Web制作や自社通販事業を行っている株式会社プロローグは、収穫や選果時に傷んでしまったり、出荷規格の基準に外れてしまった果物をネット購入できるサイト「訳あり食品専門モール FooLo(フーロ)」をオープンした。
FooLoは全国約70以上の果樹農家が出店登録し、100を超える果物が購入できるサービスだ。出品されているのは、規格外品として廃棄となってしまう旬の果物たち。果物は収穫〜出荷時に10〜50%が、何らかの基準に満たないという理由で、正規品からはじかれてしまう。少しでも廃棄を減らそうと、まだ食べられる果物を選別し、地元の直売所などで破格で販売するといった取り組みを行ってきたが、それでも売れ残ってしまったり、手間に見合わなかったりといった悩みが尽きなかったという。
そんな全国200以上の果樹農家の声を受け、出荷できなくても十分美味しい果物を全国の消費者にお手頃価格で届けられるFooLoをスタートさせた。痛みやすい果物だからこそ、注文〜収穫〜消費までのサイクルをスムーズにまわすことで、食品ロス削減や食育にも貢献できる。
出品する農家を支える仕組みとして、収穫前に予約が必要な「完全予約販売」という体制を採用した。規格外品が出てしまっても収益性を確保できるように、商品(訳あり品)が確保できたタイミングで発送されるという仕組みだ。出品されている果物は、平均で市場価格の30〜70%も安く販売される。送料は購入希望者と取引する農家と折半することで、互いを応援し合うようなかたちをとっている。
販売ページを覗いてみると、青森県産のりんごが2kgで996円(税込)や山形県産のラ・フランスが2.2kgで1,200円(税込)岡山県産の柿が1kgで1,080円など、旬の果物が注目商品として並んでいる。※2022年12月現在
個別ページには、商品の詳細説明やおすすめのレシピ、送料などが詳しく記載され、安心して注文できるよう工夫されているようだ。また、FooLoではサービスを応援してくれる「FooLo公式アンバサダー」も募集している。各種SNSを使って利用した様子や商品の感想などを拡散して欲しいとのこと。
歴史的な円安や不安定な世界経済の影響で、生活用品や食品、エネルギー価格の高騰が心配されている。少しでも生活費を浮かせたいと考える一方、なるべく添加物などが少ない、身体にいいものを食べたいという気持ちもあり、悩ましいところだ。そんなときこそ、新鮮で旬な果物が農家から直接購入できるFooLoのようなサービスは非常にありがたい。興味がある人は、ぜひ一度利用してみてはいかがだろうか。
【ウェブサイト】Foolo
【関連ページ】【2022年】サステナブルな返礼品が選べる!ふるさと納税おすすめサイト4選
【関連ページ】規格外野菜が廃棄されてしまう理由とは?購入できるサービスも紹介
【関連ページ】毎月のお楽しみ!ヴィーガンクッキーの詰め合わせが届く「ovgo Baker」のサブスクを試してみた
斉藤雄二
最新記事 by 斉藤雄二 (全て見る)
- 【2024年】Apple公式下取りサービス「Apple Trade in」とは? 実際に利用した様子と査定額も - 2024年10月7日
- 廃棄物から生まれた香り、チョコレートの残渣を使ったお香「カカオハスクのお香」販売開始 - 2024年9月30日
- 東京都、10月12日より都市課題をアートで表現する体験型展示会「エモーション・クロッシング展」開催 - 2024年9月27日