京都から始まる、循環型ビジネスの未来を共にデザインしませんか?
京都市では、持続可能な形で資源を効率的・循環的に有効利用し、付加価値を生み出す経済の仕組み「サーキュラーエコノミー(循環経済)」への移行に向けて取り組んでいます。
この度、サーキュラーエコノミーに関心をお持ちいただいている様々なステークホルダーの皆様にご参加いただけるネットワーキングの場として、「サーキュラービジネスデザインスクール京都 Open Day」を開催いたします。
当日は、京都市内における実践者によるプレゼンテーションや、会場におけるプロダクトの展示等を通じて、サーキュラービジネスの最前線に触れていただけます。また、登壇者や来場者が分野を越えて交流するネットワーキングの時間も予定しています。
サーキュラービジネスに関する新たな連携やアイデアの種を見つけに、ぜひご参加ください。
イベント概要
日時:2025年11月20日(木)18:00~21:00(17:45受付開始)
会場:QUESTION 7F(京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町390-2)
費用:無料(事前申込制)
定員:30名程度(要申込・先着順)
参加方法:Peatixよりお申し込みください(締め切り11月20日14:00)
プログラム(予定)
18:00〜18:30 オープニング
18:30〜19:00 実践者プレゼン
19:00〜19:25 展示紹介・自由見学
19:25〜20:25 テーマ別交流&自由ネットワーキング
20:25〜20:30 クロージング
登壇
株式会社イワタ 代表取締役 岩田 有史様
1983年に株式会社イワタ入社。1988年より睡眠研究を開始し、研究機関と産業界の橋渡し役として、睡眠環境や寝具開発、教育研修など幅広く活動。近年はサーキュラーデザインの視点から、持続可能なものづくりにも注力し、新たな価値創造に挑戦しています。
Curelabo株式会社 赤松 司様

2023年に入社し、京都事業所にて経営企画や経理財務を担当。
Curelaboは2021年に沖縄で創業し、サトウキビの搾りかす「バガス」など、本来廃棄される未利用資源をアップサイクルする素材開発を行っています。京都では、北山杉の枝やおがくずなど地域資源を活用し、アップサイクルした素材を地域の産業と連携させることで相乗効果を生み出しています。企業・産学・地域との協働を通じて、新たな循環ビジネスの創出を目指しています。
株式会社Spacewasp 代表取締役 伊勢崎 勇人様

東北大学大学院都市建築学専攻修了。大手組織設計事務所を経て、建築事業プロデュース会社「NoMaDoS一級建築士事務所」、日本唯一の建設3Dプリンター製造会社「Polyuse」、あらゆる植物から内装を自動製造するグリーンテック会社「Spacewasp」を設立。建築を軸に、業界課題から様々なサービスや事業開発を行う。
出展
株式会社Colourloop(京都)
2019年8月、「色をベースにした繊維リサイクルシステムに関する研究」(京都工芸繊維大学 博士論文)を社会実装するかたちで発足した大学発ベンチャー企業です。廃棄繊維を「色」で分別し、アップサイクルする独自技術「Colour Recycle System®」を活用し、廃棄繊維を使ったより魅力的な素材のあり方を模索し、素敵だと感じてもらえる素材やプロダクトの開発をしています。サスティナブルな製品開発や企業とのコラボレーションを通じて、環境問題に取り組みながら、人々の日常に彩りと価値を提供することを目指しています。
甲子化学工業株式会社(大阪)「HOTAMET(ホタメット)」は、廃棄されたホタテ貝殻を再資源化した新素材「SHELLTEC」を用いた環境配慮型のヘルメットです。ホタテの貝殻は毎年約10~20万トン廃棄されており、北海道などでは地域の社会問題になっていました。本製品では、貝殻を素材として活用するだけでなく、バイオミミクリーの観点からホタテ貝殻の造形美を意匠に取り入れ、さらに貝殻のチップをあえてみせることで、素材の存在感を感じるデザインにしています。廃棄物を価値ある製品へと循環させる理念のもと開発しており、素材のさらなる改良を目指して開発を続けています。
TOPPAN株式会社(東京)使用済み紙おむつの回収~洗浄・分別~マテリアルリサイクルを関係企業と連携し、事業化を目指しています。分別材料はパルプ・プラスチック・SAP(高吸収性澍脂) でこれらの再生資源を活用し、消費者に有益な製品や材料へのアップサイクルを実現します。リサイクルを推進することで、焼却処理と比べてCO2排出量の低減に貢献いたします。
株式会社TerrUP(京都)
飲食店やホテルで年間43億膳廃棄されている竹割り箸を再利用しオフィス家具を製造しています。木製の割り箸は大手の製紙メーカーが紙製品などに再利用している一方で、竹割り箸は繊維が固く再利用されてきませんでした。その竹割り箸の固さを活かし一点物の家具を作っています。
馬場染工業株式会社(京都)
150年以上の歴史を持つ「京の黒染屋」。着物だけでなく、色あせや汚れがある洋服を黒に染め直し、再び着られる一着へと再生しています。黒の色味は、自然な黒から“黒より黒い”漆黒の「秀明黒」まで選択可能。染め直しに合わせてボタン交換や修理も行い、洋服を長く大切に着続ける文化を提案しています。千利休も愛した「柳の水」を使い、一着一着を丁寧に染め上げています。
洛西紙工株式会社(京都)
強化ダンボールによる『循環型空間什器』は、木製什器の約1/3の軽さで高い強度を持ち、CO₂排出量は約1/2。使用後は廃棄コストゼロで100%リサイクルできるサステナブル製品です。 イベントや展示会などで短期使用される什器を、廃棄前提ではなく「循環資源」に置き換えることで、環境負荷とコストを同時に削減します。 さらに、製造過程で生じる端材は地域の教育教材として再利用され、「使うほど社会が良くなるソーシャルグッドな仕組み」を備えています。

