おすすめの炭酸水メーカーは?メリットとデメリットも

炭酸水

炭酸水が好きだけど、毎回コンビニやスーパーで買うのが面倒という人におすすめしたいものが「炭酸水メーカー」です。自分で水と炭酸ガスを用意するだけで、簡単に炭酸水が完成します。メリットはそれだけではありません。日常生活に上手く取り入れることで、ペットボトルなどのプラスチックごみを大幅に削減できます。

本記事では、できるだけごみを出さないゼロウェイストといった観点から、炭酸水メーカーの魅力を紹介します。ペットボトルなどのプラスチックごみを減らしたい人に向けた、おすすめのマシンもピックアップしていますので、ぜひ最後までお読みください。

炭酸水メーカーのメリット

コンビニやスーパーでペットボトルの炭酸水が簡単に手に入る時代に、なぜ炭酸水メーカーが注目されているのでしょうか。ここからは炭酸水メーカーならではのメリットを見ていきましょう。

ペットボトルごみの排出量が減る

1つ目のメリットは「ペットボトルごみの排出量が減る」という点です。毎日買っていたペットボトルの炭酸水を、炭酸水メーカーで作るだけでごみを削減できます。また、ペットボトルを捨てる手間もなくなります。

コストパフォーマンスに優れている

コストパフォーマンスに優れている点もメリットです。マシンにもよりますが、市販の炭酸水(350〜500ml)が約100〜150円であることに対し、炭酸水メーカーは同量で10〜30円程度です。

炭酸水メーカーのデメリット

非常に魅力のある炭酸水メーカーですが、デメリットについてもあらかじめ知っておきましょう。炭酸水メーカーの特徴である「ガスシリンダー」は取り扱いが特殊で、地域の一般ごみとして出せない場合があります。メーカーが指定した方法で処理するようにしてください。大抵は取り扱い店舗での交換か、配送手続きが必要です。

炭酸水メーカーの選び方

炭酸水メーカーの種類は、大きく分けて2つです。ここではそれぞれの特徴を紹介します。おすすめポイントについても解説していますので、マシン選びの参考にしてください。

シリンダー式

シリンダー式は1本のガス内容量が多く、一度マシンにセットすればしばらく使えるタイプです。ペットボトルを毎回買うよりもランニングコストを安く抑えられます。毎日炭酸水を楽しみたい人におすすめです。

使用後のシリンダーを一般ごみに出すことはできません。メーカーの指示に従って、取り扱い店舗での交換か、配送手続きが必要です。最初は面倒かもしれませんが、結果的に家庭ごみを削減できる点は大きなメリットです。

カートリッジ式

カートリッジ式は、1回使い切りの小さなカートリッジをセットして使うタイプのマシンです。電源不要なマシンが多く、どこでも取える点が魅力といえます。自宅のほか、キャンプやバーベキューといったアウトドアでも活躍してくれるでしょう。

一方、1回使い切りタイプであるため、ランニングコストは高くなってしまいます。炭酸水1Lを作る相場は、およそ70〜90円です。カートリッジを使い切るたびにごみが出てしまう点も大きなデメリットといえます。

おすすめの炭酸水メーカー2つ

炭酸水メーカーについて解説したところで、ここからはおすすめのマシンを紹介します。

サステナブルやゼロウェイストといった観点から選んだのは次の2つです。

  • sodastream(ソーダストリーム)
  • aarke(アールケ) カーボネーター

どちらもシリンダー式で、使い終わったあとのシリンダーは交換か引き取りとなるため、ごみの削減にも優れています。

sodastream(ソーダストリーム)

「ソーダストリーム」はイスラエルに本社を持つ家庭用炭酸水メーカーです。2011年から日本でも展開され、電源タイプから電源不要のモデルまで、さまざまなタイプを販売しています。

専用ガスシリンダーは25〜60L。「スターターキット」と呼ばれるモデルを最初に購入したあとは、メーカー指定の方法でガスシリンダーを補充して使っていきます。

専用ボトルも複数ラインナップされており、500mlの携帯タイプや1Lの作り置き用、またオリジナルデザインもあるので、お気に入りを探すのも良いでしょう。

コストコや、イオンといったスーパーのほか、ヤマダ電機、ドン・キホーテ、ロフトなど、複数の店舗で取り扱っているため、シリンダーの交換がしやすい点も魅力です。

ウェブサイト:sodastream

aarke(アールケ)

2つ目は、スウェーデン発のブランド「アールケ」から、シンプルな美しさを追求してデザインされたシリンダー式炭酸水メーカーを紹介しましょう。まるでイタリアの伝統的なエスプレッソマシンのようなフォルムからは、北欧デザインらしいスタイリッシュさを感じます。

最新モデル(2022年3月現在)の「カーボネーター3」は圧力を手動でコントロールし、電源不要でありながらも泡の強さや粒度を3段階で調整可能です。ガスシリンダーはソーダストリームのものが使えるため、安心して購入できる点も魅力といえます。

ウェブサイト:aarke

いかがだったでしょうか?おすすめの炭酸水メーカーについて解説しました。お店で買うという選択肢が一般的だった炭酸水も、専用マシンを使うことで簡単に味わえます。炭酸水メーカーがあれば、飲み終わったあとのペットボトルが、キッチンや玄関で袋詰めにされている状態を見ることがなくなります。

家庭から出るプラスチックごみを少しでも減らすために、ぜひ本記事で紹介したマシンを検討してみてください。

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斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。