「ごみ」の概念を変えよう! ごみゼロなアクションで530円が寄付できるハッシュタグチャリティーがスタート

ごみゼロアクション

2015年に国連で取り組まなければならない目標としてSDGsが採択されて以降、世界各地では地球環境を守るため、改善するためのイベントが頻繁に開催されるようになった。社会システムの変更や取り組むべきアクションについて考え、広く訴えるために世界中の何百万人という人々が参加しているが、まだまだ大きな改善は見られないという。

そんななか日常的に発生するごみに着目し「ごみという概念をなくして循環し、バランスの取れている地球」を目指した活動を進めるために発足したプロジェクトがある。

株式会社アイクリエイトが運営するコミュニティ「Planners(プランナーズ)」は、2030年までに「ごみ」という概念がない社会の実現を目指す新プロジェクト「530ACTION(ごみゼロアクション)」を5月1日よりスタート。5月30日の「ごみゼロの日」までの1ヶ月間、Z世代を中心とした環境保護団体や学生団体を含み20以上の団体が参画し、気候変動や環境問題といった問題やその解決策、具体的なアクションを発信していく。

ごみゼロアクション,

参加団体は、人気TV番組をオマージュしたごみ拾いイベント「清走中」や湘南を拠点にSDGsに関わる活動をするZ世代グループ「NAMIMATI(なみまち)」など。

第一弾アクションとして、5月30日の「ごみゼロの日」までの1か月間を「ごみゼロ月間」と制定し、SNSに指定ハッシュタグを付けて投稿すると、1投稿あたり530円がWWFジャパンに寄付されるハッシュタグチャリティー企画が5月1日からスタートしている。

ごみゼロアクション(ごみ拾いやマイボトル利用といったゼロウェイストなアクション)では、Instagram、Twitter、Facebook、TikTokでハッシュタグ「#530ACTION」を付けて投稿するだけ。シンプルなのでぜひ参加してみてほしい。また、ハッシュタグで検索すると他の参加者の活動も見ることができる。

環境省の資料「一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和2年度)について」によると、令和2年度のごみ処理事業経費は2兆1,290億円にも上る。また、国内の埋め立て面積はあと22年もするとごみでいっぱいになり、埋め立てできなくなる計算だ。
参考資料:一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和2年度)について

「ごみを無くす」と「ごみという概念を無くす」は、似ているようで大きく異なる部分があるのではないだろうか。一見不要と感じる家庭ごみも、ごみとして出すか、資源とするか。また、廃棄するのか、直して再利用するのか、考え方や行動を変えるだけで解決への道も大きく変わってくるのかもしれない。気になる人は、ぜひSNSでハッシュタグ「#530ACTION」をチェックしてみよう!

【参照サイト】530ACTION
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斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。