スターバックスコーヒージャパンが、一部を除いた全国約750店舗で、同社製プラスチック製のタンブラーやボトル、カップの無料回収プログラムを実施中だ。期間は9月26日(月)〜10月31日(月)の約1ヶ月間となっている。
参加方法はシンプルで、スターバックス店舗などで過去に購入したプラスチック製タンブラーをレジまで持っていくだけ。タンブラーと引き換えには、新しいドリンクウェア商品(タンブラーなど)を5%割引で購入できるクーポンが受け取れる。
回収対象商品は、海外製を含むスターバックスのプラスチックタンブラー、ボトル、カップ、マグ。チャームやストローといったアクセサリーが付いていても構わないとのこと。また、フタなしや底面にラバーが付いているもの、リユーザブルカップも対象だ。持っていく際は、家庭で洗浄して欲しいとしている。
一方、対象外はステンレスや陶器のようなプラスチック以外の素材、他社製品(素材問わず)、フタのみだ。他社製品と見分けるコツとしては、商品にスターバックス社のロゴ(旧ロゴ含む)が入っているものは対象商品となる。
クーポンの使用期限は1ヶ月まで、他のクーポンとの併用は不可、オンラインストアでは使用できないとのことなので注意が必要だ。
同プログラムは、2021年6月〜8月にも500店舗で実施されており、集まったタンブラーは同社初の「リサイクルグッズ」として、コースターやコーヒー豆用バッグ、マグカップなどに生まれ変わっている。公式サイトでは、回収した素材からコースターが出来上がるまでのストーリーも公開。「回収拠点を(第1回目よりも)もっと多くの店舗に広げたい」とも語っており、今回それが実現された形だ。
企業が営利の追求だけでなく、自社製品を含めたすべてに社会的責任を持つ「CSR」という考え方は、少しずつ広まってきたのではと感じる。サステナブルに関心があるソーシャルベンチャーに加えて、一般的によく知られる大企業の取り組みを紹介するケースも増えてきた。
SDGs17の目標「つくる責任 つかう責任」にもあるように、企業とユーザーが積極的に協力することで、取り組みへのハードルもより下がりやすいのではないだろうか。不要なタンブラーが自宅に眠っている人は、次回来店時にぜひ持参してみよう。
【参照サイト】:スターバックスコーヒージャパン
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斉藤雄二
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