サステナブルなスマートフォンケース10選。生分解性の素材から回収システムがあるモノまで

スマホケース

現代の生活に欠かせないスマートフォン。毎日使うアイテムなので、本体に装着するケースも、デザインや機能など自分にしっくりくるモノを選びたいですよね。最近は、環境に配慮したサステナブルなスマホケースも徐々に増え始めています。機種を変えるたびに買い換えることが多いスマホケースですが、サステナブル素材のものや、古くなったケースを回収してくれるサービスを選択することで環境負荷を下げることができます。

そこで今回は、おすすめのサステナブルなスマホケースを10選ご紹介します。

今回紹介するアイテムは、以下の基準で選びました。

  • 生分解性がある素材など、素材自体がサステナブルなもの
  • リユース、リペアなどに対応してもらえるもの
  • プラスチック素材の場合は、回収システムがあるもの
  • 日本でも買えるもの

CASETiFY(ケースティファイ)

米国LA発のグローバルライフスタイルブランド「CASETiFY(ケースティファイ)」の「Re/CASETiFY」は、スマホケースのリサイクルプログラムで回収したケースに、植物由来の素材などを組み合わせたオリジナル素材「Re/CASETiFY」でできたケースのシリーズ。色展開が豊富で、好きな文字を入れられるデザインもあるため、自分好みにカスタマイズできます。衝撃に強い点も頼もしいものです。

【ブランドサイト】CASETiFY

Pala Case(ペラケース)

ペラケース

ゴミのない世界を目指している、カナダのスタートアップ企業「Pela(ペラ)」が手掛けているサステナブルなスマホケース。亜麻のわらを植物由来のバイオポリマーに組み込んで独自開発した、100%コンポスト可能な、土に還る素材「Flaxstic™️(フラックスティック)」を使用している点が特徴です。デザイン性や企業理念に共感した人からの支持が高く、世界的によく知られています。

公式サイト:Pala Case

  • サステナブルなポイント:土に還るサステナブルな素材「Flaxstic™️」
  • 金額:4,004円(税込)~
  • 商品の詳細をみる: Eleminist 

TIDAL GREEN(タイダルグリーン)

スマホケース

画像出典:TIDAL GREEN

「私たちの一番身近にあるiPhoneのケースだからこそ、サステナブルなものを使って欲しい」という作り手の想いから生まれた、日本発のサステナブルなiPhoneケース。原料の80%が小麦で、土に還ります。人気が高いのは、日本らしさにあふれた「藍色」。ジェンダーや年齢を問わずに使いやすいデザイン、色がそろっています。

公式サイト: TIDAL GREEN

  • サステナブルなポイント:土に還る素材でできている
  • 金額:3,520円(税込)
  • 商品の詳細をみる:TIDAL GREEN 

ojnn エコスマートフォンケース

スマホケース

バッグや靴下、マスクホルダーなど、ファッション小物を取り扱う日本のブランド「ojnn」が作っているiPhoneケース。天然素材の小麦からできているので、100%コンポスト可能です。ファッション性、持ち運びのしやすさにもこだわっており、ストラップをつけるための穴がついたデザインのケースもあります。

公式サイト:ojnn

  • サステナブルなポイント:小麦由来の、土に還る素材でできている
  • 金額: 2,420円(税込)~
  • 商品の詳細をみる: iPhone Case [buri] 

ME-Q(メーク)のECO SMARTPHONE CASE(エコスマホケース)

手軽に1個から自作グッズを作れるオンラインサービス「ME-Q(メーク)」による、天然素材でできた「エコスマホケース」シリーズ。大きな特徴は、デザイン作成シミュレーターを使って好きな画像を印刷できる点にあります。世界にひとつだけのサステナブルなiPhoneケースが作れますよ。印刷代も含めて1,980円(ストラップタイプは2,480円)で作れるというお手頃な価格も魅力です。

公式サイト:ME-Q

  • サステナブルなポイント:天然素材(小麦由来)でできている
  • 金額:1,980円(税込) ※ストラップタイプは2,480円
  • 商品の詳細をみる:ME-Qエコスマホケース 

Lifeproof(ライフプルーフ)の WĀKE(ウェイク)

