1年中スーパーで手に入るブロッコリーも今が旬の冬野菜です。サラダやお弁当に活躍するブロッコリーですが、小房に切り分けた後、茎を捨ててしまってはいませんか。実はブロッコリーは捨てる部分がほとんどない“食品ロスゼロ”な野菜なんです。
今回は、ブロッコリーの小房よりも茎が好きな筆者が、無駄なくおいしくブロッコリーを食べきるヒントをお伝えします。
ブロッコリーの茎をおいしく食べる下処理のポイント
ブロッコリーの茎は食感がよく、青臭さも少ないことから、ブロッコリーが苦手なお子さんでも食べやすい部分です。ただし茎のでこぼこした下部分の皮は硬いため、そぎ落とすとよいでしょう。この部分もみじん切りにして餃子やつくね、ハンバーグのタネに混ぜこむなどすると、おいしく食べられますよ。
ブロッコリーの“茎だけレシピ”3つ
ブロッコリーの茎は小房と一緒にいつも通り調理してももちろんかまいませんが、茎だけの味わいを楽しむのもおすすめです。ここでは、筆者が普段から作っているブロッコリーの“茎だけレシピ”をご紹介します。どれもシンプルな作り方で、アレンジもしやすいのでぜひ覚えてみてくださいね。
ブロッコリーの茎のナムル風
ブロッコリーの茎で作る簡単ナムル風レシピです。火を使わないので気軽に作れます。ごはんが止まらなくなるのでご注意を!
- 下処理したブロッコリーの茎を千切りにする
- しょうゆとごま油を1〜2まわしほどかける
- 冷蔵庫に一晩置いてできあがり
生のまま細めに千切りすることで、シャキシャキとした食感も楽しめます。レンチンしたエノキやカニカマをプラスすると彩りがきれいに。お好みでラー油を垂らしたり、唐辛子を加えたりしてもおいしくいただけます。
ブロッコリーの茎の即席漬け
ブロッコリーの茎を使って作る浅漬けレシピです。味付けは市販の浅漬けの素を使って手軽に。ごはんのおともにも箸休めにもぴったりですよ!
- 下処理したブロッコリーに茎を短冊切りにする
- 固めに塩ゆでする(レンジで加熱してもOK)
- 市販の浅漬けの素に漬け、20分ほど置いたらできあがり
味付けは他にも塩昆布×ごま油、希釈した白だしもおすすめです。仕上げに白ゴマやかつおぶしをプラスすると風味豊かに仕上がります。
ブロッコリーの葉の根元と葉のふりかけ
大根やカブの葉で作るふりかけを、ブロッコリーの葉の根元部分と葉で作ってみました! 茎に比べて少し繊維が気になる部分のため、細かく刻んで食べやすくするのがポイントです。
- 葉の根元部分と葉をみじん切りする
- ごま油を熱したフライパンでしんなりするまで炒める
- しょうゆと酒、みりんで味つけし、かつおぶしと白ごまを絡めてできあがり
あればしらすや桜えびなどを加えてもおいしくいただけますよ。ごはんにのせたり、おにぎりにしたりはもちろんですが、お酒のおつまみにもぴったりです。
ブロッコリーの保存は“チルド室”で長持ち
ブロッコリーをおいしく食べきるためには適切な保存方法も知っておきたいですね。実は冷蔵庫の野菜室より、チルド室で保存する方がブロッコリーは長持ちするんです。シリコーンバッグなどに入れてチルド室で保存すれば1週間ほどはきれいな緑色を保ち、おいしく食べられますよ。
ブロッコリーをまるごとおいしく食べきろう!
ブロッコリーは栄養価が高く、彩りも鮮やかなうえに、捨てるところがほとんどない優秀な食材です。茎まで余すことなく活用し、おいしく“食品ロスゼロ”を実現しませんか?
みすみぞの いずみ
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