食材が青菜しかないという時に役立つレシピ「青菜のオイル蒸し」

青菜

サステイナブルに暮らしたい」の著者、服部麻子さんとLife Huggerのコラボレーション企画、「あるものでごはん」。旬の野菜や規格外の野菜などを使って簡単にできる、日々のごはんのレシピをお届けしています。

2回目となる今回は、「青菜」をたっぷり使ったレシピを教えてもらいました。

冬が旬の青菜をたっぷり使ったレシピ

寒い季節の野菜と言えば、青菜。この時期にたっぷり食べたい野菜です。

おひたしや胡麻和え、ナムルもおいしいけれど、ぜひ試していただきたいのがオイル煮。
お鍋はひとつ、調味料はオイルと塩だけで、あっという間にできあがります。

コツは良いオイルをたっぷり使って「きっちり」と蒸し煮すること。
一束を使い切るので無駄がなく、簡単にたっぷり野菜を摂りたいときにおすすめです。

今回は、知人の畑でたくさん摘ませていただいた菜の花と、おすそ分けいただいた「べんり菜」を使いましたが、みなさんは手に入りやすい青菜で作ってみてくださいね。

青菜のオイル蒸し

【材料】
・青菜一束 300g (小松菜、チンゲンサイ、菜花、かぶの葉、春菊など。混ぜてもおいしい。)
・オリーブオイル 50cc
・塩ひとつまみ
・水 50cc~

【つくり方】
1.青菜を洗い、5cmのざく切りにする。
2.火の通りにくい根元の部分から順に鍋へ入れる。オリーブオイルを上からまんべんなく回しかけ、塩ひとつまみと水50㏄を加え、ふたをして中強火にかける。

服部麻子さん

*小さめの鍋を選び、鍋いっぱいに青菜を入れることで蒸気がしっかりとこもり、やわらかく仕上がります。

服部麻子さん

4.中の水分が沸騰し、鍋に蒸気がしっかり充満したら、弱火にして3~5分(水分が蒸発して焦げそうになったら水を追加)。
5.くったりとよく煮えたらできあがり。味を見て、塩味を決める。

服部麻子さん

青菜のオイル蒸しのおいしい食べ方

できたて熱々はもちろん、常温でもおいしく、時間があるときに作っておけるのも便利。そのままたっぷり食べても良いし、茹で上がったパスタと合わせた「青菜のパスタ」もおすすめ。しっかり焼いたトーストににんにくをこすりつけ、青菜をたっぷりのせるのもおいしい食べ方です。私は青菜のオイル煮をご飯にのせて、少し醤油を落とした「青菜どんぶり」も好きです。青菜がオイルでしっかりコーティングされているので、翌日もおいしく食べられます。

服部麻子さん 服部麻子さん

photo: kettle_photo

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服部麻子

高知の山のふもとで、ちいさな畑、野草茶ブレンド、保存食づくりを楽しむ。 日々のごはんはそのとき「あるもので」作っています。著書に『サステイナブルに暮らしたいー地球とつながる自由な生き方―』『サステイナブルに家を建てる』(アノニマ・スタジオ)(写真 衛藤キヨコ)Instagram:@asterope_tea