毎月のお楽しみ!ヴィーガンクッキーの詰め合わせが届く「ovgo Baker」のサブスクを試してみた

サブスクの箱

可能なかぎり環境に負荷のかからない形でヴィーガンクッキーを作っている、「ovgo Baker(オブゴベイカー)」が、サブスクリプションサービスを始めたということで試してみました!

ovgo Bakerは、理想のクッキーを追い求めて米国を旅した創業者の溝渕 由樹さんが、「卵もバターも使用せず、全て植物性でつくるヴィーガン仕様のやさしいアメリカン・クッキーを作りたい」という、旅を経て得た想いを実現するために2019年にスタートしたクッキーショップです。

大きさ、味ともに満足感が高く、フレーバーも個性派ぞろい、そのうえサステナブルなヴィーガンクッキーだというところが高く評価され、10代、20代を中心に人気を博しています。原宿や中軽井沢に店舗があり、全国各地での期間限定のポップアップショップや、オンラインショップでも展開しています。

サブスクサービスの「ovgo Baker EVERY DAY」スタート!

サブスクのクッキー
そんなovgo Bakerが、サブスクリプションサービスの「ovgo Baker EVERY DAY」を開始しました。月1回の配送で、枚数によって3種類から選べます。

ヴィーガンのお店が近くにない人におすすめ!

プラントベースやグルテンフリーに興味はあるけれど、お店が近くにあまりないといった人にとって、毎月定期的に届く「ovgo Baker EVERY DAY」は、日々の生活に取り入れるきっかけになります。また、作る側にとっては、あらかじめ生産する量が分かるので、食品ロスが出ないという利点も。

「ovgo Baker EVERY DAY」の中身は?

「ovgo Baker EVERY DAY」では、クッキーやグラノーラの味は選べず、毎月のおすすめが届きます。箱を開けるまで、何が入っているかなと言ったワクワク感も!自分では選ばないようなクッキーも、試してみることができます。また、「一度スタートすると、お休みしにくいのでは?」と思う方もいらっしゃいますが、その心配は無用。途中でキャンセルすることも可能です。

「ovgo Baker EVERY DAY」実食レポート!

今回、筆者が試したのはクッキー16枚とグラノーラ1袋(4食分)が入った「4/7 Doing Good(1週間に4日ちょっといいこと)」。カフェや米国への旅行で出会ったアメリカンスタイルのクッキーのイメージから「なんとなく味の想像がつくかも」と勝手に思っていたのですが、今回、いい意味でその想像を裏切られました。どのフレーバーも、口に入れるたびに予想を超える食感(サクサク感や柔らかさ)、工夫が伝わってくる風味と味のハーモニーが広がり、食べるたびに驚き、感動しました! 

ovgo Baker ナッティーチョコレートオートミール

クッキー
「ナッティーチョコレートオートミール」は、ナッツとチョコレートの組み合わせが絶妙の1枚で、「時々、ごほうび的にカフェラテとこれを朝ごはんにできたら幸せだなあ」と妄想しました。ovgo Bakerにはオートミールが入ったクッキーがたくさんあるのですが、オートミールはおいしいだけでなく、栄養価が高い点も嬉しいポイントです。

ovgo Baker シナモンダブルチョコレート

シナモンダブルチョコレートの袋なし
「これは間違いなくおいしだろう」と思って、おやつタイムのお供に選んだシナモンダブルチョコレートクッキーも、予想を超えたおいしさでした。カフェなどでよく見かける、アメリカンスタイルのソフトクッキーなのですが、食べた瞬間にチョコの生地とチョコチップの風味が溶け合い、幸せな気分になりました。海外を旅した時に出会ったクッキーを思い起こし「うわあ、久しぶり!おいしい!!」と大感動。コーヒーとの相性も抜群です。

ovgo Baker シナモンレーズンオートミール

レーズンとオートミールのクッキー
シナモン、レーズン、オートミールは自分でもクッキーを焼く時のレシピにもある組み合せなので「こんな味だろうな……」と食べる前になんとなくのイメージを思い描いていたのですが、さすが、プロのお仕事。口に入れた瞬間、サクサクのオートミールの食感が口いっぱいに広がり、そのあとにレーズン、シナモン、ほんの少しのラム酒の風味が鼻腔から伝わってきて「シンプルな組み合わせのクッキーが、こんなにおいしくなるんだ!」と感動しました。大きいので食べ応えもあり、朝ごはんや軽食がわりも良さそうです。

個性的なフレーバーも!

