品質の高いこだわりの食材を購入することができる生協。しかし、生協には利用可能エリアが限られているなどのデメリットも存在します。ここでは、生協を利用する際に把握しておきたいメリットとデメリットを紹介します。
生協のメリット
1.スーパーへ買い物に行く手間が省ける
生協では、食材や日用品などを自宅まで直接配送してくれるため、スーパーへ買い物へ行く手間を削減できます。そのため、時間やガソリン代・交通費などの節約につながりますし、重たい荷物を運ぶ必要もありません。
また、自宅から注文できるので、商品をじっくり選べることも嬉しいポイントです。買いたいものを吟味できますし、買い忘れしてしまう可能性も減らせます。
2.こだわり食材を安く購入できる場合も
生協では、メーカーと直接契約を結んで商品を仕入れたり、産地直送の商品を販売していることがあり、新鮮な商品をスーパーより安く購入できることも。
3.ごみの削減につながる
生協によっては、サステナビリティの一環として、リユース・リサイクル・リデュースに力を入れている場合があります。そのような生協では、牛乳パックやびん、トレー、注文カタログなど本来ならご家庭で廃棄されるものを、次回配達時に回収してくれます。(※回収されるものは生協によって異ります)回収されたごみは、リサイクルされたり再利用されるため自然環境を守ることにもつながります。
生協のデメリット
1.生協によって利用可能エリアが異なる
生協によって、配送エリアは異なります。そのため、ご自宅がエリア外の場合は利用できないので注意してください。生協へ登録する際は、予め対応可能エリアをチェックしておくことをおすすめします。
2.注文してから商品が届くまでに時間がかかる
生協では、配送サイクルが決められており、注文してから届くまでには一定の期間が必要です。そのため、急ぎの商品を購入する場合には適していません。
3.商品の購入以外にコストが発生する
生協を利用するにあたっては、商品購入代金以外に配送手数料がかかります。金額は、生協ごとに異なりますので、ご利用前にどのくらいの費用がかかるのかチェックしておきましょう。
また、生協によって購入金額に応じた配送料無料サービスや子育て・シニア支援として配送料が割引になるサービスなどがあります。そのため、ご自身の生活状況と購入予定金額も踏まえて、どのくらいの費用がかかるのか判断すると良いでしょう。
4.配送日時が指定できない場合がある
生協では、注文サイクルが決まっているケースが多く、具体的な曜日・日時などを指定できない場合が多くあります。生協によって配送日時は異なりますので、ご利用前に予めチェックしておきましょう。
おすすめの生協4選!おすすめポイントもご紹介
1.生活クラブ
生活クラブは、食の安全性にこだわっていることが特徴の生協です。食品添加物はできる限り使用せず、もし使用した場合には必ず情報公開することを原則としています。食品の自主検査も行っており、国よりも厳しい独自基準で放射能や農薬の検索を実施しています。また、生活クラブは、生協の中では珍しく利用可能地域が21都道県と幅広いのも特徴です。「プレ・ママ特典」・「子育てママ向けハンドブック」「子育て応援消費財」など、子育てママを対象としたサポートや割引が豊富なので、家事育児で忙しいママさんにおすすめです。
おすすめポイント
- 21都道府県と幅広い地域で利用可能
- 安全性にこだわった食品を購入できる
- 子育てママを対象としたサポートや割引がある
2.おうちコープ
おうちコープは、神奈川・静岡・山梨で利用できる生協です。取扱商品は、食品・雑貨・お取り寄せグルメ・ペット用品など、約3,000品目の品揃え。宅配サービスも特徴的で、体の状態に合わせて選べる「健康管理食」や手作りの夕食を週5日または週3日配達してくれる「夕食宅配」など、ライフスタイルに合わせて配送サービスを使い分けられます。その他にも湯煎するだけ・火を通すだけの時短商品・裏ごし作業不要な離乳食など、料理の手間を低減できる商品も購入できるので、お仕事や家事・育児で忙しいご家庭におすすめです。また、サステナブルな取り組みとして、リサイクルやエシカル消費・フードバンク・地域見守り活動など国内外問わず幅広い分野において活動しています。
おすすめポイント
- 食品・雑貨・お取り寄せグルメ・ペット用品など、約3,000品目の品揃え
- 時短商品やお弁当の宅配など、手間少なく栄養バランスの取れた食事を食べられる
- SDGsの目標達成に向けた貢献につながる
3.パルシステム
パルシステムは、首都圏を中心に160万世帯が利用している(2023年時点)生協です。コトコト・Kinari・きなりセレクトの3種類のメインカタログに加えて、4種類のオプションカタログを発行しており、約3,000品目以上ある品揃えからライフステージや利用用途に合わせて商品を選べます。
また、ごみの削減や食品ロス削減に向けた取り組みも実施。ごみの削減には「リユースびん」、食品ロスには「冷凍食品」を推奨し、パルシステムを通して一人ひとりが小さなアクションを起こせるきっかけ作りを行っています。
おすすめポイント
- 約3,000品目の品揃え
- 7種類の豊富なカタログで、利用目的に合わせて商品を選べる
- SDGsに向けた小さなアクションを起こせるきっかけになる
4.コープデリ
コープデリは、1都7県で約530万人の会員(2024年時点)が利用する生協です。食品中心の品揃えで一部生活用品も購入できます。コープデリでは、商品の企画〜販売まであらゆる段階で正確な情報伝達と細かな点検・リスク分析を行い、安全な商品提供を心がけています。
環境や社会に配慮した主原料を使った商品を取り扱う「コープサステナブル」シリーズもあります。
- 海の資源を守るシリーズ
- 森の資源を守るシリーズ
- 大地の力を活かすシリーズ
- リサイクル材使用シリーズ
上記4シリシーズの商品を展開し、該当する商品には「コープサステナブル」のオリジナルロゴを付けて販売しています。
おすすめポイント
- 1都7県で約530万人(2024年時点)が利用する生協
- 商品の企画〜販売までのあらゆる段階で、安全な商品提供のための取り組みが行われている
- 自然環境に配慮した商品を購入できる
まとめ
この記事では、生協を利用するメリットとデメリットについて解説しました。生協は、それぞれ利用可能エリアや取扱商品・配送サービスなどの特徴が異なります。
栄養バランスの取れた時短商品の提供、豊富な配送サービス、子育てママやシニアに対するサポート・割引特典など、ご自身の生活にメリットのある生協を選ぶことがポイントです。
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