子どもが小学校に入学したとき、家族で選んだ学習机。あのときのわくわくした気持ちや、新しい生活への期待は、今でも心に残っているという方も多いのではないでしょうか。
時が経ち、中学・高校と進学するなかで、学習机は物置のような存在になってしまったという家庭も少なくありません。
そうはいっても、思い出も詰まっているぶん、簡単には手放せないという声もよく聞かれます。「処分するしかないの」「だれかに使ってもらえたら」と迷いながら、つい時間がたってしまうこともあるかもしれません。
この記事では、そんな思い出深い学習机に、どんな手放し方があるのかを詳しくご紹介します。環境にやさしく、そして家族の気持ちにも寄り添える方法を一緒に探していきましょう。
学習机の処分の仕方
学習机の処分方法には、家庭の事情や机の状態に合わせて選べるさまざまな選択肢があります。思い出が詰まった家具だからこそ、納得できる形で手放せるように、メリットや注意点も交えてまとめました。
家の中で別用途に再利用する
学習机を処分する前に、家の中で別用途に再利用する方法を考えてみましょう。例えば、書類整理デスクやデスクトップパソコン用の作業台としたり、 ガーデニング台として、屋外で花鉢を置くスペースにしたりと利用方法はさまざまです。
メリット |
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注意点 |
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知人や親戚に譲る
身近な人に声をかけて譲る方法も有効です。親戚やママ友、近所の方など、机を探している人がいるかもしれません。相手がわかっているぶん安心感があり、直接やりとりができるのも魅力です。譲る前には必ず状態を見てもらい、搬出・搬入についても相談しておくとスムーズに進みます。お互いの信頼関係を大切にしながら、使い手を見つけられる方法です。
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注意点 |
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出張買取してもらう
セカンドストリートやトレジャーファクトリーなどのリサイクルショップでは、学習机の出張買取・引き取りを行っている場合があります。状態が良好で人気のデザインやブランド品であれば買取対象になる可能性もあります。ただし、学習机は市場での需要があまり高くないため、断られるケースもあります。事前に店舗に連絡して条件を確認しておくと安心です。
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注意点 |
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リメイクする
DIYが好きな家庭では、机を解体・再加工してリメイクするという選択もあります。天板をカットして作業台にしたり、引き出しを収納棚にしたりと、発想次第で再び活用できます。YouTubeやSNSでは学習机のリメイクアイデアが多数紹介されており、インテリアに合わせたオリジナル家具として生まれ変わらせることも可能です。「思い出の詰まった家具を手元に残したい」という気持ちに応える方法です。
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注意点 |
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フリマアプリや譲渡掲示板で個人間取引する
メルカリやジモティーなどを利用して、直接使いたい人に譲る方法です。特にジモティーは近所での譲渡に強く、「引き取り限定」に設定することで配送手間も不要になります。出品時には、使用年数、状態、サイズ、写真をしっかり掲載することでトラブルを防げます。連絡のやりとりや引き渡し場所の調整が必要ですが、必要な人に使ってもらえるという安心感と満足感が得られる方法です。
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注意点 |
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大手家具店の引き取りサービスを利用する
家具を新しく買い替える予定がある場合には、大手家具店の家具引き取りサービスを利用する方法です。ニトリ、無印良品、IKEAなどの大手店舗では、商品購入と同時に古い家具の引き取りをしてくれるサービスを実施しています。
たとえば、ニトリでは新しい家具の配送時に古い家具を1点まで引き取ってくれるオプションがあります(有料)。
この方法の魅力は、「新しい家具の搬入と、古い家具の搬出が同時にできる」点です。手間が一度で済み、自宅内の模様替えや整理がスムーズになります。
ただし、引き取り対象となるのは「買い替え時のみ」「同等品に限る」などの条件がある場合が多いため、事前に対象家具やサービス内容を確認しておく必要があります。また、料金は地域や家具のサイズによって変わることがあります。
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注意点 |
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粗大ごみとして自治体に回収してもらう
お住まいの自治体に申し込み、収集日を予約して、所定の処理券(粗大ごみシール)を購入し、学習机に貼って指定場所に出します。費用は数百円から1,000円ほど。回収は週に1回~数週間に1回の頻度で、日時が限定されていることもあります。机が大きくて重い場合は、事前に家族や知人に手伝ってもらうか、搬出支援サービスを検討することも必要です。処分に迷ったとき、確実で安心な選択肢のひとつです。
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注意点 |
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さいごに
子どもが成長し、使わなくなった学習机をどうするか――それは、ただの片づけではなく、家族の節目に向き合うひとつの機会かもしれません。思い出が詰まった家具だからこそ、手放す方法に迷い、後回しにしてしまうこともあると思います。
その机を「次の誰かに使ってもらう」「形を変えて使い続ける」「きちんと感謝して手放す」といった選択肢を知ることで、処分という行為にも前向きな意味が生まれます。大切なのは、今の暮らしに合った方法を無理なく選ぶこと。そして、なるべくごみにせず、次へとつながる形で机の役目を終えること。それが、家族にも地球にもやさしい選択につながっていくはずです。
机を手放すことは、ひとつの終わりではなく、新しい暮らしのはじまり。わが家らしいやさしい手放し方を、ぜひ見つけてみてください。


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