三鷹駅の中央通り商店街にあるコインランドリー「Baluko Laundry Place」の隣に、ゼロウェイストな暮らしに役立つ”量り売り”の店がオープンした。
「量り売りとまちの台所 野の」は、ふだんのお料理で使いやすい調味料や乾物などの食材がそろう量り売りの店。店内には地元三鷹・武蔵野産の新鮮な野菜や卵なども並び、地域とのつながりが感じられる場所だ。
併設されているシェアキッチンは、毎日違った店の味が楽しめる場所になる予定だ。大きな長テーブル1台の開放的なスペースは、コミュニティスペースとしても機能しそうだ。
店の運営を行う合同会社野のは、地球環境を守るために少しでもごみを減らしたいという思いで、これまでも量り売りのポップアップを出店してきた野の。
今回は、そんな野の初の実店舗となる「量り売りとまちの台所 野の」を訪問。量り売り体験や店内の様子をレポートする。
おしゃれな”量り売り”よりも、いつもの食材を買う場所に
量り売りコーナーに並ぶのは、昆布や乾燥しいたけ、切り干し大根など私たち日本人になじみのある食材。「買ったけれども、結局使い切れなかったようなことは避けたかった」と話すのは、運営会社の「合同会社野の」の浜絵里子さん。
浜さんは言う。
量り売り食材を入れる容器にもこだわりが。食材を入れるのに透明のガラス容器を使っている店が多いが、野のでは野田琺瑯の容器を使用。浜さんに理由を尋ねると「従来のビンのタイプは重いので、スタッフが洗ったり運んだりの管理が大変になるのではと思った」とのこと。口が広いので食材を取り出しやすいという点も、採用した理由の一つだとのこと。
その他にも店内には、ごま、うどん、コーヒ豆、削り節など、さまざまな食材を必要な分だけ量り売りで購入できる。
地域の人たちが集う、シェアキッチンスペースも
店内では、地元三鷹・武蔵野の新鮮な野菜や卵も購入できます。また、ゼロウェイストな生活に役立つ雑貨が並ぶスペースも。
大人が買い物している間に、子どもは店内のガラスにお絵かきを楽しむなど、小さな子どもと一緒でもゆっくり買い物を楽しめるので、親子連れにも人気のスポットになりそうだ。
「野の」の琺瑯容器の中にあるのは、昆布や乾燥しいたけ、乾麺(うどん)、切り干し大根など、昔からどこの家の台所にもあったもの。取材中も、常に、来店した人とスタッフとの、量りの使い方や食材の美味しい食べ方について話す声が聞こえてくる。”量り売り”というスタイルを通して、環境をちょっぴり良くしたいと願う人たちが出会う。そんな、地域のつながりが感じられる量り売りの店「野の」に、ぜ一度足を運んでみてほしい。
量り売りとまちの台所 野の
三鷹市下連雀 3-33-8
TEL 0422-66-2855
営業時間 10:00~18:00
定休日なし
Facebook @nono.hakariuri
Instagram @nono.hakariuri
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