師走もいよいよ後半戦。なるべくスッキリとした空間で新しい年を迎えたいと、断捨離や大掃除にと奮闘している人も多いのではないでしょうか。そんなときに困るのが、大量に出てくる不用品の処分です。まだ使えるものも多く、捨てるのはもったいないと思うとなかなか断捨離も進みません。
そこで本記事では、物を捨てずに断捨離する方法を製品ジャンル別でまとめました。時間に追われる年末の今だからこそ、ぜひ参考にしてみてください。
書籍
一度読んで本棚のなかで眠っている書籍はありませんか。本の処分の仕方は自治体の回収で古紙として出す、買い取り業者に依頼する、個人でフリマアプリを利用する、寄付をするなどさまざまです。
一冊ずつに思い入れがある、また状態がキレイな本は、少し手間はかかりますが、アプリなど自分で値段を設定して売る方が満足度は高いかもしれません。逆に、お金になる・ならないにかかわらず一度にたくさんの本を手放したい場合は買い取り業者がいいでしょう。
Life Huggerでも書籍の処分方法についてまとめた記事を用意しています。ぜひ、参考にしてみてください。
【関連ページ】本を高く売るならどこがいい?メルカリなど古本の売買ができるアプリ5選
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【関連ページ】売れない本はどうしてる?古本を寄付する場所や方法まとめ
衣類・下着・スポーツウェア等
衣類を処分する際にも本と同様、自治体の回収で古着として出す、買い取り業者に依頼する、個人でフリマアプリを利用する、寄付をするなどさまざまです。
ほかにも、兄弟や親せきなど家族のなかで循環させる、地域のフリーマーケットやマルシェで出店する、回収してアップサイクルを行う会社に提供するなど、手放した後も衣類の寿命を延ばす方法があります。
例えば、ワコールでは、女性用下着(ブラジャー)のリサイクルプログラム「ワコール ブラリサイクル」を2024年3月31日(日)まで実施中です。また、株式会社チヨダや西武そごうでは、靴の下取りサービスも実施しており、新しい靴の買い替えに便利な割引券などが貰えます。
デサントジャパン株式会社では、同社が展開するブランド「アリーナ」で、不要になったスイミングゴーグルの無料回収を実施しています。
アリーナ直営店や各種大会会場等に専用の回収ボックスを設置しているので、使わなくなったゴーグルがある場合は、ぜひ利用していきましょう。
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筆記具
ロフトでは、筆記具のパッケージを含むプラスチック類を回収しリサイクルする、使用済みぺンリサイクルプログラム「はじめよう、ペンのリサイクル」を実施中です。2023年12月時点では、89の店舗が回収場所となっています。回収対象は、使用済みペンの他、プラスチック製筆記具、修正テープ、プラスチック類パッケージなどです。
断捨離で出た使わなくなった文房具は、捨てるのではなく、ロフトに持ち込んでみませんか?
【参照サイト】はじめよう、ペンのリサイクル
歯ブラシ
歯ブラシは使用頻度が高く、消耗サイクルの早い生活用品のひとつです。ただ少しずつではありますが、企業側も歯ブラシを「廃棄しない」で処分する取り組みをはじめています。
例えば国内オーラルヘルスケアの大手、LION(ライオン)は、「ハブラシ・リサイクル」をスタート。使用済みの歯ブラシを回収・リサイクルし、植木鉢などの新しいプラスチック製品にアップサイクルするプログラムです。一部では、自治体がライオンと共同で歯ブラシ回収の取り組みをスタートしています。
また星野リゾートでもプラスチック資源を循環させるための取り組みとして、「歯ブラシを捨てない仕組み」を導入しました。
個人として参加できる方法もあるので、ぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか。
【関連ページ】歯ブラシを捨てずにリサイクル!回収場所は?ライオンや星野リゾートの取り組み
水筒
タイガー魔法瓶株式会社は、2021年10月より使用済みステンレス製ボトルの回収、再資源化の取り組みを行っています。メーカーを問わず、不要となったステンレス製ボトルを回収しています。2023年6月1日時点で、東京から沖縄まで全国361ヵ所と、タイガー社内でステンレス製ボトルの回収を実施中です。
同様に、サーモス株式会社も使用済みステンレス製魔法びん回収サービスを同社直営店「サーモス スタイリングストア」関東3店舗にて2023年5月からスタート。現在は「サーモス ストア」も含めて計6店舗で実施中(2023年11月現在)。使用済みのボトル、タンブラー、スープジャーが対象です。
処分しにくいステンレス製ボトルは、ぜひ回収ポイントに持っていきましょう。
【参照サイト】ボトル回収ボックス、全国361ヵ所に設置拡大 タイガー魔法瓶株式会社
【参照サイト】ステンレス製魔法びん 回収サービス サーモス株式会社
カーテン
一般的にカーテンは可燃ごみとして処分できますが、資源として使って欲しいですよね。
住まいのトータルコーディネートをサポートするニトリでは、全国の「ニトリ」「ニトリEXPRESS」「島忠」「島忠ホームズ」「ニトリホームズ」全店舗で、「カーテン回収キャンペーン」を実施しています。定期開催だった同キャンペーンも、いまではいつでも回収を受け付けています。お近くの対象店舗に問い合わせてみましょう。
【参照サイト】【ニトリのサステナビリティ】カーテン回収の取り組み
キッチン用品
火や水場で使うアイテムだけに、処分しにくいのがキッチン用品です。2007年ベルギーで生まれたキッチン用品ブランド・グリーンパンでは、使い古したフライパンの回収サービスを実施しています。グリーンパンの製品購入と引き換えの代わりに、回収対象品のメーカーや素材は問いません。
また、リサイクル事業を展開するテラサイクルでは、使用済みスポンジの回収プログラムを実施中です。自宅や学校、オフィス、自治体からの発送、カインズ、ABCクッキングスタジオ、スギ薬局での無料回収など、いくつかの方法があります。
【関連ページ】環境にも身体にも優しい「グリーンパン」が古いフライパンの無料回収サービス開始
【参照サイト】3M スコッチ・ブライトスポンジ リサイクルプログラム
スキンケア・コスメ容器
プラスチックフリー(レス)な暮らしを意識し始めると、コスメのプラスチック容器も気になるもの。特にスキンケアやコスメが好きな場合、たくさんごみを出すことに気が引ける人もいるかもしれません。
全国のロフトでは、店頭で化粧品の容器を回収する「回収リサイクルプログラム」を2024年8月31日(土)まで開催中です。各店舗によって回収できる容器が若干異なるため、公式サイトでチェックしてみましょう。
ほかにも常設や期間限定でメーカーや小売店などで行われています。捨てる前に家の近くに回収場所がないかを確認してみましょう。
【関連ページ】ロフト全店にて使用済み容器回収リサイクルプログラムの実施を決定!
