日常使いするヘアケアアイテムは、できるだけ自然に優しいものを選びたいですよね。特におすすめしたいのが、ボトルレスの「シャンプーバー」です。プラスチックごみが出ないエコなシャンプーとして欧米を中心に人気が高まり、近年は日本でも注目され始めています。
環境に優しいシャンプーバーの使い方
シャンプーバーとは、石鹸のような形状の固形シャンプーのことです。使い方はとても簡単で、シャンプーバーを直接なでるようにして髪につけ、泡立てます。泡立ちが気になる方も多いかと思いますが、ご心配なく。液体シャンプーと同じようにしっかり泡立ちます。ラインで展開されている固形のコンディショナーを一緒に使えばキシみも気になりません。
シャンプーバーのメリット
固形状のシャンプーバーには紙梱包のものが多く、脱プラに貢献できるところがうれしいポイントです。また、環境問題に積極的に取り組む店舗やブランドが取り扱っていることも多く、原材料から製造過程にまでこだわっているものが多い点も特徴です。箱から出してそのまま使えるので、詰め替えの手間も省けます。
シャンプーバーのデメリット
シャンプーバーは、お風呂場に置きっぱなしにすると溶けやすいのが難点で、しっかりと乾かす必要があります。使う分だけカットして浴室に置くと過剰に水に溶けることがなく、長持ちするのでおすすめです。
日本で買えるおすすめのゼロウェイストシャンプーバー7選
海外ではさまざまな種類の固形シャンプーが販売されていますが、日本で買えるものはまだ限られているのが現状です。そのなかでもおすすめのシャンプーバーを紹介します。
1.マックス石鹸
画像出典：マックス石鹸
珍しい国産のシャンプーバーを製造する大阪の化粧品メーカー、マックス。創業116年の製造技術で、シャンプーやコンディショナーを固形化しています。
マックスのシャンプーバー「The BAR ソリッドシャンプー」は、動物性不使用の天然由来原料を中心に厳選して使用した環境に配慮したシャンプーです。また、水分をほとんど使用せずに成分を凝縮しているので泡立ちもよく、市販のシャンプーと変わらない使い心地です。シリコン、パラベン、アルコールフリーで、髪や頭皮に優しい処方です。
【ウエブサイト】マックス石鹸
2.ecostore（エコストア）
画像出典：エコストア
ニュージーランド発のエコストアは、人と地球のよりよい未来のために、自然由来の原料はもちろん、製造工程や容器の素材にもこだわった製品づくりをしています。以前から、プラスチック削減に取リ組んでおり、シャンプーや洗剤の量り売りを行ってきました。
2022年2月に発売されたシャンプーバーは、植物・ミネラル由来の成分で作られていて、香りには天然のエッセンシャルオイルを使用。石鹸成分不使用で、シャンプーの成分をそのまま濃縮しているので、洗い上がりはしっとりさらさらです。ヴィーガン処方でクルエルティフリーの認証を受けています。
【ウエブサイト】エコストア
- ゼロウェイストなポイント：リサイクル可能な紙のパッケージ
- 商品の詳細を見る：コスメキッチン
3. ethique（エティーク）
画像出典：ethicame
「固形シャンプーが地球を救う」をコンセプトに、世界からプラスチックをなくす暮らしを提唱するエティーク。サステナブルな固形バーのブランドとして、2012年に世界で初めてニュージーランドに誕生しました。
ワセリン、パラベン、ラウリル硫酸Na、鉱物油など15の添加物フリー、天然由来成分100%もポイントに。クルエルティフリーの認証も受けています。市販の液体シャンプーのような泡立ちと香りで、シャンプーバーが初めての方も抵抗なく使えます。
【ウェブサイト】ethicame
4. LUSH（ラッシュ）
画像出典：LUSH
ラッシュは全国に店舗を構えるエシカル企業のひとつで、シャンプーバーのパイオニア。フレッシュさにこだわり、ハンドメイドで作られている製品には、合成保存料やプラスチックパッケージの使用を極力避けています。
100％ベジタリアンの原材料を使用し、今では90%の製品がヴィーガン対象となっているラッシュ。シャンプーバーは泡立ちもよく、さまざまな種類が揃っています。
【ウェブサイト】ラッシュ
- ゼロウェイストなポイント：店舗ではパッケージ無しで販売
- 商品の詳細を見る：LUSH
5. alt. coffee roasters（オルトコーヒーロースターズ）
画像出典：alt.coffee roasters
環境問題に積極的に取り組む、京都二条の浅煎りロースターカフェで、密かな人気を集めているのが「コーヒー石鹸」です。
原料には今まで廃棄していた「コーヒーパウダー（かす）」から再抽出した成分やパウダー本体、食用品質のオリーブオイル、ココナッツオイル、ひましオイル、アロマ、そして防腐剤の代わりに月桃と桜を使用。パウダーのスクラブ効果で毛穴をスッキリ、コーヒーオイルや植物の精油が髪を潤してくれます。ボディシャンプーとしても使えるので、全身洗いにピッタリ。手作りで大量生産はできないため、あるときに買っておくのがおすすめです。
【ウェブサイト】オルトコーヒーロースターズ
- ゼロウェイストなポイント：紙パッケージ
- 商品の詳細を見る：オルトコーヒーロースターズ
6. LOGONA（ロゴナ）
画像出典：LOGONA
LOGONAはドイツで生まれた、ナチュラルコスメブランドのパイオニア。植物の力を活かして作られた商品は、いずれも厳しい審査を通過して、オーガニック認証を受けています。全身のケア用品を展開していて、ラインで揃えたくなるブランドです。
シャンプーバーには刺激のある洗浄剤を使わず、頭皮にも髪にもマイルドな洗い心地が特徴です。ハーブの香りは五感を心地よく刺激し、心までほぐしてくれるようです。ヴィーガン認証も取得しています。
【ウェブサイト】ロゴナ
7. AROMATICA（アロマティカ）
画像出典：アロマティカ
韓国発のヴィーガン化粧品市場を牽引する企業、AROMATICA。2004年より合成香料と有害成分のない天然有機化粧品の開発をスタートし、肌と環境に優しく寄り添う商品を展開しています。
シャンプーバーは弱酸性の優しい洗浄感で、配合されたローズマリーがふんわり香ります。同シリーズのコンディショニングバーも販売されているので、よりしっとり感を加えたければセットで使用してみてはいかがでしょうか。
【ウェブサイト】アロマティカ
今回は、おすすめのゼロウェイストなシャンプーバーについてご紹介しました。頭皮や髪をケアでき、地球にもやさしいシャンプーバー。ぜひ自分に合った固形シャンプーを見つけてみてくださいね。
【関連ページ】プロが教える、ゼロウェイスト生活のための5つのステップ
【関連ページ】ゼロウェイスト生活でできること！アイデアまとめ【キッチン編】
mia
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