大阪・PLAT UMEKITAにて、2025年3月22日から4月6日まで「PLAT CIRCULAR WEEKS(プラット・サーキュラー・ウィークス)」が開催されます。カーボンニュートラル、リペア、アップサイクル、サーキュラーエコノミー、エシカルフードなど、サステナブルなテーマを体験できる2週間のイベントです。暮らしの中にある小さな循環を、楽しみながら取り入れることができます。
初日の3月22日には、「Food for Good マルシェ」が行われます。マルシェでは、エシカルな食品の試食や販売を通して、食と環境のつながりを知ることができます。出店者は、管理されていない竹林の幼竹を活用し、国産メンマとして販売している「延岡メンマ」、飲んだあとにそのまま食べることができるクッキー素材のエスプレッソカップ「ECOPRESSO」、廃棄予定のパンをアップサイクルし、照明作品として新たな価値を生み出す「パンプシェード」、栽培が放棄されていたぶどう畑を再生し、ナチュラルワインを生産している「ビバ・バン・ビバン」です。いずれの出店者も、環境課題に向き合いながら、新しい循環のかたちを提案します。
また、同日には、ワークショップ「コンポスト堆肥を使って野菜を育ててみよう!」も開催されます。台所から出た生ごみを微生物の力で堆肥に変え、その堆肥を使ってミックスリーフの種をまく企画です。都市でも取り組むことができる小さな農体験として、子どもから大人まで気軽に参加できます。ワークショップは、Blooming Campで開催される「循環ってなんやねん?ケンキューショ」と連動した企画でもあります。暮らしの中で循環を実感し、理解を深めるきっかけになります。
続く3月23日には、IDEAS FOR GOODが制作したショートドキュメンタリー『The Repair Cafe リペアカフェ』が上映されます。オランダ・アムステルダムで始まったリペアカフェの取り組みに密着し、壊れたものを修理することで生まれる豊かな関係性を描いています。上映後には、仕立て屋の爪長季美さんによるリペア体験会が実施されます。参加者は、ボタン付けの「鳥足掛け」や、裾上げに使える「縦まつり」「流しまつり」といった縫い方を学ぶことができます。使わなくなった衣装のミニフリーマーケットも併設されており、衣類に新たな役割を与えることができます。
イベントの最終週には、4月5日と6日に「PLAT CIRCULAR MARKET」が開催されます。屋外の都市公園にて、アップサイクル商品やエシカルフード、アートやファッションなど、多彩な出店が予定されています。参加は予約不要で、購入した商品を入れるエコバッグの持参が推奨されています。開放的な空間の中で、環境に配慮した買い物や出会いを楽しむことができます。
PLAT CIRCULAR WEEKSでは、持続可能な社会に向けた行動を、暮らしの延長で気軽に始めることができます。日々の生活の中に、サステナブルな選択を取り入れたい方にとって、気づきと出会いのある2週間になるはずです。
【参照ページ】PLAT CIRCULAR WEEKS|PLAT UMEKITA


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