ブラックペッパー
これまで食べたことがないフレーバーも、驚きの連続でした。上の写真の「シュガーブラックペッパー」は、ブラックペッパーがトッピングされたソフトクッキー。甘さとブラックペッパーの刺激が不思議とマッチしていて、あっという間に食べ終えてしまいました。また食べたくなる、なんだか中毒性のあるクッキーです!

「ローズマリーココナッツオートミール」も衝撃的なおいしさでした。今までローズマリーが入ったお菓子や料理で感動したことが少なく「ローズマリーがクッキーと合うのだろうか?」と半信半疑で食べてみたのですが、ローズマリーとココナツのバランスがとてもよく期待以上のおいしさでした。ハーブが入ったクッキーは初めて食べた中学生の娘も「これ、おいしいね!」と、喜んでパクパク食べていました。

なお、原材料はこんな感じです。私たちが普段のおかしづくりで使う材料ばかりなので、安心感があります。
原材料の表記

安定のおいしさのovgo Baker「グラノーラ」

グラノーラ
グラノーラはサクサクの食感のオーツ麦とレーズンなどのドライフルーツのバランスがよく、朝ごはんにぴったり。そのまま食べても、ヨーグルトに合わせて食べてもおいしかったです。

ovgo Bakerのコンセプトは?

「ovgo Baker EVERY DAY」は、すべての味のレビューをお伝えしたいほど、その食べ応えと味に感動したのですが、企業としての姿勢も素晴らしく、感銘を受けました。

ovgo Bakerのコンセプトは、「クッキー」を通じて、みんなにとって「たのしくてやさしい気持ちになれる世界」をつくること。そして「誰も取り残されない社会と、環境や動物、あらゆる人々みんなのやさしい未来に向かっておいしくてやさしい食の楽しい選択肢を提供する」と、宣言しています。

そのため、クッキーは100%プラントベース(植物性)で、できる限りオーガニックを選び、国内で生産しています。オーガニックを「できるかぎり」にしているのは、下記の理由からです。

  • 国内でオーガニックと言えるのは有機認証を取っている食材だけだが、その認証をとるには手間、時間、お金がかかるので、すべてのオーガニック栽培の農家さんがとっているわけではないから
  • オーガニックの食材は日本では数が限られていて、オーガニックにしようとすると輸入品が多くなるが、それがCO2排出につながる輸送と価格に上乗せされる。それを考えると、オーガニックであることは絶対条件ではないから
  • (参照:ovgo Baker friendly Handbook

    そのうえで「日々よりよい食材にあった際には、できる限り有機の食材を使用する」ことも明記されており、できるかぎり努力を重ねていきたいという想いが伝わってきました。

    その他にも、お互いの違いを認め合い、多様性を受け入れる職場にするという方針も書かれていて「こういうハッピーな職場で作られたものを食べられるのは、いいな!」と思いました。

    ovgo Bakerのハッピーの輪に加わってみては?

    もともとアメリカンスタイルのクッキーが好きなので、ovgo Bakerのクッキーは届く前から「きっと、おいしいだろうな」と期待を抱いていたのですが、試してみて、期待を上回る味、大きさ、食べ応えの虜になりました。しかもクッキーを食べることがサステナブルな環境や社会につながるなんて、なんて素敵なのでしょう!「ハッピー」しかないクッキーだな、と感じました。

    毎日のおやつや間食、朝ごはん、それに友人知人へのプレゼントにもぴったりのovgo Bakerのヴィーガンクッキー。ぜひ食べてみてください!

    【参照サイト】ovgo Baker Online Store
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    曽我 美穂

    曽我 美穂(そが みほ)。2008年にエコライター・エディター・翻訳者として独立。雑誌やウェブサイトで編集、撮影、執筆、翻訳などをおこなっている。主なテーマはエコな暮らしやSDGs、環境問題。私生活では2009年生まれの娘と2012年生まれの息子の二児の母でもある。現在、富山県在住。個人サイト:https://sogamiho.mystrikingly.com/