春が来たと思っていたら、あっと間に梅雨に入りに。すっかり夏服になるこの時期は衣替えの季節でもあります。そこで気になる問題。それは、冬物の処分です。冬物はかさばるものも多く、収納場所を圧迫するので、判断のうえ適切に処分する必要があります。とはいえ、すべてをごみに出すのは環境負荷がかかるため避けたいところ。中には思わぬ収入源となる冬物もあります。そこで今回は、ゼロウェイストにつながる冬物処分の方法を解説します!
※今回の記事では、冬物=冬用の衣類やスキーやスノーボードの冬スポーツ関連のグッズを指しています。
手放すタイミング
リサイクルショップやフリマアプリで売るなら、買う側が一番欲しくなる時期(=すぐに買い取ってもらえる時期)に出すと、高く売れます。そのため、冬物の場合は9月後半~12月前半が高く買い取ってもらえる時期です。これ以外の時期でも売却できますが、買い取りの値段が下がる可能性が高いです。
リサイクルショップに出す
最初におすすめしたい方法は、近所のリサイクルショップに出しに行くことです。冬物をまとめて紙袋などに入れておき、しかるべきタイミングで行き、査定してもらえば終了です。土日や衣替え、大掃除の時期は査定に時間がかかることがあるので、平日の昼間や開店直後の時間帯などを狙って行ってみてください。なお、お店によってはブランド品でないと買い取りをしない場合もあります。以下の記事で確認するか、お店のウェブサイトなどを調べてみてください。
宅配買い取りサービスを利用する
リサイクルショップまで大量の衣類を持って行くのが大変だという方は、宅配買い取りサービスを利用してみてください。こちらの記事にはオンラインで申し込み、箱に詰め込み、査定から振込までのすべてが自宅で完結するサービスをまとめてあるので、参考にどうぞ。
フリマアプリを活用する
フリマアプリを活用するのも手です。梱包や発送などの手間がありますが、進め方のマニュアルやガイドを参考にするとスムーズです。筆者もよく出品していますが、リサイクルショップよりも高値で売れる傾向にあります。こちらの記事に主なフリマアプリを集めてあります。
お下がりにする
お下がりも有効な方法です。ただ、相手の迷惑にならないように事前に声がけし、.譲る前にほつれや汚れがないか、サイズが適しているかどうか確認したうえでお下がりとして渡しましょう。
我が家では状態が良いスキー板とストック、ブーツをお下がりにいただき、2人の子どもたちが続けて使いました。スキーは新品を購入するにも、レンタルするにもお金がかかるので助かりました。
布類はウェスにする
汚れを拭う布切れや古布「ウエス」の作り方は簡単。要らなくなった衣類や布製品を適当な大きさに切るだけです。費用0円で作れるので、節約にもつながります!
ショップや自治体の回収を活用する
リサイクルショップやフリマアプリで売れない衣類は、自治体やショップの回収を活用しましょう。ユニクロ、GU(ジーユー)、無印良品、H&M、パタゴニアなど、常設で自社製品の衣服回収を行うアパレルブランドも増えています。自治体の回収は週1回程度、決まった場所で行っていることが多いです。調べてみてください。
京王電鉄は京王線と井の頭線の一部の駅・施設に専用の回収ボックスを設置し、古着の回収を行う取り組みを始めました。「通勤通学の途中に気軽に持って行ける」と好評を博しています。
ひと工夫、ひと手間で冬物の廃棄を避けよう!
大掃除や衣替えをすると、その勢いで不要になった冬物を廃棄したくなるかもしれません。ただ、捨ててしまうのは環境負荷がかかりますし、売れるかもしれないものを捨てるのはもったいないです。段ボールなどにまとめて入れて、リユースを検討しましょう。捨てずに誰かの手に渡り、活用してもらえる。それだけで心もあたたかくなりますよ。
曽我 美穂
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