スマホケース

米国生まれのスマホケースのブランド「Lifeproof(ライフプルーフ)」が手掛けている「WĀKE(ウェイク)」は、海洋プラスチックごみ問題がテーマのスマホケースです。ケースの材料は、回収されたフィッシングギア(漁網など)から作られた、85%以上が海洋プラスチックごみ生まれの再生プラスチック。表面は波をイメージした凹凸がある形状になっています。機能性も高く、2mの高さから落としても耐えうる衝撃性があります。

公式サイト: Lifeproof

  • サステナブルなポイント:海洋プラスチックごみ由来の再生プラスチックでできている
  • 金額:34.95ドル
  • 商品の詳細をみる: WĀKE 

twig case(トゥウィッグ・ケース)

「twig case(トゥウィッグ・ケース)」は、米国ミネソタ州の工房で作られているiPhoneケース。材料のリッチライトは、FSC認証を受けた木材から生成された使用済みの紙を圧縮したうえで樹脂加工された、サステナブルな再生木材です。機能性が高く、通常の木材よりも高い耐久性と耐水性があり、軽いという特性があります。ケースはどれもデザイン性が高く、個性的でハッとする柄のものばかりなので、ぜひ自分らしいカバーを探してみてください。
※一部にTPUというプラスチック由来の素材が使われていますが、基本的にはサステナビリティを追求しています。

公式サイト: twig case

  • サステナブルなポイント:原料に竹やFSC認証を受けたサステナブルな木材由来の素材「リッチライト」を使用している
  • 金額:4,950円(税込)
  • 商品の詳細をみる: twig case 

KIBACOWORKS(キバコワークス)

KIBACOWORKS

画像出典:KIBACOWORKS

「KIBACOWORKS(キバコワークス)」は、中学の同級生だったデザイナーとサーファーの二人によって設立された、鎌倉に工房を構えるブランド。デザインから加工まで、すべてを自分たちの手で手掛けています。ブランド設立のきっかけにもなったiPhoneケースの主な素材は、竹。そこにロゴや、海にまつわるモチーフが入れられています。
※一部にTPUというプラスチック由来の素材が使われていますが、基本的にはサステナビリティを追求しています。

公式サイト: KIBACOWORKS

  • サステナブルなポイント:竹でできている、職人の支援につながる
  • 金額:4,950円(税込)
  • 商品の詳細をみる: KIBACOWORKS 

tototo(トトト)

フィッシュレザーのスマホケース

廃棄される運命だったブリ(魚)の皮をアップサイクルしてできたフィッシュレザー製の、iPhoneケース。細やかな鱗の模様が生み出す、優しい手触りと艶が魅力です。なお、富山県氷見市を拠点にする「tototo」のコンセプトは「生命の恵みを無駄にしない持続可能なものづくり」であり、買うことが取り組みの支援にもつながります。

公式サイト: tototo

  • サステナブルなポイント:廃棄される運命だった魚の皮からできている
  • 金額:12,000円(税込)
  • 商品の詳細をみる: iPhone Case [buri] 

Hamee(ハミィ)の「エコタマプロジェクト」

Hamee(ハミィ)は家電量販店やスマホショップでもよく見かけるスマホケースのiFaceシリーズなどを企画、販売している日本の企業です。スマホケースの材料は再生素材ではありませんが、購入したケースの回収やリサイクルに積極的に取り組んでいる点がエコです。しかも、キャンペーンのページで返送用ラベルを出力すれば、送料が無料になります。キャンペーンは10月末までの予定ですので、Hameeのスマホケースをすでに持っていて買い替える予定の方は、ぜひこの機会にご参加ください!

公式サイト:エコタマプロジェクト

  • サステナブルなポイント:使用済みケースの回収システムがある
  • 金額:0円(送料)

今回はサステナブルなスマホケースをご紹介しました。人前で取り出すことも多いスマホのケースをサステナブルなアイテムにすることで、プラごみの廃棄問題などの会話が生まれるかもしれません。ぜひ、自分らしいサステナブルなケースを選んでみてくださいね!

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曽我 美穂

曽我 美穂(そが みほ)。2008年にエコライター・エディター・翻訳者として独立。雑誌やウェブサイトで編集、撮影、執筆、翻訳などをおこなっている。主なテーマはエコな暮らしやSDGs、環境問題。私生活では2009年生まれの娘と2012年生まれの息子の二児の母でもある。現在、富山県在住。個人サイト:https://sogamiho.mystrikingly.com/