「本を売るだけで子どもに笑顔を届ける」バリューブックスが12月に「ブックギフト月間」開催

バリューブックス

長野県上田市に本社を置く株式会社バリューブックスは、2024年12月1日から31日までの1か月間、「ブックギフト月間」を実施する。この取り組みは、本の買取査定額の10%を同社が負担し、全国の子どもに本を贈るプロジェクトだ。経済的困難や地域環境により本に触れる機会が少ない子どもに本を届けることで、読書体験の格差を埋めることを目的としている。

この活動は、バリューブックスが2009年に開始した「ブックギフト」プロジェクトを発展させたものだ。当初は古紙として回収される予定だった本を有効活用する形で始まった取り組みで、2022年からは本の買取販売事業を通じて「ブックギフト月間」として定期的に展開されている。昨年は約9,000冊の本が贈られ、2024年は12,000冊を目標としている。

「ブックギフト月間」の12月中に本の買取を申し込むだけで、自動で本を贈る活動に参加できる。買取額は通常通り、利用者に全額支払われ、バリューブックスが査定金額の10%分を負担して本を購入し、NPO団体や書店を通じて子どもに届ける。

株式会社バリューブックスは、読書を通じた学びや楽しみの場を広げることを企業の使命とし、古本の買取・販売を中核に、店舗運営や寄付事業、出版活動まで、多岐にわたる事業を展開している。環境への配慮や社会的課題の解決に寄与しながら、より良い本の循環を目指している。

「ブックギフト月間」は、子どもの未来に本の力を届ける活動だ。この機会に本を買取に出し、新しい読書体験を支援することで、子どもに笑顔を届けてみてはいかがだろうか。

【参照ページ】特設サイト

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Life Hugger 編集部

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