株式会社藤栄は、ベルリン発のランドリーブランド「FREDDY LECK(フレディ レック)」から、マイクロプラスチックの排出を抑えた洗濯ネット「LAUNDRY NET Micro(ランドリーネット マイクロ)」を発表。
7月15日(金)より、全国のFREDDY LECK取り扱い店、公式オンラインショップ、東急東横線の学芸大学駅エリアにある実店舗「FREDDY LECK sein WASCHSALON TOKYO(フレディレック・ウォッシュサロン トーキョー)」にて販売を開始した。
洗濯時に洋服の傷みを抑える目的で使用される”洗濯ネット”だが、LAUNDRY NET Microは、ネットの生地をフィルターとなるように工夫し、洗濯時に流れ出るマイクロプラスチックの流出も一緒に抑えるように設計されている。
マイクロプラスチック研究の第一人者である京都大学地球環境学堂准教授・田中周平氏と伊藤忠ファッションシステム株式会社が主催する「Less Micro Plasticプロジェクト」と協力したことで、LAUNDRY NET Microを使った洗濯時のマイクロプラスチック排出量を従来品と比べ85%まで削減することに成功した。
製品に使用されているのは、0.025mmの超極細ナイロン繊維。これにより、小さな繊維くずも逃すことなくネットの中に留めておける。洗濯時の摩耗・摩擦も抑え、洗濯ネット本来の目的である「服の寿命を延ばす」効果にも期待できそうだ。細かい網目となると、汚れ落ちが気になるところだが、専門機関に比較実験を依頼したところ、大きな差異はなかったとのこと。
その他の概要は以下の通りとなっている。
- サイズ:約W40×D50cm
- 素材:ナイロン100%
- 価格:税込2,970円
創業者が「洗濯というキレイにする行為なのにコインランドリー自体がキレイでないという矛盾を解決したい」という思いで立ち上げたランドリー併設カフェからスタートしたFREDDY LECK。ほかにもオリジナルで開発した洗濯用品を販売している。漂白剤や着色料といった添加物は不使用で、海に優しい生分解性が特徴だ。低刺激性で子ども服にも使いやすい。
また実際に製品を見たい場合は、冒頭でも紹介した実店舗に行ってみてもよいだろう。”ウォッシュサロン”という名の通り、洗濯の待ち時間にコーヒーが楽しめるカフェとなっている。
世界の海には、今も約50兆個のマイクロプラスチックが漂っているという。生活用水から排出される分を少しでも減らすために、こういった身近なアイテムから変えてみるのもおすすめだ。
【ウェブサイト】FREDDY LECK
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斉藤雄二
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