ニトリが資源回収後に初の再製品化、「リサイクル羽毛ふとん」を10月29日より一部店舗で数量限定販売

ニトリが同社初のサステナブル製品を発表

株式会社ニトリが、回収段階から取り組んだ同社初となるサステナブル羽毛布団「リサイクル羽毛ふとん」を発表した。10月29日(土)より順次、関東・東海・関西地区30店舗にて、数量限定で販売開始する。

ニトリが同社初のサステナブル製品を発表

リサイクル羽毛ふとんは、ニトリが「回収にご協力いただいたお客様の想いと、限りある資源を未来へつなぐ」というスローガンを掲げ、古くなった羽毛の回収から手掛けた商品だ。2021年に、首都圏15店舗で展開した「羽毛ふとんリサイクルキャンペーン」で回収した羽毛を約30%使用し、カバー生地にはリサイクルポリエステルを約38%使用している。

ニトリが同社初のサステナブル製品を発表

リサイクル羽毛の品質にもこだわっており、羽毛を洗浄した水の透明度を示す「清浄度」において、JIS規格が定める500㎜の2倍にあたる1000㎜以上をクリアした羽毛だけを使用している。「清浄度」とは、「羽毛がどれだけ綺麗に洗浄されているか」の数値。試験管状の専用透視度計に洗浄後の汚水を入れ上からのぞいた際に、どこまでの深度まで目視できるかを計測する。

ニトリが同社初のサステナブル製品を発表

新品の羽毛と遜色ない、ふんわり暖かな使い心地と清潔さを実現し、購入者への安心・安全面にも配慮している。

販売店舗は、東京都14店舗、神奈川県5店舗、埼玉県2店舗、千葉県1店舗、愛知県2店舗、大阪府4店舗、京都府と兵庫県が1店舗の合計30店舗だ。ニトリのオンラインショップ「ニトリネット」でも販売する。ともに数量限定だ。

サイズと価格表は以下の通り。

  • シングル:19,900円(税込)
  • セミダブル:24,900円(税込)
  • ダブル:29,900円(税込)

ニトリは今年も「羽毛布団リサイクルキャンペーン」を実施している。期間は10月24日(月)〜11月27日(日)の約1ヶ月間、全国564店舗(全店舗)「ニトリ」「ニトリEXPRESS」「島忠」で開催中だ。不要になった羽毛布団を無料で回収し、持ち込みした人にはニトリポイントを配布しているとのこと。

ニトリが同社初のサステナブル製品を発表

対象商品は、ダウン比率50%以上の羽毛布団、メーカーや販売元は問わず。多少の汚れや穴あきも回収可能だが、濡れているものや寝袋などは回収不可だ。布団持ち込みは何度でも可能だが、ポイント付与は1回限りとなっている。また、キャンペーン中は対象商品の購入や専用アプリの登録で追加ポイントを加算できるキャンペーンも実施している。

ニトリが同社初のサステナブル製品を発表
製造・物流・販売機能を全て自社で行っているニトリの強みを活かした取り組みとなっている。かさばりやすく、処分にも困る羽毛布団。使わなくなった羽毛布団がある方はぜひお近くの系列店に持っていってみよう。

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斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。