コーヒーは好きですか。挽き立ての豆の香りやコーヒーが落ちる音、五感で楽しむ豊かな時間。
毎日のことだからごみが出ないサステナブルな方法を採用したいもの。今回は、紙のフィルターを使わないコーヒーメーカーを紹介します。
コーヒーのある暮らしを少しでも優しく
コーヒーが手元に届くまでの背景にあるさまざまな課題、加えてごみ問題は考えたいテーマです。
少しでも環境や人に優しくコーヒーを楽しむためにできることはいくつもあります。フェアトレードやダイレクトトレード、オーガニックのコーヒー豆を選ぶことはもちろん、コーヒー器具の見直しもそのひとつ。紙フィルターを使わないドリッパーなど、ゼロウェイストな選択肢に目を向けてみてはいかがでしょうか。
ゼロウェイストなコーヒーフィルターのメリット
コーヒーを淹れるたびに出ていた紙フィルターのごみを出さないことが最大のメリット!コーヒーかすは脱臭剤やスクラブとして利用、コンポストに入れるなどで対応すれば、完全なゼロウェイストに近づきます。
ゼロウェイストなコーヒーフィルターのデメリット
商品によりますが、金属製フィルターで淹れたコーヒーは、紙フィルターよりも味が粉っぽいと感じる方もいるそうです。また、器具を洗う手間がかかる点が気になるかもしれません。ただ、粉っぽさは焙煎方法を変えることで解決しますし、洗う手間もスローライフの一環として楽しんでみてはいかがでしょうか。
ゼロウェイストなコーヒーフィルター8選
金属製のフィルターから、ドリッパーとサーバーの一体型まで、ごみを出さずに楽しめるコーヒー器具をご紹介します。味わい方や好み、使用頻度など、暮らしに合ったモノを選んでみてください。
1. 伊万里陶芸「COFIL fuji(コフィル 富士)」
「見て美しく、使って楽しい有田焼の器を提案する」をコンセプトに、家庭用食器の卸業を行う伊万里陶芸。日本の食文化を大切に、新しさと伝統の融合を兼ね備えた器づくりを目指しています。
主原料から見直した独自の土で、熟練の職人の技で作り上げたセラミックフィルター、コフィル。富士山に見立てたポップなデザインで6色から選べます。一目惚れするほどの可愛さだけでなく、目詰まりを防ぐ「ロータス効果」を採用しているため機能性もばっちりです。コフィルを通すことでカルキ臭や不純物を取り除いてくれるので、味にまろやかさが増すのも特徴。
【ウエブサイト】COFIL
2. KINTO「SCS コーヒーカラフェセット」
日常をより心地よく豊かにする、暮らしに関わるプロダクトを生み出すKINTO。使い心地の良さと佇まいの美しさの調和をモットーに、ティーポットやドリッパー、食器を企画販売しています。SCS コーヒーカラフェセットは、コーヒー時間をゆっくりと楽しむために生まれた、美しい金属フィルターと優しいフォルムをしたカラフェの組み合わせです。「中挽き」から「やや粗挽き」にした豆をセットし、お湯を回し入れながら一滴一滴ドリップが落ちる時間を目で楽しめます。ステンレスフィルターは、旨味成分の油分まで余すことなく落とし込むので、豆本来の味を感じることができます。
【ウエブサイト】KINTO
3. BIALETTI「モカエキスプレス」
髭おじさんのトレードマークでおなじみ、イタリアの老舗ビアレッティ。イタリア人なら誰でも知っていると言われる「小さなエスプレッソマシン」という名前のモカエキスプレス、通称「マキネッタ」が、この会社を一躍有名にしました。日本でもアウトドアやキャンプで本格的なコーヒーが楽しめるマシーンとして、近年人気のアイテムです。
マキネッタは沸騰させた水の気圧を利用してコーヒーを抽出する直火式のマシン。イタリア流のエスプレッソをおうちで楽しめます。そのままで飲むのはもちろん、深みがある味わいのエスプレッソはミルクで割って飲んでも美味しいですよ。
【ウエブサイト】BIALETTI
4. SUSPRO「SUS Coffee Frenchpress(サスコーヒー フレンチプレス)」
「企業のSDGsをものづくりで支える」企業、アイグッズ株式会社。ものづくりを通して地球の未来を考え、さまざまな企業へのエコ素材の提案から環境に配慮した製造の実現をサポートしている会社です。
フレンチプレスは、ドリップの技術は不要で、簡単に美味しいコーヒーが抽出できる優れものです。初心者にも扱いやすいのが嬉しいですね。また、SUS coffeeの製品は蓋と表面部分に、コーヒーかすを使用した「日本初」の商品でもあり、キッチンに置くインテリアのような見た目で、スタイリッシュなのも魅力!
