スニーカーを選ぶとき、履き心地やデザインを重視する方が多いのではないでしょうか。もし、そこに「環境への配慮」の視点が加わったら――。そんな思いに応える一足を、Allbirdsがかたちにしました。同社は創業以来、「ビジネスの力で気候変動を逆転させる」との思いから、環境に配慮した製品開発を続けてきました。その集大成ともいえるシューズが「M0.0NSHOT Zero」です。
1足あたり平均14kgもの二酸化炭素を排出するとされる一般的なスニーカーに対し、「M0.0NSHOT Zero」は製造・輸送といったすべての工程で排出量を実質ゼロに抑えました。実質ゼロというのも、カーボンオフセットで相殺するのではなく、“ゼロから生み出す”ことで達成しています。

製品に使われている素材は、アッパーにはニュージーランドの再生型農業によって育まれたカーボンネガティブなウールを使用。ミッドソールには、サトウキビ由来のグリーンEVA素材を活かした「SuperLight Foam」が採用されました。さらに、ロゴやアイレットには、メタンから生成されたバイオプラスチックを使っています。

また、包装や輸送においても、サトウキビ由来の素材やバイオ燃料を取り入れ、すべての工程で二酸化炭素の排出を極限まで削減。環境への配慮を妥協なく貫いた、”未来の定番”となる一足です。
今回、Allbirdsは製造で得られた知見を「RECIPE B0.0K」というツールキットにまとめて公開しています。他のブランドがゼロカーボン製品を開発できるようにし、ファッション業界全体の変革を促すことを目指しています。
「M0.0NSHOT Zero」は世界5都市の店舗で展開し、日本では東京のAllbirds 丸の内店で4月5日に発売されました。生産数は500足。それぞれに個別の製造番号が刻まれた特別な一足です。
Allbirdsは設立以降、素材やデザイン、製造方法すべてにおいて「気持ちよく歩けること」と「地球へのやさしさ」を両立させる製品を展開してきました。ブランドを代表するスニーカー「Wool Runner」や、アディダスとの協業による「Adizero x Allbirds」など、環境負荷を抑えた製品のラインナップが共感を集めています。
Allbirdsが「ゼロ」の数字にこめた思いは「未来に負の遺産を残さないこと」。ミニマルで洗練されたデザインの「M0.0NSHOT Zero」は、シンプルだからこそ持つ力を引き出し、履く人と未来の暮らしをつなぐ一歩を踏み出す一足です。
商品情報
製品名:M0.0NSHOT Zero(ムーンショットゼロ)
カラー:ナチュラルブラック・サニーマリーゴールド(ソールはナチュラルブラック)
価格:35,200円(税込)
サイズ展開:24cm〜29cm(数量限定)
重さ:225g(片足27cm)
発売日:2025年4月5日(土)
販売場所:Allbirds 丸の内店(オンライン販売なし)
店舗情報
店舗名:Allbirds 丸の内店
住所:東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階 105区
営業時間:11:00〜20:00(日祝は10:00~19:00、不定休)
【参照ページ】Allbirds公式サイト
【参照ページ】RECIPE B0.0K


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