【2023】5月はフェアトレード月間!ミリオンアクションキャンペーンに参加しよう

5月の第2土曜日は「世界フェアトレード・デー」です。そして5月は「フェアトレード月間」として、世界中で、フェアトレードを広めるイベントやキャンペーンが開催されます。日本でも、毎年、フェアトレード製品の普及と認知向上を目指し、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンによる「ミリオンアクションキャンペーン」が行われます。

フェアトレードを選ぶ理由

私たちの暮らしは、いろいろな国で作られた商品に支えられています。中には安い価格で商品を提供するために、生産者や自然環境が犠牲になっていることも。

フェアトレードマークは、その商品が生産される過程で、様々な環境問題や社会問題が起こらない仕組み・解決への取り組みを行っていることを私たち消費者に伝えてくれるマークのひとつです。仕組みだけがあっても、問題は解決しません。私たち消費者が、しっかりと選ぶという行動が、社会をよくする大きな力になります。

ミリオンアクションキャンペーンの概要

ミリオンアクションキャンペーンは、フェアトレードを知ってもらうため、毎年5月に開催されています。フェアトレード商品購入、SNS投稿、イベント参加などがアクションにカウントされ、今年は200万アクションを目指しています。また、今年のミリオンアクションキャンペーンは、「1アクション=1円」が途上国の生産者への寄付になります。SNS(Instagram、Twitter)で「#fairtrade2023」をつけて投稿すると、さらに1アクションにカウントされます。※Instagramのストーリー投稿は含まれません。

フェアトレード商品を買おう

お店でフェアトレード商品を買ってみましょう。チョコレート、コーヒー、紅茶、バナナ、ワインやコットンの服やバッグなど、バリエーションも豊かです。ミリオンアクションキャンペーン参加店では、青いPOPが掲示されています。※アクションとしてカウントされるのは、キャンペーン参加企業の製品に限ります。

【参照サイト】Fairtrade – MILLION ACTION CAMPAIGN

お店で食べよう

カフェやレストランで、フェアトレード食材を使ったフード・ドリンクメニューを楽しみましょう。フェアトレードならではのおいしさと心地よさがあります。お店を探して訪ねるのもよし、お気に入りのお店があれば、フェアトレードのメニューがあるか尋ねてみるのもよいかもしれません。

【参照サイト】Fairtrade – MILLION ACTION CAMPAIGN

イベントに参加しよう

全国でイベントが開催されます。シンポジウムやお話会など学びを深めるもの、マルシェやスタンプラリー、ビーチクリーンなど楽しく参加できるもの、ウェビナーやインスタライブなど自宅から参加できるものもあります。

【参照サイト】Fairtrade – MILLION ACTION CAMPAIGN

寄付しよう

今回のアクションで寄せられた寄付は、中南米生産者ネットワークCLACを通して「気候変動基金」として、各生産者組合の実施する事業に充てられます。1アクション=1円に加えて、5月中にフェアトレード・ラベル・ジャパンへ寄せられた寄付金も、全額が「気候変動基金」への出資として、途上国の生産者のもとへ届けられます。

【参照サイト】Fairtrade – MILLION ACTION CAMPAIGN

ギフトに選ぼう

大切な人へのプレゼントに、フェアトレードのギフトを贈りましょう。5月は「母の日」や「こどもの日」、気候もよく、連休も多いので大切な人と会う機会も多いですね。フェアトレードのギフトは、贈られる人も作った人も、地球環境にも嬉しい、みんなが笑顔になれる、最適な贈り物です。

【参照サイト】Fairtrade – MILLION ACTION CAMPAIGN

料理に使ってみよう フェアトレードレシピ

日本で手に入るフェアトレード食材は、チョコレート、コーヒー、バナナ、紅茶、スパイス、オイル、ごま、はちみつなど、様々。ぜひお料理や手作りのスイーツで、おいしくフェアトレードを楽しみましょう。

【参照サイト】Fairtrade – MILLION ACTION CAMPAIGN レシピ集

プレゼントに応募しよう

抽選でフェアトレード製品の詰め合わせセットが当たる、懸賞キャンペーンが開催されます。
応募期間は2023年5月1日(月)~2023年5月31日(水)に、TwitterとInstagramで応募できます。

【参照サイト】Fairtrade – MILLION ACTION CAMPAIGN プレゼント応募方法


日本のフェアトレード認証製品の推計市場規模は、2022年に195.6億円(2021年比 24%増)となり、これまでにないペースで拡大していますが、フェアトレード・インターナショナルの本部があるドイツと比較すると日本の約17倍(ドイツは2,727億円)。一人当たりの年間購入額が最も多いスイスと年間購入額を比較すると、スイスは12,765円と日本の約101倍という大きな差があります。

【参照サイト】【最新フェアトレード市場規模発表】国内フェアトレード市場規模196億円、前年比124%と急拡大

背景には、消費者の環境・社会課題に対する意識の高さやフェアトレードの認知の高さを受けて、企業が積極的にフェアトレードを取り入れる傾向があります。

ミリオンアクションキャンペーンは、私たち消費者が「未来のためにフェアトレードを求めています!」と、一斉に意思を伝えることのできるキャンペーンです。全国の仲間と一緒にアクションを起こすからこそ、インパクトが大きく、実感を持つことができます。

まずは楽しくアクションしてみませんか?

【参照サイト】フェアトレード・ラベル・ジャパン
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牛嶋麻里子

福岡出身。フェアトレードを仕事にしてみようと思い立ち、2018年からは京都へ移住。アパレルのゼロウェイストや生産背景について学び、よりエシカルな選択ができる社会を目指して働いています。 プライベートでは、チョコレートのおもしろさとカカオの課題から目が離せなくなり、ひとりでフィリピンのカカオ畑に行ってみたり、チョコレート検定プロフェッショナルを取得してみたり。