5月30日は5(ご)3(み)0(ゼロ)の語呂合わせにちなんで、「ごみゼロの日」とされています。
4月22日の「アースデイ」や6月5日の「環境の日」、6月8日の「世界海洋デー」といった地球環境を考える日が前後にあったり、5月3日が「ゴミの日」だったりするため、4月〜6月の時期は環境問題にちなんだイベントが目白押し。ごみゼロの日はそのちょうど真ん中にあり、全国各地でごみ拾いイベントが開催されます。
そこでLifeHuggerでは、ごみゼロの日にちなんだイベントをまとめました。ごみ拾いは誰でも気軽に参加できるものなので、ぜひチェックしてみてください。
ごみゼロの日(5月30日)とは?
“530(ごみゼロ)” の語呂合わせから呼ばれるようになった「ごみゼロの日」ですが、もともとは関東地方環境美化運動の日としてスタートしたのがはじまりと言われています。その後、少しずつ全国に広まり、現在の「ごみゼロの日」となったとされています。
冒頭でも紹介したように、5月3日が「ゴミの日」のため、5月を「ごみゼロ月間」、また6月5日の「環境の日」と続くため、5月30日〜6月5日を含んだ一週間を「ごみゼロウィーク」を定めて、活動を呼びかけている団体もあります。毎年、春や秋は環境美化運動が盛んになる時期です。
全国の「ごみゼロの日」にちなんだイベント10個
ここからは、全国で開催される「ごみゼロの日」にちなんだイベントを合計10個紹介します。関東と関西、その他エリアに分けてお送りします。最初は関東エリアです。
sustainabledot(サステナブルドット)クリーンアップ&ピクニックイベント
使い捨てプラスチック削減や、ゼロウェイスト、リサイクル可能な商品を取り扱っているブランド「Sustainable.(エスドット)」は、ごみゼロの日にちなんだ6月4日(土)の10時からクリーンアップイベントを開催します。雨天時は6月18日(土)に変更。
渋谷駅ハチ公前に集合し、代々木公園に向かいます。到着したら、ヴィーガン居酒屋「真さか」の唐揚げ弁当をみんなで食べるピクニックも。当日はランチ代1,000円のほか、飲み物と可能ならカトラリーを持参して欲しいとのことです。
定員は10人までとなっているので、興味のある人は公式インスタグラムからぜひ申し込んでみてください。
【参照サイト】:sustainabledot
ごみゼロで美しいまちづくりクリーンデー
東京都中央区では1991年から5月30日の「ごみゼロの日」に近い日曜日を「グリーンデー」と設定し、一斉清掃を実施しています。町会・自治会、各種団体、企業、幼稚園、小・中・高等学校などが参加する、区内のごみ拾いイベントです。
日時は5月29日(日)の朝9時から1時間程度。詳しい参加方法などは区の環境課にお問い合わせください。
【ウェブサイト】:東京都中央区
春の海ごみゼロWEEK HEROゴミ拾い
ららぽーと豊洲では、ごみゼロの日が近い5月28日(土)に豊洲の街をきれいにしていこうというイベント「春の海ごみゼロWEEK HEROゴミ拾い」を開催します。ヒーローショーやトークショーなども企画され、子どもから大人まで楽しめるイベントになるとのこと。
主催は江ノ島などでごみ拾いを継続しているNPO法人「海さくら」です。当日は13時から受付開始ですが、人数制限を設けているため、事前の参加申し込みが必要となります。詳しくは、イベント特設ページをご確認ください。
【ウェブサイト】:UMISAKURA
ごみゼロフリーマーケット2022
「ごみゼロフリーマーケット2022」は、東京都小平市で開催されるフリーマーケットです。割れた食器や使用済み食用油、小型家電の回収のほか、未利用食品の回収(フードドライブ)なども実施しており、「地域の人々との交流や買い物」と「ごみ削減・リサイクル」を同時に行える内容になっています。
開催日は5月28日(土)、開催場所は小平市リサイクルセンター広場です。詳しくはイベント特設ページをご確認ください。
【ウェブサイト】:小平市
関西エリア
ここからは、関西エリアのイベントを紹介します。
EarthRhythmMarket(アースリズムマーケット)
「アースリズムマーケット」はSDGsに特化したイベントです。オーガニック食材や素材を用意したマルシェや音楽を楽しめます。ゼロウェイストなマーケットを目指しているため、プラスチック不要容器を推奨したり、過剰包装を控えるような呼びかけも。また、生ごみについては、会場にコンポストバッグを用意したりとクリーンなものになるよう務めているイベントです。
第9回目の開催は5月29日(日)、場所は大阪市にある「taisho tugboat」(大正区三軒家西1丁目1-14)です。
【ウェブサイト】:EarthRhythmMarket
Peaceful market(ピースフルマーケット)
「ピースフルマーケット」は大阪府大阪市で開催される環境保護や気候変動による災害餓死問題について考えるイベントです。プラントベースフードやエシカルグッズの販売、アート作品やファッションの展示なども予定しています。
プラントベースフードは無添加の素材を使い、ファッションはオーガニックコットン素材を使うなど、環境に配慮したイベントとなっています。ゼロウェイストにも積極的で、ゴミ箱の設置を予定していないため、参加者はマイバッグやカトラリー、マイボトルを持参して欲しいとのこと。
動物はもちろん、植物や鉱物といった地球のものは一体であるということや、すべてが互いに助け合い生かし合うことが大切だといったポリシーのもと、少しでも地球のことを考える時間を共有できたら嬉しいという主催者の思いがあります。
イベントの最中は中之島公園でヨガをして、清掃活動をやりながら帰ります。