株式会社ワコール(京都)
独自開発した『立体メルトブロー法』を用いて廃棄物を低減する立体不織布製造を実現し、下着カップや雑貨への展開を進めています。単一素材で立体物を成型できる強みを活かし、衣服や資材など新たな分野へ応用の幅を広げ、持続可能なものづくりに取り組みます。
京都市(京都)
コインの代わりにペットボトルキャップを入れて回せるカプセルトイ「循環ガチャ」。ガチャを回すと、循環型グッズなどのアイテムが出てきて、地域や資源の循環を体験できるという仕掛けです。今後、イベント出展も含め、更なる活用を検討しています!
こんな方におすすめ
・サーキュラーエコノミーに興味・関心があり、サーキュラービジネスの最前線に触れたい方
・サーキュラーエコノミーに関するビジネスモデルの創出や事業展開のアイデアやヒントを探している方
・地域資源や京都の強みを生かした新たなプロダクト・サービス開発に関心のある方
・京都市内の企業から、サーキュラーエコノミーの実践事例や知見を学びたい方
・企業、自治体、金融機関、教育機関、メディアなど様々なステークホルダーと持続可能な協働・共創のネットワークをつくりたい方
Circular Business Design School Kyotoとは
京都には1200年の歴史の中で育まれた「しまつのこころ」や循環型の暮らし、モノづくり文化など、時代を超えて輝き続ける資産がある。気候変動や生物多様性の保全など地球規模の課題が深刻化する中で求められる循環型の未来を実現するには、これらの叡智を現代に活かし、未来につなぐ創造力が必要だ。そこで、IDEAS FOR GOODを運営するハーチ株式会社では、京都というまちに根付く循環型の叡智と最先端のサーキュラーエコノミー知見に基づく未来志向を掛け合わせることで、ともに欲しい未来を描き、実現するための学習プログラムを2025年10月より開始。「Decode Culture, Design Future 叡智をほどき、革新をしつらえる」──伝統の先に続く循環型の未来を、京都から。※本イベントは、「サーキュラービジネスデザインスクール京都」の一環として実施するものです。
ウェブサイト:https://cbdskyoto.jp/
主催:京都市環境政策局 環境企画部 環境総務課
運営:ハーチ株式会社(本事業運営受託会社)
お問い合わせ
プログラムに関すること:ハーチ株式会社(担当:高椙)
E-mail: contact@cbdskyoto.jp
報道機関・サーキュラーエコノミー移行推進に関すること:京都市環境政策局 環境企画部 環境総務課(担当:櫻井・池田)
TEL: 075-222-3450
E-mail: kankyosomu@city.kyoto.lg.jp
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