日々の買い物を通じて、誰かを笑顔にしたり、環境を守ったりすることができたら。そんな「人や地球にやさしい」商品やサービスを表彰する、第13回ソーシャルプロダクツ・アワード2026の各賞が発表されました。このアワードは、エコやオーガニック、フェアトレード、地域の伝統、寄付つきといった、持続可能な社会づくりにつながる「ソーシャルプロダクツ」を普及させることを目的としています。

出典:一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会 プレスリリース
今回の年度テーマは、令和6年能登半島地震・豪雨災害からの復興支援です。大賞に選ばれたのは、オイシックス・ラ・大地株式会社による「EAT and SEND for 能登半島」です。これは定期宅配の仕組みをいかし、利用者が日常の食事を楽しみながら、無理なく継続的に復興支援に参加できるモデルです。地域の食文化を守りつつ、支援の透明性を高めている点が、専門家や生活者から高く評価されました。
また、自由テーマで大賞を受賞したNPO法人AlonAlonの「Flowers for SDGs」は、IT技術を障がい者の作業特性と組み合わせることで、高品質な胡蝶蘭の生産体制を築きました。支援の枠を超え、高い付加価値を生む担い手としての就労を支援するこの取り組みは、社会的な認識を新しく塗り替える大きな一歩として注目を集めています。

自由テーマ 大賞「Flowers for SDGs」
今回の審査では、単に「支援する側とされる側」という関係ではなく、企業と社会が共に価値を作り出す「共創」の姿勢が重視されました。子育て世代にとっても身近な、暮らしのシーンに寄り添う受賞アイテムをご紹介します。
【食・キッチン】能登の恵みを、未来へつなぐ

年度テーマ 環境大臣特別賞「能登ひとしお」
環境大臣特別賞を受賞した有限会社能登製塩の「能登ひとしお」は、奥能登の海水のみを原料に、伝統的な塩づくりの価値を再生させた海塩です。震災による中断を経て再開されたこの取り組みは、地域と連携しながら復興に伴走するモデルとして高く評価されました。
あわせて、災害廃棄物となった能登瓦を美しい陶器へと生まれ変わらせた「能登瓦再生陶器」など、地域の資源を大切に使い切る知恵が詰まったプロダクトも選出されています。これらは、日々の料理を通じて被災地の歩みに寄り添える、心強い選択肢となります。
【教育・子育て】こどもの「好き」を自信に変える

教育版マインクラフト「GLOBAL GAME」
ソーシャルプロダクツ賞を受賞した特定非営利活動法人ここのばの「GLOBAL GAME」は、教育版マインクラフトを活用したオンライン個別療育プログラムです。発達障がいや不登校といった課題を抱えるこどもたちが、大好きなゲームを通じて社会性を育める場を提供しています。
一方で、株式会社bajjiの「Poteer」は、障がいをもつ方の日常行動を生成AIでアートに変えるプラットフォームです。これまで評価されにくかった日常の動きを価値あるアウトプットに変換し、企業での雇用に繋げるという、テクノロジーを優しさに変える新しい支援の形が注目されました。
【ギフト・インテリア】贈る側も受け取る側も心地よく
環境大臣特別賞を受賞した有限会社ヒカル・オーキッドの「FOR EARTH」は、自然由来の素材のみを使用し、花が終わった後の無料回収・再育成までを仕組み化した循環型の胡蝶蘭ブランドです。贈答文化における廃棄問題に正面から向き合う設計が、独自の価値として認められました。

伝統工芸と太陽光技術が融合した、21世紀の行燈「ソネングラス®︎ EN(えん)」
また、伝統工芸と太陽光技術を融合させたソネングラスジャパンの「ソネングラス EN」は、インテリアとして美しく、停電時などの防災用としても役立つフェーズフリーな灯りとして選ばれました。竹林資源の活用と南アフリカでの雇用創出を両立させている点も、大きな魅力です。
【地域・再生】石川の資源を、全国の応援へ
石川県内で回収された紙資源を再生し、使うことが復興支援につながるキンコーズ・ジャパンの再生紙「おきあがみ」など、廃棄素材を前提に設計された商品開発も今回の大きな特徴です。地域資源の循環と多様な主体の参加をうながす仕組みは、私たちの暮らしと社会課題をより身近に結びつけてくれます。
これらの受賞商品は、3月26日に東京で開催される授賞式でお披露目されます。私たちが手に取る一つひとつの商品が、どのような背景で作られ、どこにつながっているのか。そのストーリーを知ることは、自分らしいサステナブルな暮らしを形づくるきっかけになります。こうした温かな循環が広がることで、社会全体がより豊かで持続可能なものへと変化していくことが期待されています。
【参照元】第13回 ソーシャルプロダクツ・アワード2026 各賞決定(プレスリリース)
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