洗濯の時にゼロウェイストやプラスチックフリーを目指すのは難しい?実はちょっとした工夫で、ごみを減らしたり、プラスチックごみを減らすことができます。できることからやってみましょう!
【洗濯用洗剤】粉末・量り売り・ソープナッツ
洗濯用洗剤には様々なタイプがありますが、ゼロウェイストの観点からのおすすめは、紙製の容器に入った粉末タイプの洗剤です。また、量り売りスーパーに容器を持参して、粉や液体の洗剤を買うのも良い方法です。
ソープナッツは、ムクロジという木から採れる実を乾燥させたもので、日本でも古くは奈良時代洗濯に使われてきました。使い方はシンプル。何個かそのまま布袋に入れ、洗剤がわりに洗濯機に入れるだけです。公園などで拾えば、プラスチックフリーです。
【漂白剤】酸素系漂白剤(粉末)
漂白剤も粉末を選べば、プラスチック容器のごみを減らせます。また、漂白剤の中で環境負荷が低いのは、使用後に水と酸素と炭酸ナトリウムに分解する過炭酸ナトリウムでできている、酸素系漂白剤(粉末)です。白い衣類はもちろん色柄物にも使えます。ツンとした臭いがないので使いやすいのも、うれしいポイント。洗濯槽の掃除にも使えます。
【手洗い】固形石鹸・洗濯板
洗濯物を手洗いする時は、木でできた洗濯板と固形石鹸を使うのがおすすめ。洗濯板の絶妙の波型が、汚れを落としてくれます。また、シンプルな成分でできた固形石鹸は環境負荷が低く、肌にもやさしいです。
【柔軟剤】クエン酸
柔軟剤は、洗濯の時に、必ず使わなければいけないという訳ではありません。一度柔軟剤を使用せずに洗濯してみるのがおすすめです。柔軟剤を使わずに洗濯すれば、プラスチック容器のごみを削減できます。
また、柔軟剤代わりに使えるのが、クエン酸。水10Lに対して1~2g(小さじ1/3)程度を、すすぎの段階で水が透明になってきた時に洗濯機に投入してください。柔軟剤投入口に入れる場合やドラム式洗濯機に使う場合は、あらかじめ水で溶かして状態で入れましょう。粉末のまま入れると溶けきれず洗濯槽にこびりつく可能性があります。1回の使用量が少ないので、プラスチックごみの削減になります。
【洗濯ネット】コットンの巾着袋・マイクロプラスチック対応洗濯ネット
プラスチック製の洗濯ネットがほとんどですが、コットンの巾着袋でも洗濯ネット代わりに使えます。
また、フリースなどプラスチック由来の繊維でできた衣類やタオルを洗うと、マイクロプラスチックが流出してしまう原因に。普段から、できるだけ天然素材の衣類やタオルを選ぶことをおすすめします。どうしても洗濯をする必要がある場合は、細かい網目で、マイクロプラスチックを流さないようになっている洗濯ネットが販売されています。
【洗濯バサミ・ピンチハンガー】ステンレス製・木製
洗濯バサミ・ピンチハンガーも、よく見るものはプラスチック製です。プラスチック製のものは、外で使うので劣化して割れやすく、また、プラスチックが日々削られ、マイクロプラスチックとして飛散してしまう可能性も。そこで、おすすめしたいのがステンレス製の洗濯グッズ。滅多なことでは壊れないので長く使えます。
洗濯バサミは木製のものもおすすめです。
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