自然派ラグジュアリーリゾートのパイオニアとして知られるホテル「シックスセンシズ」が、京都に新しくオープンしました。シックスセンシズは、地域コミュニティとの共生やサステナビリティへの徹底したコミットメントで、世界をリードするホテルブランドです。
今回は、そんな「シックスセンシズ京都」のサステナブルな取り組みについて紹介します。
日本初上陸!シックスセンシズ京都開業

開業セレモニーの鏡開きの様子
開業セレモニーには京都市長や副知事をはじめ、シックスセンシズCEOのニール・ジェイコブズ氏や、シックスセンシズ京都の総支配人ニコラス・ブラック氏などを迎え、鏡開きが行われました。
細部にまで息づくサステナビリティ

水と炭酸水を館内で作り、
瓶にボトリング
また、シックスセンシズ京都では、徹底したごみの管理が行われています。毎日ごみの計測を行い、どの部署からどれくらいのごみが出たかを集計し、月間レポートを作成しています。そこから改善策を模索しています。
プラスチックフリーを実現した客室

ツツジの向こうに東山を望む客室

アメニティもプラスチックフリー

ランドリーバッグもオリジナルの布製
二十四節季に合わせた、持続可能な食を楽しむ
日本古来の暦、二十四節季に基づいた「オールデイダイニングSekki」では、持続可能な食を楽しむことができます。輸送にかかるCO2削減のため、食材は160キロ圏内で採れたものをメインに使用しています。また、環境に配慮した取り組みに賛同し、プラスチックごみ削減に対応してくれる仕入れ先から購入しているところもポイントです。
さらに野菜を注文するのではなく、伏見で7代続く「ヤマダファーム」や「田中農園」から旬の野菜が届くシステムになっています。シェフは、届けられた野菜やアニマルウェルフェアに配慮されたお肉、毎朝届けられる近海で採れた鮮魚などからメニューを考えます。

敷地内で京野菜やハーブを栽培。
レストランでも提供される
さらに、なるべく食材は丸ごと使い切るようにし、余った牛乳はカッテージチーズなどに加工して再利用するなど、キッチンでもなるべくごみを出さないように取り組んでいます。それでも出てしまう食品ロスはコンポストで堆肥化し、その堆肥を使って野菜を育てるという循環を実現しています。
ワークショップで、サステナブルな体験を

オレンジの皮から精油を作る
ワークショップも

天然素材を用いた手作り体験ができる
さらに、地元の職人やアーティストを招いたワークショップを開催し、地元の文化を守ることにも取り組んでいます。これらの活動はサステナブルツーリズムの考え方を具体的に示しており、地域にとってポジティブな循環を生み出しています。
編集後記
京都に新しくオープンした自然派ラグジュアリーリゾート「シックスセンシズ京都」を取材しました。現在、レストランは宿泊しなくても利用できるので、ぜひシックスセンシズのエッセンスに触れてみてください。
そしてできれば、その場にいるスタッフさんと一言二言、言葉を交わしてみてください。シックスセンシズに共通する考え方やマインドから、きっと何かが得られるはずです。
【参照サイト】Hotel in Higashiyama, Downtown Kyoto | Six Senses

mia

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