青森発、ホタテ貝殻を歯ブラシに活用。環境体験学習を支援

ホタテ貝の歯ブラシ

私たちが毎日何気なく使っている歯ブラシ。その多くはプラスチックで作られていますが、もしその素材が地域の豊かな海から届けられたものだとしたら、洗面所でのひとときが少し特別なものに感じられるかもしれません。

環境に配慮した歯ブラシの選択肢は、少しずつ広がっています。リサイクルプラスチックを用いたもの、本体に竹や木などの天然素材を採用したもの、ヘッド部分だけを交換して本体を長く使い続けるものなど、使いやすさと環境への配慮を両立するアイデアが登場しています。

そうした選択肢のひとつとして、ホタテ貝殻を素材に一部活用した歯ブラシがあります。青森県青森市のMintAndは6月23日、ホタテ貝殻を活用した歯ブラシを起点に、子どもの環境体験学習を支援する「キーストーン活動」を本格始動すると発表しました。

現在、国内のホタテ漁業では年間約20万トンもの貝殻が発生しており、その多くが活用しきれず産業廃棄物として処理されているという現状があります。MintAndは、こうした未利用の地域資源に新しい価値を吹き込み、日用品を通じて社会の循環をつくる取り組みを進めています。

青森県内のホタテ貝集積所

山積みになったホタテの貝殻。これらを地域資源として活用する取り組みが進む(出典:PR TIMES)

「キーストーン活動」では、企業がノベルティや備品として歯ブラシを導入することで、売上の一部が海岸清掃や植樹といった子どもの環境体験学習の運営原資となります。歯ブラシを受け取る人にとっては、毎日のケアに使う身近な日用品から、海の資源や地域の課題を知るきっかけにもなります。

この取り組みは、まずは企業のノベルティや備品としての導入から広がっていく予定です。ホテルや地域イベントなどで受け取った歯ブラシが、ホタテ貝殻の活用や地域資源の背景を知るきっかけになるかもしれません。

歯ブラシは、毎日のケアに欠かせない身近な日用品です。だからこそ、素材がどこから来たのか、使った先にどんな循環があるのかを知ることは、暮らしの選択を少し豊かにしてくれます。洗面所の小さな道具から、海の資源や地域とのつながりを考える入口が生まれています。

未利用資源を生かす取り組みは、食や水産の分野にも広がっています。訳あり品や規格外品を選ぶことも、作り手や地域を支える身近なアクションのひとつです。

【プレスリリース】【地域資源を素材に】企業CSRが子どもたちの体験につながる「ホタテ貝の歯ブラシ」
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Life Hugger 編集部

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