東急ハンズの「Hand Marks」で見つけた、ゼロウェイストな暮らしに役立つアイテム5選

東急ハンズ「HandMarks」

関東圏を中心に、全国で展開している「東急ハンズ」から、全国の生産者や生産技術を用いて作られた、長く愛用できるモノを集めた、新しいプライベートブランド『Hand Marks(ハンド マークス)』を発表しました。そこで本記事では、ハンドマークスのラインナップから「ごみを減らし、長く愛用できるもの」をキーワードに、おすすめの商品を5つピックアップして紹介します。

東急ハンズの「ハンドマークス」とは

ハンドマークスは、大量生産、大量消費によってモノが溢れる現在において、「モノを自分の一部として大切に付き合っていきたい」と考える消費者のために生まれたブランドです。

ブランド名には、東急ハンズを連想する「Hand(ハンド)」と、自分のモノを大切にし、「自分の手の跡 =Hand Marks(ハンド マークス)のついたモノを使い続ける」といった意味合いが込められています。

ラインナップは、日本各地の伝統的な素材、職人たちの技術をふんだんに取り入れ、安心・安全かつ現代の生活にも馴染む製品を目指して企画されたものばかりです。

クオリティの高さはもちろん、愛着を持って長く愛用できるように「メンテナンス性」にまで配慮されています。

ゼロウェイストな暮らしに役立つアイテム5選

東急ハンズ「HandMarks」

ハンドマークスブランドは「つくる」「たべる」「安らぐ」「愛でる」「捨てない」という5つのカテゴリが用意されています。

その中から、今回紹介するアイテムは次の5つです。

  • 一生モノの鉄フライパン
  • 生まれ変わる天然の青森ひばのまな板
  • 波佐見焼(はさみやき)の食器シリーズ
  • お箸とランチ巾着
  • 職人が仕上げた洋服ブラシ

順番に見ていきましょう。

一生モノの鉄フライパン

一生モノの鉄フライパン

画像出典:東急ハンズ

ハンドマークスブランドの第1号として企画・開発された「一生モノの鉄フライパン」です。

鉄フライパンは、蓄熱性と放熱特性に優れており、高温を使って短時間でしっかりと火入れできる調理器具。一方、錆びやすいという欠点も持っています。

使ってみたいけど、手入れが大変で使いこなせるか心配という人も多いのではないでしょうか。

「一生モノの鉄フライパン」は、鉄の表面を窒化処理して錆びにくくした「窒化鉄」を採用することで、洗ったあとのから焼きや油を馴染ませるといった手間を短縮しています。また、酸化加工も施してあるため油馴染みもスムーズに。

柄の部分は手で簡単に取り外せるネジを採用し、別売りの持ち手で新しいものに交換できるため、フライパンごと買い換える必要はありません。

生まれ変わる天然の青森ひばのまな板

生まれ変わる天然の青森ひばのまな板

画像出典:東急ハンズ

「青森ひば」を使った天然素材のまな板です。素材そのものの風合いの変化が楽しめるほか、調理する手や他の道具を傷つけにくい優しい仕上がりになっています。

古くなったまな板は細かなキズが入り、雑菌が繁殖しやすくなっています。手入れも大変で、気分的にもあまりいいものではありません。

「生まれ変わる天然の青森ひばのまな板」は、カンナで削って長く使えるように、あえて厚く作ってあるため、ある程度古くなったら自分でメンテナンス可能です。

波佐見焼(はさみやき)の「最後まですくやすい」食器シリーズ

波佐見焼(はさみやき)の食器シリーズ

画像出典:東急ハンズ

長崎県で400年以上の歴史を持つ陶磁器「波佐見焼」で作られた食器シリーズです。シリアルボールやスープ、シチューに使える皿、プレートがラインナップされています。

天草陶石と天然釉薬を素材に使い、淡いカラーリングに仕上がっています。

製品名「最後まですくいやすい」の所以は、縁に付いた「反し」です。スプーンや箸で食べる際に、最後まですくいやすい形状を追求しており、子どもやお年寄りにも使いやすい工夫が施されています。洗いやすく食べ残しも減るメリットも。

