くなって使いづらくなった鉛筆を、捨てる代わりに土に挿すと、花や植物へと生まれ変わるという不思議なアイテム。鉛筆のおしり部分に、種子入りの植物性カプセルが入っているので、そちら側を土に埋めて数日間待ちます。種の種類によりますが、1~4週間程度で芽が出てきます。

本体の木の部分も含め100%天然素材で作られており、鉛筆の芯は鉛不使用でグラファイトと粘土のみを使用。最終的にすべて土に還る鉛筆です。現在用意されている植物は、ひまわり、バジル、セージなど全部で10種類。書く→植える→育てる→楽しむというサイクルを通して、資源の「循環」について、親子で考えるきっかけになります。

芽が出る鉛筆 (スプラウトペンシル)

【おすすめの年齢】5歳くらいから
芽が出る鉛筆

茅乃舎 手づくり味噌キット<合わせ味噌>

茅乃舎 手づくり味噌キット

「茅乃舎 手づくり味噌キット」は、人気の味噌づくり教室から生まれた、味噌を手作りできるキットです。キットに入っている材料は国産原料にこだわり、素材それぞれのおいしさを最大限に引き出すために、下処理が施されています。作り方は、混ぜる、こねる、寝かすの3ステップだけ。

熟成期間は時期によって異なり、夏は1ヶ月前後、冬は1ヶ月半~2ヶ月かかります。1キットで約2.5㎏、4人家族で毎日お味噌汁を飲んだ場合約1ヶ月分の味噌が作れます。日本を代表する発酵食品である味噌は健康にも良いとされています。夏休みに仕込んだ味噌が出来上がるのは、9月以降の秋になります。寒い季節がやってきたら、手作り味噌を使って親子で味噌汁を作りに挑戦してみてください。

【おすすめの年齢】4歳くらいから
手づくり味噌キット<合わせ味噌>

おうち山田うどん 手打ちキット

おうち山田うどん手打ちキット

おうち山田うどんの「手打ちキット」は、おうちで手打ちうどんが作れるキットです。粉ではなく、冷凍したうどんの玉が送られてくるので、簡単においしい手打ちうどんができます。素うどんだけでなく、カレーうどん、きつねうどん、肉汁つけ麺、紅白うどんなど、うどんの種類も豊富。シリーズ累計4,000個を販売(※2021年7月7日現在)している人気の手作りキットです。

また、期間限定で夏休みの自由研究の宿題に使える「自由研究キット」も販売されています。自由研究キットは「素うどん」の手打ちうどんキットに、4種類の自由研究レシピと研究結果を書き込めるレポートフォーマットが付いてきます。研究テーマは「うどんを作る過程で重要な4つの工程を変えると、うどんの味はどのように変化するのか」。うどんの味を堪能しながら楽しく研究をすることができます。また、研究レシピごとにレポートの書き方事例が載っているので、自由研究のポイントを簡単に理解できるよう、研究レシピそれぞれのレポートの書き方事例も掲載されています。作り方やトッピングを工夫して、親子でおいしいうどんの作り方を研究すれば盛り上がることに間違いありません。

【おすすめの年齢】6歳くらいから(小さいお子さんでも部分的に手伝える部分はあります)
おうち山田うどん手打ちキット

さぬきうどん英才教育キット

さぬきうどん英才教育キット

「さぬきうどん英才教育キット」は、おうち山田うどんの手打ちキットと違い、粉からうどん作りをすることができます。必要な材料はすべて揃っており、初めてでも作れるようわかりやすい作り方が載っているワークブックやYouTubeの動画があります。5人前のうどんが作れるキットが2セット入っているので、家族のメンバーごとに麺の太さなどを変えたオリジナルうどんを作ることができます。

うどんの作り方は、1日生地を寝かせ、もちもちしたうどんを作ることができる「ほんきコース」と、生地を寝かせる時間を少なくし、半日で完成することができる「おてがるコース」の2種類から、子どもの年齢や作業時間に合わせて選べます。うどん作りは、粉や生地の感触や、昆布・いりこ等の出汁の香り、うどんの味など、五感をフルで使う作業です。包丁の使い方も大人と一緒にチャレンジする良い機会です。日本の食文化に触れながらおいしいうどんを親子で楽しむことができます。

【おすすめの年齢】3歳くらいから(包丁使用時や茹でる際は保護者の手助けが必要)
さぬきうどん英才教育キット

LFCコンポスト「コンポスト チャレンジ」キット

LFCコンポスト

LFCコンポストの「コンポスト チャレンジ」キットは、生ごみをLFCコンポストで堆肥にして、野菜づくりまで取り組むことで食のリサイクルを学ぶ体験キットです。コンポストの使い方、生ごみ、微生物のことを学ぶ子ども向けのオンライン授業や、専用の相談LINEで子どもが自らエコ活動を実践して学ぶことをサポートします。

1日300~400gの生ごみを3週間投入すると、2~3週間ほどで栄養価の高い堆肥ができます。LFCコンポストは、堆肥ができて容器を折り曲げるとプランターに早変わり。付属の土と季節の種で美味しい野菜を育てることができます。この「コンポストチャレンジ」で家庭の生ごみ6㎏、二酸化炭素も2.1㎏削減することができます。新しくLFCコンポストを購入する方向けのはじめてセット 6,160円(税込)限定75個と、すでにLFCコンポストを持っている方向けの「コンポスト チャレンジ」簡易セット1,560円(税込)限定125個が発売されています。

【おすすめの年齢】4歳くらいから
LFCコンポスト「コンポスト チャレンジ」キット

防災にも役立つエコグッズを工作「牛乳パックソーラーランタン」

牛乳パックソーラーランタン

「牛乳パックソーラーランタン」は、昼間に太陽電池で発電した電気を蓄えておき、周りが暗くなると自動で白色LEDが光りだす、ソーラーランタンのキットです。ランタンは牛乳パックやペットボトルなどをリユースし、切り貼りなどで装飾すれば、オリジナルのエコランタンを作ることができます。

作るだけでなく、太陽電池の仕組みを考えてみることは理科の勉強にもなります。おうちの照明にエコランタンを取り入れてみて、ゆったりとした夜のひとときを楽しんでみるのもいいかもしれません。

【おすすめの年齢】小学1年生くらいから
牛乳パックソーラーランタン
牛乳パックソーラーランタン Amazon販売サイト

まとめ

今回紹介したキットは、1日で完結するものや、1ヶ月近くかけて取り組むもの、そして再利用して長く活用できるものなど、楽しみ方もさまざまです。親子で取り組めば、家族でエコやリサイクルについて考えるきっかけとなります。今年はいつもとは少し違ったおうち時間で、新たな発見や学びを深めるのも良いのではないでしょうか。

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Yoko

留学時代に住み込みのベビーシッターのアルバイトを経験し、英国の家や庭を愛しDIYを楽しむ暮らしに影響を受ける。自宅の模様替えが趣味で、心地よい部屋作りのための掃除は欠かさない。海外での出産経験から、世界の教育・子育て事情にも興味あり。