自分が育てた野菜を味わうことができる家庭菜園。自分が丹精を込めて育てた野菜は、形が整っていなくても香りや味は格別です。とはいえ、家庭菜園をやったことがない初心者の人にとってはハードルが高そうなイメージがあるのも事実。初心者が失敗しないためには、野菜選びがとても重要です。今回は初心者でも簡単に育てられる野菜を紹介します。
家庭菜園におすすめの時期とは?
初めて家庭菜園にチャレンジするという人には、3月に種まき・苗植えでスタートすることをおすすめします。春は夏に比べると虫が少なく野菜が栽培しやすいので、家庭菜園に挑戦したい人にはとても良いタイミングです。
育てるのは種から?苗から?
家庭菜園初心者の方には苗からの栽培がおすすめです。理由は苗から育てると失敗が少ないためです。種からの栽培が難しい点は、種から発芽し苗の状態まで育てるには、気温や水など適切な条件が必要になることと、発芽率が低く難しい野菜がある点です。もし野菜のポット苗が手に入る場合は、苗からの栽培でスタートしてみてください。
こう書いてしまうと種からの栽培がすごく難しく感じてしまいますが、苗に育つまでさほど手間がかからない初心者向けの野菜もあります。今回は初心者でも種まきから栽培できる野菜を5つ紹介します。
初心者におすすめの野菜
初めて野菜を育てる人へおすすめの野菜を紹介します。おすすめポイントとしては、種まきや苗植えがしやすい、発芽率が良い、栽培しやすい、収穫までの栽培期間が短い、収穫量がある、という点を考えて選びました。
野菜の種まきや苗の植え付けの時期は、住んでいる地域によって最適な時期が異なります。詳しくは種袋の記載などを確認してください。この記事では関東以南の温暖地・暖地を基準にしています。
レタス
【種まき:3月~6月、苗植え:3月下旬~5月、収穫:4月中旬~8月中旬】
レタスの中でも、フリルレタス・リーフレタス・サニーレタスなど結球しない(玉にならない)タイプのレタスが初心者にはおすすめです。結球するタイプのレタスは病気になりやすく、比較的養分を必要とします。
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ミックスもおすすめ。いろんな種類のレタスが楽しめます。収穫したらそのままサラダで楽しめるのが嬉しいポイント。
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ホウレンソウ
【種まき:9月中旬〜3月、収穫:10月下旬~5月中旬】
ホウレンソウは寒さに強く生育旺盛で病気にも強いため栽培しやすい野菜です。ただ、根が弱いため畑やプランターに直接種をまいて栽培することをおすすめします。
大きく育つ前に若葉を収穫すると、葉が柔らかくて美味しく食べられますよ。
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生のままサラダで食べることができるホウレンソウもあります。
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ルッコラ
【種まき:3~7月、収穫:5月~9月中旬】
ルッコラはハーブの一種で、ゴマのような風味とピリッとした辛みが食欲をそそります。発芽率が高いので種からの栽培がしやすく、病気にも強いため初心者に優しい野菜です。大きく育つと苦味が強くなりますが、パスタなどの料理にトッピングして大人の味を楽しんでみてください。
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ハツカダイコン(ラディッシュ)
【種まき:3月中旬〜5月中旬、収穫:5月中旬~6月】
種をまき、およそ20~40日で収穫できることから、「二十日大根(ハツカダイコン)」と呼ばれています。収穫までの期間が短いのも、家庭菜園初心者におすすめしたいポイントです。
赤く丸い形は可愛らしく、サラダや料理に彩りを添えてくれます。
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グリーンピース
【種まき:2月〜3月初旬、収穫:5月~6月中旬】
グリーンピースの種は、他の野菜に比べると種のサイズが大きいので初心者でも種まきがしやすいです。そして、水やりの時に種が流れてしまう心配もいりません。種まきに不安がある人は、種のサイズが大きめの豆類から挑戦してみるのも良いでしょう。
「つるあり」は1mほどの高さが出るので、最初は30cmほどの高さの「つるなし」がおすすめです。
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環境に優しい家庭菜園の工夫
環境のことを考えた家庭菜園づくりには「コンポスト」がおすすめ。コンポストとは、生ごみや落ち葉などを微生物の力で発酵分解して作られた堆肥や、堆肥化する処理方法のことです。家庭菜園の作業で出た野菜クズなどをコンポストして、自家製の堆肥づくりに挑戦してみましょう。キッチンの生ごみも入れることができるので、食品ロス削減もできます。
さいごに
3月は家庭菜園をはじめるのにとても良い季節です。野菜の栽培は難しそうと感じるかもしれませんが、育てやすい野菜からはじめれば大丈夫です。ぜひ育てやすい野菜から家庭菜園に挑戦して、野菜作りを楽しんでみてください。
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中池 梓
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