お箸とランチ巾着

お箸とランチ巾着

画像出典:東急ハンズ

山中塗お弁当箱シリーズから、今回は「持ち歩くときの音が気にならない箸&ケース」と「お手入れがしやすいランチ巾着」をピックアップしました。

「持ち歩くときの音が気にならない箸&ケース」は、移動時に気になる「カチャカチャ音」を軽減させた箸とケースのセットです。すっきりとしたデザインで箸は食洗機にも対応しています。

「お手入れがしやすいランチ巾着」は、内側にシルバーコーティングを施した生地を採用し、お手入れしやすくなっています。保冷剤を収納できるポケットが付いているため、

4月から施行される「プラスチック資源循環促進法」により、コンビニやスーパーで無料配布されていたプラスチックの箸やスプーンなどが、有料化や廃止といった対応に切り替わると予想されています。このタイミングに、「マイカトラリー」を検討してみてはいかがでしょうか。

職人がひとつひとつ丁寧に仕上げた洋服ブラシ

職人が仕上げた洋服ブラシ

画像出典:東急ハンズ

コートやセーターにも使える洋服ブラシです。職人が1つずつ毛先のカットを行っており、生地に沿うようにラウンドタイプに仕上げています。たっぷりと毛量を持たせてあるため、衣類のホコリ取りにぴったりです。ウール用とカシミヤ・シルク用、万能タイプの3種類が用意されています。

自宅で洗いにくいコートや、アイロンがけ出来ないセーターなどにブラッシングすることで、シワ防止や毛玉取り、毛の流れも整います。見た目にも良く、衣類が長持ちしてくれるアイテムです。

道具を長く使い「家庭ごみ削減」を目指そう

東急ハンズの新ブランド「ハンドマークス」から、「ゼロウェイスト」と「メンテナンス性」をテーマにしたアイテムを紹介しました。

良いものを長く使い続けるには、商品の品質に加え、道具を使うスキルや知識も重要ではないでしょうか。上手くできるか不安で避けてきた物事も、やってみなければ上手くなりません。

本記事で紹介した各製品は、東急ハンズの公式オンラインストアや各店舗で販売しています。この機会にぜひ、「丈夫で長持ちする道具」を取り入れ、家庭ごみの削減にもチャレンジしてみましょう。

廃棄されていた「端材」に、新たな価値を持たせる新アイテムが登場!

東急ハンズ「ハンドマークス」では、「もったいない」を減らす、環境に配慮したサステナブルな取り組みとして、「端材シリーズ」がスタート。製造過程で、材料の必要な部分を切り取ったあとに残る「端材」を詰めたパックが販売されます。

端材シリーズ

今回販売されるのは、食器用洗浄スポンジやろうそく、靴やバッグなど計7種類。通常は捨てられてしまう端材ですが、ハンドメイドの材料など、工夫次第でさまざまな使い方のアイデアを生み出す、自由でな素材です。

商品戦略部 企画担当の武井さんからは「例えばヒバチップパックはクローゼットの消臭用に置いたり、お風呂に浮かべたりとさまざまな方法でお楽しみいただけます」という提案も。
端材2

東急ハンズでは、今後も「端材シリーズ」の取り扱いアイテムの種類を段階的に増やしていくと発表しています。また、端材を使用したワークショップ等の開催も予定しているそうなので、新しい活用アイデアのヒントが欲しい方は、ぜひ参加してみてください。

【関連ページ】ゼロウェイスト生活でできること!アイデアまとめ【買い物編】
【関連ページ】長持ちするフライパンおすすめ8選!グリーンパンも
【参照サイト】Hand Marks

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斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。