【ウエブサイト】SUSPRO
5. 日の出珈琲「ベトナム式コーヒーフィルター」
日の出珈琲は、ベトナムのオーガニックカフェインレスコーヒーを主に扱う、スペシャリティコーヒーショップ。
カップの上に直接置いてお湯を注ぎ抽出するベトナム式コーヒーフィルターも、紙フィルターを使用しないコーヒー抽出方法。別名「エコフィルター」とも呼ばれています。コーヒーの芳醇なアロマがより一層際立つ仕様で、コーヒー好きにはたまりません。日本製であること、また高性能のステンレスを使用したコーヒーフィルターなのも嬉しいポイントに。
【ウエブサイト】日の出珈琲
- 商品の詳細を見る:日の出珈琲
6. galali organic「オーガニックリネン コーヒーフィルター」
「オーガニックは世界を美しく”ガラリ”と変える」を信念に、オーガニックコットンやワイルドシルクの生産、そして100年後も求められるかどうかに価値を置いたものづくりを行うgalali organic。
紙フィルターの代替品として、ベルギー産のオーガニックリネンで作ったコーヒーフィルターは、優しい風合いに反して、豆の味わいをしっかり引き出す頼もしい存在です。リネンは汚れが落ちやすく、通気性や速乾性が高いという特徴があるため、洗って繰り返し使うのに適した素材とも言えます。型は円錐と台形2種類、それぞれ大小の2サイズから選べます。
【ウエブサイト】galali organic
7. HARIO「テクニカ」
言わずと知れたHARIOは、創業1920年の100年続く老舗の耐熱ガラスメーカー。耐熱ガラスの自社工場を持ち、さまざまなコーヒー器具を展開している国産のコーヒーメーカーです。
喫茶店でマスターが淹れるイメージの強いサイフォンも、ごみを出さないゼロウェイスト仕様。サイフォンはフラスコ内の水を沸騰させ、気圧の変化でお湯を移動しコーヒーを抽出する方法で、軽やかで飲みやすい味が特徴です。場所を取る、手間がかかるなどの理由から、自宅で使う人は少ないかもしれませんが、雰囲気の良さはピカイチ。慣れてしまうと気にならないという声もあるので、プロの味とスローライフを楽しみたい人にはおすすめしたいマシンです。
【ウエブサイト】HARIO
8.SEALPOD(シールポッド)
Sealpodはクラウドファンディングで商品化された、繰り返して使えるネスプレッソの交換カプセルのこと。中に詰めるコーヒーは好みで選ぶことができるので、自分だけのオリジナルのカプセルが完成します。
コーヒーだけでなくお茶や紅茶を詰めても利用できるので、コーヒーブレイクの楽しみが広がります。容器はステンレス製なので、洗って何度でも使えます。唯一の消耗品はフレッシュシールのみなので、ごみを劇的に減らすことができます。今までネスプレッソを使っていた人たちだけでなく、これから使ってみようという人にとっても、エコな選択の一つになること間違いありません。
【ウエブサイト】Sealpod
今回は、ゼロウェイストな生活に役立つ、コーヒーフィルターを紹介しました。おいしいコーヒーを楽しめる上に、環境に優しい選択をすれば、日々のコーヒー時間はもっと豊かになるはず!自宅でコーヒーを楽しみたい方や、ドリッパーの購入を考えてている方は、ぜひ、今の暮らしに取り入れやすいものを選んでみてはいかがでしょう。
【関連ページ】ゼロウェイスト生活でできること!アイデアまとめ【キッチン編】
【関連ページ】ゼロウェイスト生活はどう始めればいい?実践者から学ぶアイデア
mia
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