【関連ページ】コスメやスキンケアの空き容器は捨てずにリサイクルへ!回収スポットまとめ
バッテリー
処分の仕方に困るのが、充電式バッテリーです。バッテリーは、タブレット端末、Wi-Fiルータ、掃除機、電子工具、測定器など、今では必需品となった、身の回りの多くの物に使用されていながらも、一般ごみで出すことはできません。
効果的に処分したいなら、株式会社エコソルが展開している「リフレッシュバッテリーサービス」に回収を依頼するのもおすすめです。公式サイトから申し込めば、料金はかかるものの安心して任せられるのが嬉しいサービスです。
【関連ページ】資源循環の促進に!エコソルが廃棄バッテリーの回収・再資源化を開始
おもちゃ
おもちゃは子どもの成長に伴い不要となるもののひとつです。商品のライフサイクルが短いため、悩ましいアイテムともいえます。家族や近所の人同士で譲ることができれば理想的ですが、できない場合はどう扱ったらよいのでしょうか。
こちらの記事では、おもちゃを見直すタイミングや処分方法、おすすめのリサイクルショップなどを提案しています。ぜひ参考にしてみてください。
【関連ページ】遊ばなくなった子どものおもちゃはどうする?捨てずに譲る方法
メガネ
レンズとフレームの組み合わせで処分が難しいのがメガネです。
株式会社ジンズでは、国内のJINSおよびrim of jins(リムオブジンス)で不要になったメガネ、サングラスの回収を実施中です。各店舗に「BRING PLA-PLUS プロジェクトメガネリサイクルBOX」を設置しています。
また、HOYA(ホーヤ)ビジョンケアカンパニーと株式会社ビジョンメガネは、メガネリサイクル事業を行う日本ライオンズクラブと協働で、使わなくなったメガネを回収する「アイ・ラブ・エコ プロジェクト」を実施しています。
食品
お中元や戴き物など、食べ物の扱いには慎重になってしまうものです。好みでなかったり、量が多すぎて困っていても、できればそれらを喜んでもらえるところへ譲りたいですよね。
Life Huggerでは、ゼロウェイストライフの考えを軸に、食品の使い切り方、処分の仕方をまとめています。記事中で紹介しているフードバンク/ドライブも、最近ではコンビニに回収ボックスがあるなど身近な取り組みになってきています。ぜひ選択肢のひとつとして検討してみてください。
【関連ページ】ゼロウェイスト生活でできること!アイデアまとめ【食材編】
その他生活用品
この他にも、無料回収やリサイクルを実施している生活用品があります。
レジ袋廃止とともに需要が高まった「エコバッグ」も、キャンペーンの景品になっていたり、買い物ついでに購入したりと、増えてしまいがちです。
パタゴニアでは、各家庭で使用されずに眠っているエコバッグを回収し、共有する「エコバッグ・シェアリング」という取り組みを行っています。また、D&DEPARTMENT(ディアンドデパートメント)でも同様の取り組みを行っており、どちらも常時参加者を呼びかけています。
使用済みでも問題ないため、不要なエコバッグがある場合は、一度問い合わせて見ましょう。
他にも、無印良品では、全国126店舗にて不要になった保冷剤を回収し、リユースする取り組みを実施中です。他社製でも回収可能ですが、袋状の不織布タイプ、ブロック状のハードタイプは回収対象外なので注意しましょう。
【参照サイト】パタゴニア
【参照サイト】D&DEPARTMENT
【参照サイト】無印良品
さいごに
今回の記事では、今までLife Huggerで紹介してきた記事の中から、捨てずに断捨離する方法をまとめました。家にある不用品はできるだけ再利用しながら、家にアイデアやサービスがあれば、ぜひ役立ててください。
mia
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