かんたんでおいしいゼロウェイストなレシピ「人参のごま酢和え」

人参

サステイナブルに暮らしたい」の著者、服部麻子さんとLife Huggerのコラボレーション企画、「あるものでごはん」がスタートします!今回のシリーズでは、旬の野菜や規格外の野菜などを使って簡単にできる、日々のごはんのレシピをお届けします。

シリーズ1回目となる今回は、今が旬の「人参」を使ったレシピを教えてもらいました。

規格外の人参をたっぷり使ったレシピ

人参

冬の人参は甘くておいしい。生でも、調理しても良いので、常にストックしておきたい冬の野菜です。我が家はオーガニックの生産者さんから規格外のものを直接購入することが多いのですが、規格外といっても、ちょっと小さかったり、大きかったり、形が個性的だったりするだけ。何の問題もありません。味はもちろんとびきりおいしい。

直接購入することで、パッケージフリーにも対応してもらえるし(むしろ喜ばれる)、買い手がつかないこともある規格外の野菜をゆずり受けることが、食品ロス削減にもつながります。なにより地元の顔の見える生産者さんから直接手渡してもらえるのがうれしい。手頃な価格でゆずっていただけるのもありがたい点です。

今回は「どうしよう、人参しかない!」というときにほぼ作る「人参のごま酢あえ」を紹介します。

作り方はとても簡単。 材料は、人参、白ごまだけ(調味料は別)。 できたてでも冷めてもおいしく、家族みんなが大好きなおかずです。

人参のごま酢和え

人参のごま酢あえ
【材料】
・人参2本
・白ごま大匙2
・調味料(塩二つまみ、ごま油少々、醤油小匙1~、酢小匙1~)
*分量は「目安」なので、ご自分の好みや気分に合わせてください。

【つくり方】
1.人参は千切りにして鍋に入れ、塩少々をまぶして5分ほどおき、水分を出す
2.白ごまを煎り、すり鉢で半擦りにする(市販のすりごまでもOK)
3.鍋を中火にかけ、人参から出た水分を飛ばしながら火を通し、火から下ろしてざっと粗熱を取る
4.ごま油、醤油、酢の順に加える都度よく混ぜ、最後にすりごまを加える。味見をして好みの味に調整する。

ポイントは人参に塩をすることで余分な水分を出し、絞らずにそのまま火にかけて飛ばすこと。これで、人参のくさみが抜けておいしくなります。火の入れ加減はお好みで。私は少し歯ごたえが残るくらいが好きですが、 柔らかくしたい場合は水を少々足し入れ、蓋をして数分蒸し煮にしても。

「人参のごま酢和え」は多めに作っておけば、お弁当のおかずやサンドイッチの具にもなる便利なおかずです。キムチと組み合わせて丼にしたらとてもおいしいかったので、こちらもぜひ!

人参のごま酢和えとキムチの丼

人参のごま酢あえ
【材料】
・人参のごま酢和え
・キムチ
・ごま油
・醤油
・海苔
・白ごま

【つくり方】
ごはんの上に人参のごま酢和え、キムチの順にのせ 、上からごま油、醤油をまわしかけ、最後に白ごまと海苔をのせるだけ!

醤油の香り、ごま油のコク、海苔の旨味と白ごまの香ばしさを重ねることで、シンプルなのに重層的で満足感のある味になります。

おいしい野菜をたっぷり食べるとうれしい気分になりますね。毎日おかずを何種類もつくるのは大変。ごはんとお味噌汁と野菜のおかず一品、あるいは「あるもの」をのせた丼スタイルは我が家の定番。気持ちも体もかろやかで気に入っています。

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服部麻子

高知の山のふもとで、ちいさな畑、野草茶ブレンド、保存食づくりを楽しむ。 日々のごはんはそのとき「あるもので」作っています。著書に『サステイナブルに暮らしたいー地球とつながる自由な生き方―』『サステイナブルに家を建てる』(アノニマ・スタジオ)(写真 衛藤キヨコ)Instagram:@asterope_tea