ふるさと納税もエコ志向!さとふるで注目のサステナ返礼品とは

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地球温暖化や海洋汚染、過剰包装などの環境問題に対する関心が高まるなか、6月の「環境月間」は多くの人にとって立ち止まって考えるきっかけになっています。そんな今、ふるさと納税の世界でも環境配慮型の返礼品が大きな注目を集めています。

ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」によると、2025年4〜5月における「SDGs」というキーワードを含むお礼品への寄付件数は、前年同期と比べて1.3倍以上に増加。さらに、「簡易包装」と明記されたお礼品は、なんと3.6倍以上という伸びを記録しました。寄付者の意識は、品物の豪華さや量よりも“その背景にある想い”へと確実にシフトし始めています。

実際、さとふるで人気を集めているのは、環境に配慮したパッケージで届けられる黒毛和牛や、障がい福祉施設と連携した100%リサイクルトイレットペーパー、紙包装に切り替えたティッシュなど。どれも日常生活で使いやすい上に、選ぶことで社会貢献にもつながるという声が多く寄せられています。

「エコパックで届く黒毛和牛」は、プラスチックトレー不使用。ゴミが少なく、後片付けも簡単という点が高評価を得ており、「思った以上に小分けで使いやすい」「環境にも気を配れるのがうれしい」といったレビューが並んでいます。

また、簡易包装の返礼品は、事業者にとっても包装コストの削減につながるだけでなく、寄付者にとってもゴミが少なく、片付けやすいというメリットがあります。贈る側・受け取る側どちらにとっても心地よいサステナブルな関係性が生まれているのです。

ふるさと納税の魅力は、モノを通じた寄付だけではありません。寄付先の自治体によっては、「寄付金の使い道」を指定することで、環境保全や教育支援などの取り組みに直接貢献することもできます。

たとえば、北海道下川町では、「SDGs未来都市しもかわ推進事業」を設定。再生可能エネルギーの自給や地域の自然資源を活かした持続可能な取り組みを、住民自らが企画・実行しています。ここでは、環境型農業で育てられた小麦粉や訳ありしいたけといった返礼品も人気です。味や品質に変わりはないのに、形が悪いだけで市場に出回りにくい農産物を“訳あり品”として届けることで、フードロス削減にもつながっています。

森林整備の様子

さらに、岩手県宮古市の「いわてマリンフィールド」は、海洋スポーツを通じてSDGsの理念を広げる団体です。不登校の子どもや障がいのある人たちに向けたマリン体験を提供したり、津波で廃棄されたヨットの帆をバッグに再生してお礼品として提供したりと、自然と人、地域をつなぐユニークな活動を行っています。「Re帆バッグ」は耐久性にも優れ、再利用素材ならではのストーリーに惹かれて寄付する人も多いといいます。

地元中学生を対象に実施した「シーカヤック体験」

このように、ふるさと納税は単なるお得な制度ではなく、地域や社会、未来への想いをカタチにできる手段として進化を続けています。環境月間の今こそ、家族で話しながら、どんな寄付の仕方が自分たちらしいのかを考えてみるのもよいかもしれません。

選ぶことが、支援になる。寄付というアクションで、未来のふるさとにエールを送ってみませんか。

【参照サイト】さとふる
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Life Hugger 編集部

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