洗濯しても取れない汗臭い服には、過炭酸ナトリウム!使い方を解説

洗濯

最近注目されているナチュラル洗剤のひとつ、過炭酸ナトリウム。どのような洗剤かあまり詳しく知らないという方も「オキシ漬け」で人気の『オキシクリーン』はご存知ではないでしょうか。

実は過炭酸ナトリウムは『オキシクリーン』の主成分。ほかにも花王の『ワイドハイター』やライオンの『ブライト』などの酸素系漂白剤にも含まれています。そんな影の立役者ともいえる過炭酸ナトリウムは、衣類の落ちにくいシミやにおいに効果を発揮する、家庭に常備しておきたいアイテムです。そこで今回は過炭酸ナトリウムの効果的な使い方について解説します。

衣類の落ちないシミやにおいは過炭酸ナトリウムで落とそう!

過炭酸ナトリウムは油よごれや皮脂よごれ、タンパクよごれなどを落とすのが得意です。食べこぼしやシャツの襟・袖よごれ、黒ずみや黄ばみなど酸性のよごれを中和して落とします。また、血液のシミにも効果的です。また、汗や皮脂のよごれはにおいの原因となる雑菌のエサになるため、これらをすっきりと落とすことでにおいの解消にもつながります。

過炭酸ナトリウムを使ったつけおき洗いの手順

過炭酸ナトリウムは、つけおき洗いで使うのが効果的ですを発揮します。お湯に過炭酸ナトリウムを溶かし、つけおきしておくだけなのでとっても簡単! 効果的なやり方を、手順を追って紹介します。

1.洗面器などにお湯を張り、過炭酸ナトリウムを溶かす

洗面器に40~50℃ほどのお湯を張り、その中に規定量の過炭酸ナトリウムを溶かして洗浄液を作ります。頑固なよごれの場合には少し濃いめに作るのがおすすめです。

ポイントはお湯の温度。少し熱いかなと感じるくらいが過炭酸ナトリウムがもっとも作用しやすい温度です。

2.よごれの程度に応じて30分から数時間つけおきする

洗浄液の中によごれを落としたい衣類を入れてつけおきします。つけおきの時間はよごれの程度に応じて30分から数時間ほど。ひどいよごれの場合は一晩おいておくとすっきり落とせます。

3.洗浄液ごと洗濯機に入れ、いつもどおり洗濯する

よごれが落ちたら洗浄液ごと洗濯機に入れて洗います。ほかの衣類と合わせて洗濯してもかまいません。洗浄液はアルカリ性のため、肌が弱い方は手袋などをはめ、直接触れないようにしましょう。

過炭酸ナトリウムを洗濯に使うときの注意点:ウールやシルクはNG

よごれ落ちに効果を発揮する過炭酸ナトリウムですが、ウールやシルクなどの動物性の繊維、木のボタン、金属のジッパーなどが付属しているような衣類には使えません。また、デリケートな衣類に使う場合はあらかじめ目立たない場所で、あらかじめ色落ちしないかチェックしておくと安心です。

過炭酸ナトリウムは洗濯槽の掃除にも活躍!

衣類のよごれやにおいを落とすのに便利な過炭酸ナトリウムは、洗濯槽の掃除にも活用でき活躍します。つけおきする際と同じように40~50℃のお湯を洗濯槽にた貯め、規定量の過炭酸ナトリウムを入れて数時間から一晩放置します。浮いてきたよごれを網ですくい、その後よごれが出てこなくなるまで洗濯機を回したら完了です。

過炭酸ナトリウムは頑固なよごれやにおいに効果的

過炭酸ナトリウムは食べこぼしや皮脂などのよごれ、血液、雑菌によるにおいなどを落とすのに効果を発揮します。いつもの洗濯で落としきれないよごれやにおいは過炭酸ナトリウムを活用して、すっきり落としましょう。

(監修:曽我 美穂

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みすみぞの いずみ

九州在住、2男児の母でライター。産後、慣れない育児と家事を必死に両立させようとする中で、モノを減らした暮らしの快適さに気づく。もっともっと毎日の生活も思考もシンプルにさせたい30代半ば。