服や化粧品を選ぶとき、デザインや価格、使い心地を基準にする人は多いのではないでしょうか。実はその商品が手元に届くまでにも、資源をむだにしないためのさまざまな工夫が重ねられています。オルビス株式会社と株式会社ZOZOは、中学生とともに「もったいない」をテーマにした特別講義を開き、商品づくりや買い物の裏側にある環境への配慮を紹介しました。
講義は6月17日、千葉大学教育学部附属中学校で探究学習の一環として開催されました。学年混合の生徒25名が参加し、化粧品をつくるオルビスと、ファッションECを展開するZOZOが、それぞれの立場から持続可能な生産と消費について伝えます。両社が実践する環境配慮の取り組みを通して、生徒が日常生活で実践できることを考える機会となりました。

オルビスとZOZOによる特別講義の様子
オルビスは、商品の使いやすさやデザイン性だけではなく、資源の使用量を減らす視点を取り入れたものづくりを紹介しました。人気商品のパッケージを従来品より一回り小さく設計することで資材の使用量をおさえ、配送時の段ボールのサイズ最適化にもつなげているといいます。本当に必要な要素を見きわめる「引き算の美」という考え方にもふれ、見た目だけでは分かりにくい環境への配慮を、社内では当たり前になっている工夫としてていねいに伝えました。
ZOZOは、オンラインショッピングで起こりやすい「サイズが合わず返品する」「着なくなった衣類を手放す」といった課題に向けた取り組みを紹介しました。足のサイズを計測するZOZOMATは、自分に合った靴選びをサポートすることで返品を減らし、物流や梱包資材の削減にもつなげています。また、衣類の下取りサービス買い替え割では、不要になった衣類を回収し、古着としてZOZOTOWN上で循環させるしくみを整えています。生活者が環境に配慮した行動を続けやすくするためには、企業によるしくみづくりも大切な役割をになっているといえそうです。

つくる側のオルビスと売る側のZOZO、それぞれの視点から持続可能な消費を学ぶ
講義の最後には、生徒が「暮らしの中で減らせるもったいない」について発表しました。参加した生徒からは、普段つかっている商品がたくさんの人の考えを重ねてつくられていることを知ったという声や、企業の工夫によって自分たちがより良い選択をしやすくなることを学んだという声があがりました。生徒が考えたもったいないは、ごみや資源だけにとどまりません。使用頻度が少ない学校施設を有効に活用する方法や、SNSに費やす時間を有意義につかう方法など、時間や空間にまでアイデアは広がりました。
つくる側と売る側という異なる立場からもったいないを考える。ビューティーとファッションという異なる業界が手を組み、次世代への環境教育に取り組んだ今回の試みは、そのあたらしい一歩といえそうです。
また、オルビスは今年、思春期世代に向けたセルフケア教育「ミライ肌アトリエ」の本格展開も発表しています。環境や健康など、暮らしに身近なテーマを入り口に学びの機会を広げる取り組みは、企業が社会とどう関わるかを考える一例としても注目されそうです。
商品やサービスを提供するだけでなく、暮らしに役立つ気づきを届ける。そんな取り組みは、つくる人、売る人、そしてつかう人の選択を少しずつ変えていきます。今回の講義で生徒たちが見せた視点の広がりは、その変化がすでに次の世代からはじまっていることを感じさせてくれます。
【公式サイト】化粧品・スキンケア・基礎化粧品の通販|オルビス公式オンラインショップ
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