物価高が続くなか、毎月、毎日使う衛生用品を見直す動きが少しずつ広がっています。オーガニックコットンのライフスタイルブランド「PRISTINE(プリスティン)」を展開するアバンティは、今年5月の販売データで、生理用布ナプキンの売上が前年同月比1.3倍になったと発表しました。布おむつカバーは前年同月比2倍、布おむつは前年同月比1.5倍となり、洗って繰り返し使える布製の衛生用品への関心が高まっています。
背景にあるのは、日用品の価格をめぐる不安です。2026年春以降、中東情勢などを背景に、石油化学製品の基礎原料であるナフサの価格が高騰しています。プラスチックや不織布など、ナフサを原料とする素材のコストにも影響が広がるなか、使い捨てを前提にした暮らしを見直し、長く使えるものを選ぶ人が増えていると、プリスティンは受け止めています。
プリスティンは、1996年に誕生したアバンティの自社ブランドです。オーガニックコットンを中心に、必要以上に化学的な加工に頼らず、素材本来の風合いを生かしたものづくりを続けています。布ナプキンは、ムレや肌への刺激が気になる人、使い捨てによるごみを減らしたい人に向けたフェムケアアイテムとして展開されています。肌に触れる部分にはコットンメッシュを使い、さらりとした通気性を持たせています。
布おむつは、洗って繰り返し使える点に加え、赤ちゃんの排泄や肌の状態に気づきやすい点も特徴です。日中は布おむつ、外出時や夜間は紙おむつというように、暮らしに合わせて使い分ける選び方もできます。はじめからすべてを布に切り替えるのではなく、家にいる時間だけ試す、洗濯に余裕がある日だけ使うなど、負担を増やしすぎない取り入れ方が続けやすさにつながります。
布製の衛生用品には、洗濯や乾燥の手間、外出先での持ち帰り、使い始める際の初期費用といった課題もあります。使い捨て用品を否定するのではなく、暮らしのなかで無理なく置き換えられる場面を探すことが、使い続けるための現実的な一歩になります。物価高やごみの量、肌への心地よさが気になったとき、洗って繰り返し使える布製品は、日用品の選択肢を広げてくれます。
プリスティンでは、布ナプキンのスターターキットや専用洗濯パウダー、布おむつお試しセット、おむつカバーなどを展開しています。特集ページでは、布ナプキンや布おむつの使い方も紹介されています。
【参照ページ】【布ナプキン・布おむつ】5月の売上が最大2倍に急増。 ナフサなどの原材料価格高騰を背景に見直される、“洗って繰り返し使える”サステナブルな選択
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