10月31日はハロウィン。おうちを飾り付けたり、かぼちゃ料理を楽しんだり、仮装やお菓子を用意したりと、子どもも大人もわくわくするイベントです。家族で、友人と、あるいは自分だけのおうち時間として、思い思いに楽しむ人が増えています。
そんな楽しいハロウィンを、もう一歩すてきにするヒントが「サステナブルに楽しむ」という視点です。ごみを減らす工夫は、我慢ではなく、むしろ手づくりの楽しさや、季節を感じる豊かさにつながります。
今回は、ハロウィンを楽しみながらごみを減らすアイデアと、出た生ごみを土に還す「コンポスト」という選択肢を紹介します。涼しくなる秋は、実はコンポストを始めるのにちょうどいい季節でもあります。
知っておくと、あと片付けがぐっと楽に
楽しいイベントのあとを気持ちよく過ごすコツは、「どんなごみが出るか」を先に知っておくこと。ポイントが分かれば、工夫できるところも見えてきます。
ハロウィンで出るごみは、大きく3つ。ジャック・オー・ランタンのかぼちゃや料理の野菜くずなどの「生ごみ」、使い捨ての飾りやお菓子の包装などの「プラスチックごみ」、そして一度きりになりがちな仮装衣装です。
どれも、ちょっとしたアイデアで「減らす」「活かす」ができるものばかり。すべてを完璧にする必要はなく、できそうなところから取り入れるだけで、片付けも楽になり、気分よくイベントを締めくくれます。
楽しみながらごみを減らす、ハロウィンのアイデア
飾りは「くり返し使えるもの」を選ぶ
使い捨ての飾りより、毎年使える飾りを選ぶと、ごみも出ず、買い足す手間も減ります。布製のガーランドや、木や紙の自然素材の飾り、本物のかぼちゃや落ち葉・松ぼっくりなど、自然のものを取り入れると、季節感たっぷりのあたたかい雰囲気に。お気に入りの飾りは、毎年飾るたびに愛着が増していきます。
お菓子やラッピングを工夫する
個包装のお菓子は手軽ですが、包装ごみが増えがちです。量り売りのお菓子を選んだり、くり返し使える小さな布袋や紙袋で配ったりすると、ごみを減らせます。手づくりのお菓子やラッピングにすれば、気持ちのこもった特別な贈りものにもなります。
仮装は「あるもの・借りる」で楽しむ
仮装は、毎年買い替えると一度きりでごみになりがち。けれど、家にある服を組み合わせたり、フリマやレンタルを利用したり、友人同士で貸し借りしたりと、「買わずに楽しむ」方法はたくさんあります。あるもので工夫する仮装は、オリジナリティが出て、かえって盛り上がることも。アイデア次第で、自分だけの一着が楽しめます。
くり抜いたかぼちゃ、どうする?
ハロウィンならではの悩みが、ジャック・オー・ランタンに使ったかぼちゃの後始末です。せっかくなら、捨てずに最後まで楽しみたいところ。
食用のかぼちゃであれば、くり抜いた中身は料理に使えます。スープやサラダ、お菓子などにすれば、食品ロスも減らせて一石二鳥。種も、洗って乾かしてローストすれば、香ばしいおやつになります。飾って楽しんだあとに、食べて楽しむ。ひとつのかぼちゃを最後まで味わい尽くせます。
そして、どうしても食べられない部分や料理で出た野菜くずは、「コンポスト」で土に還すという方法があります。
秋は、コンポストを始めるのにちょうどいい季節
コンポストとは、微生物の力を借りて、生ごみや野菜くずを分解し、堆肥(土)に変えること。家庭の「もえるごみ」の多くは生ごみが占めるといわれ、コンポストを取り入れると、ごみがぐっと減ります。ごみ出しの回数や、生ごみのにおいのストレスが減るのも、うれしいポイントです。
コンポストに興味はあっても、「虫がわきそう」「においが気になりそう」と、始めるのをためらう人は少なくありません。実はその不安の多くは、気温の高い夏に起こりやすいものです。暑い時期は生ごみが腐敗しやすく、においやコバエなどの虫のトラブルが起きやすいため、初心者には少しハードルが高い季節といえます。
その点、涼しくなる秋から冬は、生ごみが腐敗しにくく、虫も少なくなります。分解はゆっくりになりますが、トラブルが起きにくいぶん、初めての人でも落ち着いて続けやすい時期です。コンポストの扱いに慣れるには、むしろこの季節がぴったり。寒いうちに基材や微生物の様子に慣れておけば、分解が活発になる春以降もスムーズに続けられます。
ハロウィンで出たかぼちゃや野菜くずが、やがてふかふかの土になり、春には花や野菜を育てる栄養になる。そう考えると、イベントのあと片付けも、次の季節へつながる楽しい循環の一部に感じられます。
自分に合ったコンポストから始めてみる
コンポストには、庭やプランターに埋める方法、ベランダでも使える袋型や箱型のものなど、住まいや暮らしに合わせてさまざまなタイプがあります。マンションやひとり暮らしでも始められる手軽な方法もあるので、「うちには無理かも」と思っている人も、一度のぞいてみてください。
始め方や種類の選び方は、生ごみが劇的に減る!ゼロウェイスト生活におすすめのコンポストの方法10選で詳しく紹介しています。においや虫が気になる人は、コンポストのにおいや虫対策はどうしてる?服部雄一郎・麻子さんに聞く実践例もあわせて参考にしてみてください。
まとめ
ハロウィンは、みんなで思い思いに楽しめる特別なイベント。くり返し使える飾りを選んだり、かぼちゃや野菜くずを料理やコンポストで活かしたりする工夫は、我慢ではなく、手づくりの楽しさや季節の豊かさを味わうことにもつながります。
とくに、涼しくなる秋はコンポストの始めどき。生ごみが腐りにくく、虫も少ないこの時期なら、初めてでも落ち着いて続けられます。ハロウィンをきっかけに、生ごみを土に還す循環を暮らしに取り入れてみると、イベントのあとにも新しい楽しみが生まれます。
今年のハロウィンは、楽しさはそのままに、ごみは少なく。そんな心地よい過ごし方を、自分らしく試してみてはいかがでしょうか。
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