開催日時は7月3日(日)の11時から、場所はB本町橋(大阪市中央区本町橋4-8)です。基本参加費は無料ですが、ヨガのみ別途2,000円必要となります。詳しくは公式インスタグラムからお問い合わせください。
【参照サイト】:Peaceful market
ごみゼロ・クリーンキャンペーン
広島市が実施しているごみ拾い活動で、2022年で40回目を迎えます。1982年より「散乱ごみ追放キャンペーン」として始まったのが発祥です。誰でも好きな時間・場所で自由に行える清掃活動を実施しており、今年は5月30日(月)〜6月30日(木)をごみゼロ月間と定めています。
事前申し込みすると、市から軍手や清掃用具といったノベルティが配布されるので、そちらを活用するのもおすすめです。
【ウェブサイト】:広島市
その他エリア
ここからは、関東や関西以外のその他エリアやオンラインで開催されるイベントを紹介します。
CHANGE FOR THE BLUE (チェンジ フォー ザ ブルー)カードゲーム
「チェンジ フォー ザ ブルー」は、海ごみを減らす行動をシュミレーションし、海洋ゴミ問題を考えるきっかけとなるカードゲーム型のアクティブ・ラーニング学習教材です。
数人でチームに分かれ農家や漁師、役場、工場などの役割を担います。それぞれが持つ仕事カードと生活カードの中から、どんな行動を選択するのかをチームで話し合い、全員で海洋ゴミを減らすためにプロジェクトを実行していきます。とった行動によってゲームの結果が変わり「なぜこうなったのか?」を振り返りながら理解を深めていくという仕組みになっています。
5月28日(土)には、「春の海ごみゼロウィーク2022」のキックオフ活動である海岸プラスチック探索フィールドワーク(ごみ拾い)と、「チェンジ フォー ザ ブルー」を実際に体験できるイベントを富山県富山市で開催。
参加人数は先着36人まで。申し込み締切りは5月27日(金)までです。詳しくはイベント特設ページをご確認ください。
【ウェブサイト】:Project Design
「クイーンズしろやま」に乗船して神瀬灯台砂浜の清掃活動
MBC南日本放送では、5月30日からはじまる「春の海ごみゼロウィーク」にちなんで6月2日(木)に観光遊覧船「クイーンズしろやま」で錦江湾に浮かぶ神瀬灯台に上陸し、砂浜を清掃するクリーンイベントを開催します。
錦江湾遊覧観光協会とタイアップして実施される本イベントでは、清掃ボランティアを募集し、昼食には城山ストアーと「CHANGE FOR THE BLUE 鹿児島実行委員会」コラボオリジナル海弁当が振る舞われるとのこと。
参加費は無料ですが、船に乗ることから、安全面を考慮して募集年齢は18歳からとなっています。
【ウェブサイト】:MBC南日本放送
コロナで中止していたごみゼロワークショップ!今年はZoomで復活!
オーガニックコットンを使用した商品の製造販売などを手掛けるオンラインストア「Soala」を運営するCEOL株式会社は、ごみゼロの日に合わせた29日(日)と30日(月)に、布ナプキンやエコラップを自作するごみゼロワークショップを開催します。新型コロナの影響で長く中断していたようですが、今回からZoomを使ったオンライン開催となるそうです。
参加費はそれぞれのアイテムを作成するための材料代とテキスト代、送料込みで2,200円です。公式オンラインショップから参加申し込み可能です。
【ウェブサイト】:CEOL
ごみ拾いイベントが探せるサイト2つ
ここからは、ごみ拾いや環境活動を簡単に探せるサイトを2つ紹介します。全国に対応しているので、近くでイベントを開催していないか探してみましょう。
全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク2022(春・秋)」
「海ごみゼロウィーク2022(春・秋)」は、日本財団と環境省が共同主催している全国一斉清掃キャンペーンです。海洋ごみの約8割は、陸(街)から川を伝って海に流れ出したものとされることから、海洋ごみを減らすには海だけでなく街でも活動することが重要だと考えています。
30人未満の「個人参加」か30人以上の「団体参加」かによって参加方法が異なりますが、イベント検索ページにはすでに数え切れないほどの団体が参加表明し、ごみ拾いイベントの開催を計画しています。
一般参加可能なイベントも多くあるので、ぜひ近所で探してみましょう。
【ウェブサイト】:海ごみゼロウィーク2022
BLUE SHIP(ブルーシップ)
ブルーシップは「きれいな海」を目指し設立された、ゴミ拾い・環境ポータルサイトです。「ごみ拾いをやってみようかな」と思っている人の行動する「一歩」を助け、環境イベントがより身近になることを願って運営されています。
「海ごみゼロウィーク2022」と同様に、簡単にごみ拾いイベントが検索できるほか、無料でイベントページを作ることも可能です。こちらも約200以上のイベントがすでに登録されています。
【ウェブサイト】:BLUE SHIP
ひとりでもできるのが「ゼロウェイスト」
ごみゼロの日にちなんだイベントやポータルサイトを合計10個紹介してきました。
脱炭素や温暖化、プラスチック削減などさまざまな地球環境問題が叫ばれる昨今、もっとも身近で、ひとりでも実践できるのがゼロウェイスト(ごみを無くすこと)ではないでしょうか。「ごみゼロの日」はそんなゼロウェストについて一人ひとりが考える日です。気になるイベントがあったら、ぜひ参加して、ごみについて考えてみましょう。
【関連ページ】:「ごみ」の概念を変えよう! ごみゼロなアクションで530円が寄付できるハッシュタグチャリティーがスタート
【関連ページ】:【2022年】ゴールデンウィークのサステナブルイベントまとめ13選!関東・関西など
斉藤雄二
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