ダイレクトメールを断る方法!不要な郵便は受取拒否でごみの削減に

封筒

毎日届く郵便。中には、読まないのにいつも投函されている郵便がありませんか?ポストから取り出すのも面倒で、必要な郵便との仕分けにも手間と時間がかかってしまいますよね。郵便は受取拒否をすることで、それ以降、送られてこないように対処可能です。また、不要な郵便を一通でも減らすことで、ごみの削減・CO2の削減にも貢献できます。お金をかけずにできることなので、ぜひ実行してみましょう。

不要なダイレクトメールを減らすことで得られるメリット

ダイレクトメールなどの不要な郵便の削減は、ごみを減らせるだけでなく、郵便に関わる様々な環境問題への貢献や時間・手間の削減にもつながります。ここでは、不要な郵便を減らすことで得られるメリットについてお伝えしますので、ぜひチェックしてみてください。

紙ごみやプラスチックごみが減って、自然環境の改善に貢献できる

郵便を作成するためには、紙はもちろん、インクに使う溶剤や添加剤も必要になります。また、プラスチック製の郵便であったり、装飾のために様々な材質の飾りが使用されたり、郵便一つとっても多くの資源が使われているのが現状です。不要な郵便を一つでも減らせば、使われる資源を抑えることができて、自然環境への貢献につながります。

リサイクルやごみ出しの手間が減る

不要な郵便を減らすことで、ごみ出しの手間やリサイクルにかかる手間を削減できます。郵便は、大小・厚みが様々で意外とかさばりませんか。中には、雑誌・カタログのような分厚いものもあります。不要な郵便を少しでも減らせば、毎回のごみ出しに必要なごみ袋の量が減り、ごみ出しの手間を減らせるでしょう。

また、不要な郵便を減らすことは、リサイクルにかかる手間の削減にもつながります。リサイクルは、環境への配慮としてメリットはありますが、リサイクル工場までの搬送やリサイクルを行う作業に大きな手間がかかるのも事実。不要な郵便を減らして、本来排出される必要のなかったごみを一つでも多く削減できれば、リサイクルのためにかかる手間も減らせます。

配達によって排出されるCO2の削減

現在では、電動の郵便バイクもよく見かけるようになりましたが、まだまだガソリンで走る郵便バイクの方が多いのが現状です。郵便が減り、郵便バイクの走行距離が短くなれば、CO2の削減につながります。

ガソリン・電気エネルギーの削減

バイクで走行すれば必ず消費するガソリンや電気エネルギー。不要な郵便を減らすことで、バイクの走行距離を減らしてエネルギー消費を抑えられます。また、バイクが一番燃料を使うのは、走り出すときです。不要な郵便が減り、配達件数が少なくなればなるほど、燃料の消費は抑えられます。

不要なダイレクトメールを減らす方法!

読まないのに送られてくるハガキやDMなど不要な郵便は、受取拒否することで、それ以降、送られてこないように対処できます。ここでは、そのための方法をお伝えします。

1. 受取拒否で送り主へ返還する

郵便を受取拒否する方法は、とても簡単です。送られてきた郵便に、「受取拒否」または「受取辞退」と記載し、フルネームでサインするか自身の印鑑を押すだけ。印鑑は、シャチハタでもOKです。

あとは、ポストに投函するか配達担当者へ手渡しする、もしくは、郵便局の窓口へ持参すれば送り主へ返還されます。郵便に直接文字を書くことに抵抗がある場合は、白紙の紙に「受取拒否」と記載し、フルネームでのサインまたは印鑑を押して、その用紙を郵便に貼り付けてもOKです。

受取拒否する場合、開封済みの郵便は対象外となるので注意しましょう。書留や代引きなど対面での受け取りが必要な郵便の場合には、サインして受け取ったもの・料金がすでに支払われているものも対象外となるので要注意です。

2. ダイレクトメールは、配信停止処理をしましょう!

ダイレクトメールの場合は、受取拒否ではなく、配信停止処理を行うことがおすすめです。受取拒否だと、ポストへ投函したり、郵便局へ持参するなどの手間がかかってしまいますが、配信停止処理はネット上で完結できるので、手間と時間の削減につながります。

ダイレクトメールには、「配信停止をご希望の方はこちら」というような文章とともに、配信停止依頼用のURLが記載されている場合があるので、その指示に従って行いましょう。もし、URLの記載がない場合は、お店に直接連絡をすれば、配信を停止してもらえます。

「チラシお断り」だけでは、紙資源の削減にはつながらない

頼んでもいないのに送られてくるチラシ。紙資源がもったいないのはもちろん、ポストから取り出したり、捨てたりする手間もかかるため面倒ですよね。そのため、ポストに「チラシお断り」と記載してチラシを入れられないようにしている人も少なくないでしょう。

しかし、ごみの削減という観点から見ると、削減にはつながりません。チラシは、対象地域に向けてあらかじめ枚数が決められて印刷される場合が多いため、たとえチラシの投函を断ったとしても、使用される紙の削減へはつながりにくいでしょう。ただし、チラシによって発生してしまう仕分け・廃棄のための手間・時間の削減にはつながるので、時間の有効活用という面ではとても効果的です。

毎日届く郵便だからこそ、一通でも多くの削減が大きな結果につながります

読まずに捨てるハガキ・ダイレクトメール、いつ登録したのか記憶にないお店からのお知らせメールなど、本来なら必要のない郵便が、毎日届くという人は少なくないでしょう。毎日届く郵便だからこそ、たった一通でも減らすことで、資源の無駄遣いに大きく貢献することができます。ぜひ、実践してみてください!

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Yuta Yoshikawa

愛知県在住、Webサイト運営・Webライター。「コーヒーで読み解くSDGs」という本に出会い、コーヒーひとつでSDGs17の目標すべてに貢献できることを知りました。それからは、大好きなコーヒーを中心にエシカル消費やゼロウェイストを楽しんでいます。また、最近は、愛犬と一緒にサステナブルな生活を目指しています。