フードロスを減らそう!ミツカンが賞味期限表示を「年月日」から「年月」に変更

ミツカングループの株式会社Mizkan(以下、ミツカン)が、食品業界全体での「フードロス削減」や「物流効率化」を目的に、家庭用飲料の一部商品の賞味期限表示を「年月日」から「年月」表示に変更することを発表しました。

【現在】【変更後】
印字例2020.10.2020年10月
読み方賞味期限:2020年10月20日賞味期限:2020年10月末日
りんご黒酢

今回の対象商品は、「りんご黒酢」や「フルーティス ざくろラズベリー」など、家庭用食酢飲料10品。それぞれ2021年1月生産分より、順次表示の切り替えが行われます。

また、賞味期限が「年月」表示になることに加え、対象商品の賞味期間も現在の360日から390日に変更されました。

年月表示に変わることで賞味期限は月末まで延びることになり、食品ロスを削減することができます。また、同月に生産された製品の賞味期限がそろうことで、配送や在庫管理など物流の効率化が期待できます。

平成29年度の農林水産省の推計値によると日本の食品廃棄物等は年間2,550万トンあり、その中でも、まだ食べられるのに捨てられる食品「食品ロス(フードロス)」の量は年間612万トンにもなります。

近年食品業界では、賞味期限を年月表示にする動きが相次いでいます。このような企業の取り組みが広がっていくことで、フードロスが少しでも軽減されることに期待です。

【ウェブサイト】ミツカン
【参照ページ】食品ロスとは:農林水産省
【参照ページ】食品ロス量(平成29年度推計値)の公表について:農林水産省

The following two tabs change content below.

Life Hugger 編集部

Life Hugger(ライフハガー)は暮らしを楽しむヒントを紹介するウェブマガジンです。消費や暮らしをサステナブルな方向へと変えていきたいと考えている人に向け、サステナブルなライフスタイル、丁寧な暮らし、子育て、農と緑、健康、家事、レジャーなどに関する情報を紹介しています。
InstagramTwitter