友達や家族に贈るプレゼントのおすすめは?服部雄一郎・麻子さんに聞く暮らしのアイデア

海外で人気のライフスタイル「ゼロウェイスト」。日本でも少しずつ聞くようになってきて、「ごみを減らしたい」「捨てる以外の方法が知りたい」という声をよく耳にします。その一方、大量に出るごみを前に、どこから手をつけたらいいのかわからないという声も少なくありません。

そこでLife Huggerでは、「サステイナブルに暮らしたい」「サステイナブルに家を建てる」の著者で、ゼロウェイスト生活を発信する服部雄一郎さん、服部麻子さんとのコラボレーション企画として「服部雄一郎・麻子さんに聞く暮らしのアイデア」の連載をスタート!

第19回目となる今回は、ゼロウェイストな贈り物の後編です。

友人への贈り物やお礼は?

麻子前回は、子どもたちへのプレゼントや、家族間・親族間でのギフトのアイディアについてお話ししました。親族間のプレゼントはかなり省略しているわが家ですが、「友人へのプレゼント」は、思い立った時に気軽に、「買わないギフト」をたのしんでいます。

雄一郎:麻子さんは「小包が趣味」というくらいに小包づくりが好きだものね。しかも、市販品はほとんど入れず、ゼロウェイスト&プラスチックフリー&ギフトエコノミーを体現するような小包になっている。

麻子:畑でとれた野菜やハーブ、土地の果物、自分でブレンドした野草茶や自家製ジャムとか。手元にあるものを組み合わせて、みたいなことが多いかな。雄一郎さんがちょくちょくお菓子を焼くので「ちょっとそれ分けてくれる?」みたいなことも。あとは新聞や雑誌の切り抜きとか…小包ギフトは思い立ってすぐに送りたいから、とにかく半径20メートルで「贈れそうなもの」を見つける感じかな。

麻子さんの小包は見るも豪快。掘り返すと下からさらにいろいろなものが出てきます。

雄一郎:近くにいる友人だったら、お茶や食事に招いたりすることも多いですね。「お招き」とはいっても特別な用意はせずに、普段の延長線上で。ごく簡単なデザートにろうそくをつけて「ハッピーバースデー!」みたいな感じも気軽で気に入ってます。ささやかな「お祝いの時間」を一緒に過ごすのは、自分達にとってもうれしい。

麻子:家に呼べない場合は、「カフェでコーヒーを1杯ごちそうする」のもおすすめです。ドーナッツ付きだったらもっといい(笑)。忙しい時でも近場で待ち合わせて「1時間だけ一緒にお茶しよう。ハッピーバースデー!」みたいなの、楽しいよね。ギフトは気持ちだなってやっぱり思います。

もちろんモノのギフトも

雄一郎:「体験のギフト」や「買わないギフト」のアイディアについて語ってきましたが、もちろんモノのギフトも贈ります。特に末っ子は、わが家では異色の理系男子で、宇宙や機械系に夢中。その資質はやはり生かした方がいいよね?ということで、ここ2年ほど、ラジコンにドローン、電気回路セットなど、わが家にしては珍しく、ずいぶんいろいろプラ製のギフトを贈ってきた気がする。

麻子:これは想定外でした(笑)。ただ、なにかしら工夫はできないかな?とちょっと考えて、すぐ買い与えるのではなく、自分でお小遣いを貯めて買えるように、「いっぱいお手伝いやアルバイトのチャンスを与える」という間接的なギフトの形にしたよね。

雄一郎:そうだったね。「すぐに買ってもらえた」よりは、「自力でなんとかする」という「経験」の方が面白いんじゃないかな、と思って。彼は、インターネットで見比べて、「2000円台の安物なら今すぐ買える。でも、もっと貯めて4000円台のものを買うべきか!?」って散々悩んで、しかも、やっと買えたものが予想通りすぐに壊れちゃったりして…(笑)。あれはあれでなかなか味わい深くて貴重な「経験」となった。

すぐに壊れてしまった念願のラジコンは静かに棚の上に鎮座。

麻子:誕生ケーキやクリスマスケーキの手作りもわが家の恒例。

雄一郎:そうだね。ケーキの手作りはしている人も多いと思うけれど、うちは「子どもたちがつくる」というのがわりにユニークな点かな。それこそ、売り物みたいにきれいな必要はないわけで。材料が良ければ味はおいしくならないはずはなく(笑)、あとは子どもたちに好きにやってもらって大丈夫。その経験が価値になると感じています。

当時まだ小学校低学年だった娘が、保育園児だった弟のために用意した誕生ケーキ。バット入りのティラミス風で格好がつきやすい。

麻子:そんな中でも、「たまにはお店のケーキも食べたいよね?」とオーダーして買ったりしたこともあったね。

雄一郎:そうそう!でも、お店のケーキのクオリティの高さに「おお、さすがプロ!」と感激するのは親だけで、子どもたちはわりに「どっちでもいい」みたいな反応だったりして。

麻子:安あがりでありがたい(笑)。みなさんもゼロウェイストな贈り物のアイディア、取り入れてみてくださいね!

【⬇︎前編はこちら】

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服部雄一郎 服部麻子

神奈川生まれ。バークレー、南インドを経て、高知の山のふもとに移住。 ゼロ・ウェイスト、サステイナブル、ギフトエコノミーを取り入れた暮らしを家族で楽しむ。著書に、『サステイナブルに暮らしたいー地球とつながる自由な生き方―』『サステイナブルに家を建てる』(アノニマ・スタジオ)。(写真 衛藤キヨコ) Instagram:@lotusgranola