「ロスパン」とは、パン屋さんで出てしまう、まだ食べられるのに廃棄せざるを得ないパンのこと。パンのお取り寄せ・通販サイトの「rebake(リベイク)」ではロスパンを積極的に販売し、食品ロスを減らそうとしています。これまでに4回注文した経験から、ロスパンの注文から保存、食べるまでのコツをお伝えします。
1.自分に合いそうなロスパンを選ぶ
まずは、rebakeのウェブサイトで検索しましょう。「絞り込み検索」で「ロスパン」を選ぶと、全国のパン屋さんのロスパンが出てきます。そこから、下記を目安に選んでみましょう。
- 量(箱の大きさから、だいたいの量が分かります)
- 値段(2000円~3000円程度のものが多いです)
- パン屋さんのこだわりポイント(天然酵母、国産小麦、ハード系、ソフト系など)
- パン屋さんの場所(近い方が輸送にかかるCO2排出量が少なくてエコです)
- 発送までの順番待ちの人数(早く食べたいなら順番待ちの人数が少ないセットを選びましょう)
「パン屋さんが多すぎて選べない」という場合は「特急おたのしみ便」がおすすめ。注文から5日以内に、全国のどこかのパン屋さんからロスパンが届きます。
また、地元や近所のパン屋さんを選ぶと、輸送の際の環境負荷を減らすことができるだけでなく、地域の循環も育むことができます。地元北陸エリアで購入した中でおすすめは、富山県にある「パン・オーレ」。本格的なスペインの石窯で焼きあげられるパンがたくさん入っていました。富山ならではの昆布パンも!また、石川県の創業70年老舗の「パンあずまや」のパンも美味しくておすすめです。
2. 冷凍庫にロスパン用のスペースを確保する
注文後は、ロスパンがいつ来ても大丈夫なように、冷凍庫内にパン用のスペースを確保しましょう。いつも、パンが入ってくる「60サイズ」の箱より若干小さい、引き出し式の冷凍スペースがいっぱいになります。
パンが届いたら、すぐに解凍して食べるパン以外は、すぐに冷凍庫に入れましょう。パンごとに賞味期限が異なることがあるので、賞味期限が短いパンを手前に入れると良いです。保存の仕方や食べ方が書かれた紙が同封されている場合は、それも参考にしてください。
3. ロスパンにひと手間かけて、食べる
パンは、電子レンジでの解凍や自然解凍をしたあとに、オーブンレンジのトースト機能やトースターで温めましょう。このひと工夫で、焼き立てのようなおいしさが味わえます!
ナン風のカレーパンは、解凍後にトースト機能で温めたら外がサクサク、中はホカホカになりました。
カレーパンやパイも、解凍後に軽くトーストすると、食感が段違いに良くなります。
ロスパンが届いたあと、しばらくの間はバラエティ豊かなパンを日常的に食べられるので、何回も幸せな気持ちになれますよ。今後も、おいしくて食品ロス削減にもつながる「ロスパン」を活用していくつもりです!
【参照サイト】パンのお取り寄せ・通販サイト「rebake(リベイク)」
【関連サイト】食品ロス削減!余剰品・訳あり品をおトクに購入できて社会貢献もできるサイト8選
曽我 美穂
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