キッチンや浴室、トイレ、リビングなど、家の場所ごとに洗剤を用意していませんか?最近では、場所別・汚れ別にさまざまな専用洗剤が販売されています。しかし、汚れの種類に合わせて選べば、たくさんの洗剤をそろえなくても、家の中をすっきりと掃除できます。今回は、家中で活用できる基本のお掃除スプレー4種類の作り方をご紹介します。
エコで便利なお掃除スプレーの作り方
重曹やクエン酸などを活用するナチュラルクリーニングは、必要な分だけ手作りできるのが魅力です。ドラッグストアなどで手軽に材料を購入でき、汚れの状態に合わせて濃度を調整することもできます。
お気に入りのボトルに入れておけば、見た目にも統一感が出て、洗剤をすっきりと収納できます。ただし、素材によっては変色や変質が起こる場合もあるため、初めて使う場所では、目立たない箇所で試してから使用しましょう。それでは、基本の作り方をご紹介します。
油汚れや焦げつきに「重曹スプレー」
アルカリ性の性質を持つ重曹スプレーは、キッチンまわりの油汚れなどに役立ちます。
■作り方
- 水100mlに重曹小さじ1を入れる
- ボトルをよく振って混ぜる
重曹は水に溶けにくいため、ボトルをしっかり振って混ぜましょう。量が多すぎると、溶けきらずに白く残ることがあるので注意してください。
油汚れが気になる場所には、キッチンペーパーの上からスプレーし、しばらく置いてから拭き取ると掃除しやすくなります。
油汚れや皮脂汚れに「セスキ炭酸ソーダ水スプレー」
重曹よりもアルカリ性が高いセスキ炭酸ソーダ水スプレーは、油汚れや皮脂汚れ、血液などのたんぱく質を含む汚れに適しています。
作り方
- 水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れる
- ボトルをよく振って混ぜる
キッチンの油汚れのほか、浴槽の皮脂汚れにも活用できます。軽い血液汚れであれば、スプレーしてからやさしくもみ洗いしてみましょう。染み込んでしまった場合は、セスキ炭酸ソーダ水につけ置きしてから洗います。
衣類に使用する際は、洗濯表示を確認し、目立たない箇所で試してから使うと安心です。また、アルカリ性のため、肌が弱い方は手袋を着用しましょう。
水垢やアンモニア臭に「クエン酸スプレー」
酸性の性質を持つクエン酸スプレーは、水垢やトイレの尿石、アンモニア臭が気になる場所の掃除に役立ちます。
作り方
- 水200mlにクエン酸小さじ1を入れる
- ボトルをよく振って混ぜる
トイレのふち裏の頑固な汚れには、トイレットペーパーを貼り付け、その上からスプレーするクエン酸水パックがおすすめです。キッチンや浴室の水垢には、スプレーしてウエスで拭き上げるか、ブラシなどでこすり落としましょう。
クエン酸スプレーは、塩素系の漂白剤や洗浄剤と絶対に混ぜないでください。混ざると有害な塩素ガスが発生するおそれがあります。塩素系洗剤を使用した直後の場所にも使わず、十分に水で洗い流してから使用しましょう。
拭き掃除やカビ予防に「アルコールスプレー」
アルコールスプレーは、ドアノブや壁の手垢、鏡やガラスなどの拭き掃除に活用できます。カビが気になる場所のお手入れにも便利です。
作り方
- 無水エタノール80mlに対して水20mlを加える
- アルコール対応のスプレーボトルに入れ、軽く混ぜる
無水エタノールは、ドラッグストアなどで購入できます。鏡やガラスに使うと、拭き筋が残りにくく、すっきりと仕上がります。
アルコールは引火しやすいため、火気の近くやコンロを使用しているキッチンでは使わないでください。使用中は十分に換気し、子どもの手が届かない場所に保管しましょう。また、白木、ワックスをかけた床、ニスやラッカーで塗装された家具など、素材によってはシミや変色の原因になることがあります。使用前に、目立たない箇所で試してください。
お掃除スプレーを手作りする際の注意点
お掃除スプレーを作る際は、清潔なボトルを用意し、中身と作成日を書いたラベルを貼っておきましょう。異なる種類のスプレーを同じボトルに継ぎ足したり、混ぜ合わせたりしないことも大切です。
また、材質によっては変色や変質が起こる場合があります。初めて使用する場所では、必ず目立たない箇所で試してから使いましょう。大量に作り置きせず、使い切れる分だけ作り、長期間の保存は避けてください。
特にクエン酸スプレーは、塩素系の漂白剤や洗浄剤と混ざると危険です。市販の洗剤と併用する場合も、製品の注意事項を確認し、十分に水で洗い流してから別の洗剤を使いましょう。
環境にやさしい掃除を、無理なく続けよう
場所ごとに専用洗剤を用意しなくても、汚れの種類に合わせてお掃除スプレーを使い分ければ、必要な洗剤をすっきりと整理できます。材料がわかりやすく、使う分だけ作れるのも、手作りならではの魅力です。
一方で、忙しい毎日のなかで、家の隅々までていねいに掃除することを負担に感じる日もあります。エコな暮らしは、無理なく続けられることが大切です。「水まわりだけでもしっかり掃除してほしい」「たまには掃除を休んで、家族との時間を優先したい」と感じたときは、家事代行サービスを利用して家の中をリセットするのも、ひとつの選択肢です。
日々のちょっとした汚れは手作りのお掃除スプレーで落とし、念入りな掃除には外部の力も借りる。そんなバランスのよい暮らしを取り入れてみませんか。
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みすみぞの いずみ
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